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<title>trivialities &amp; realities</title>
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<description>些細なことの中に真実がある（こともある）</description>
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<title>『陽の光が消えた町で』ナオミ・クリッツァー（書評）</title>
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<description>【6月9日 記】 この辺のジャンルには詳しくないので全然知らなかったのだが、ナオミ・クリッツァーはアメリカで今一番人気のある SF作家のひとりなのだそうだ。そして、この本はヒューゴー賞をはじめとする様...</description>
<content:encoded><![CDATA[<p>【6月9日 記】 この辺のジャンルには詳しくないので全然知らなかったのだが、ナオミ・クリッツァーはアメリカで今一番人気のある SF作家のひとりなのだそうだ。そして、この本はヒューゴー賞をはじめとする様々な賞を獲った６作品を集めた、日本独自の短編集とのことだ。<a href="https://amzn.to/4xid8o6" target="_blank" rel="noopener"><img style="height: 200px; margin: 10px 0px 5px 10px; float: right;" src="https://m.media-amazon.com/images/I/91K6im9BOcL._SL1500_.jpg" /></a></p>
<p>SF と言っても、ここにある６篇においては、宇宙に行くでもなく、タイムマシンに乗るでもなく、アンドロイドが登場するわけでもなく、そういう意味ではそれほど SFっぽい作品ではない。</p>
<p>ただ、その設定はある意味確かに SF的であり、作品によってはファンタジーっぽくもある。</p>]]><![CDATA[<p>最初の『小さな図書館の司書さまへ』は、一番 SFっぽくなくて、トーンとしては児童文学のような感じがある。</p>
<p>表題作の『陽の光が消えた町で』は大災害のあとに力を合せて生き抜く市民を描いたもので、設定こそ SF であるが、描かれるのはいつの時代にも、どこの場所でも変わらぬ、人間の本性である。</p>
<p>『怪物』はかなりミステリっぽい、ホラーっぽい風合いもある作品で、この３作目を読む辺りから僕はどんどん引き込まれて行った。</p>
<p>その次の『報酬は猫の写真で』が最初にヒューゴー賞を獲った出世作らしいのだが、これは軽いユーモアとペーソスを散りばめた可愛らしい作品。</p>
<p>『海を見渡す四姉妹』は、読み始めた辺りでは予想もできなかった展開に進み、最後は謎と余韻を残したまま終わる、これこそ著者の力量をはっきりと見せてくれた作品ではないかと思う。</p>
<p>最後の『アルゴリズムでよりよい生活を』は AI社会のもたらす危うい点を微妙なタッチで描いており、ああ、なるほど、こういう筆致の作家なのか！と感心してしまった。</p>
<p>なんか、圧倒的なものは感じないのだが、じわじわと沁みてくるような不思議な作風の、達者な作家だった。</p>]]></content:encoded>


<dc:subject>書評（26）</dc:subject>

<dc:creator>yama_eigh</dc:creator>
<dc:date>2026-06-10T00:00:00+09:00</dc:date>
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<item rdf:about="https://trivial.way-nifty.com/trivialities/2026/06/post-b182f5.html">
<title>映画『FUJIKO』</title>
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<description>【6月9日 記】  映画『FUJIKO』を観てきた。
僕は大抵の場合、監督で映画を選んでいるが、今回の木村太一という人は全く知らない監督だ。帰宅してパンフレットを読むと、どういういきさつだかは知らない...</description>
<content:encoded><![CDATA[<p>【6月9日 記】  映画『FUJIKO』を観てきた。</p>
<p>僕は大抵の場合、監督で映画を選んでいるが、今回の木村太一という人は全く知らない監督だ。帰宅してパンフレットを読むと、どういういきさつだかは知らないが、12歳で単身渡英して映画制作を学んだと書いてある。</p>
<p>エンディング・クレジットに「MUSIC “Dear Chiyo” 作曲 常田大希」という名前を見つけて驚いたのだが、監督はこれまでミュージック・ビデオをたくさん撮って来た人で、King Gnu の作品も手がけているらしい。</p>
<p>さて、今回の僕の目当ては主演の片山友希である。</p>
<p>それほど有名な役者ではなく、これまでに主演は１作だけ。代表作としては賞を獲った<a href="https://trivial.way-nifty.com/trivialities/2021/05/post-866734.html">『茜色に焼かれる』</a>（2021年、石井裕也監督）が挙げられることが多いが、僕がはっきりと注目し始めたのはその少し前の<a href="https://trivial.way-nifty.com/trivialities/2020/08/post-f16549.html">『君が世界のはじまり』</a>（2020年、ふくだももこ監督）からかな。</p>
<p>今回の共演者であるリリー・フランキーは彼女についてこんなことを言っている。</p>
<blockquote>
<p>いい女優さんですよね。掴みどころがなくて。いい感じに空気に漂っている。普通こうなったら収まるだろうなという風にはならない。そこがいいなと思いますね。</p>
</blockquote>
<p>そう、そんな感じ。とっても雰囲気のある女優だと思う。</p>
<p>今回の映画は監督の母親をモデルにしているらしい。</p>
<p>冒頭はアニメ。精子が卵子に向かって泳いで行くデザインから、最後は赤ん坊の絵になって、主人公の富士子（片山友希）が激しい雷雨の日に女の子を産むシーンへと繋がって行く。</p>
<p>時代設定は 1977年からの数年。中ピ連が国政選挙に立候補者を立て、人々がカセットテープ+ウォークマンで音楽を聴き始め、お風呂場にはバスボンが置いてある時代である（こういう小道具が嬉しい）。</p>]]><![CDATA[<p>富士子の夫の家はクリーニング店を経営しており、姑（YOU）はとんでもないクソババアで、小姑もそれに輪をかけた悪党で、赤ん坊の世話をしていた富士子を無理やり呼びつけて店を手伝わせ、挙句の果てに子供を奪ってしまう。夫は２人の尻に敷かれて全く頼りにならない。</p>
<p>それを知った富士子の肝っ玉母さん（岸本加世子）が娘を連れて乗り込み、お互いに罵り合い、お茶をぶっかけ合って、でも、最後には富士子を離婚させて、子供はしっかり取り戻す。</p>
<p>しかし、富士子は実母との同居を潔しとせず、何の当てもないのに娘を抱いて家を飛び出す。</p>
<p>この辺のテンポがすごい。全員がいっぺんに喋って、誰が何を言っているか聞き取れないくらいの罵倒の応酬。そして、映画冒頭からずっと鳴っているロックンロール、あるいはハードロック。</p>
<p>これは富士子の父親（うじきつよし）が昔音楽をやっていたという設定に繋がっている。</p>
<p>彼はいまや半身不随になってしまった体で、顔を歪めながら、夜中に必死でギターを弾こうとしていて、そこにやってきた富士子がギターを受け取ってきれいなライン・クリシェのコードをかき鳴らすところがとても美しい。</p>
<p>音楽の要素はずっと続いていて、父親の死後に父親が録音して遺したレコードを聴くシーンがあるのだが、この曲を手がけたのが常田大希で、そのギターソロのハードロックぶりに心が揺さぶられた。そして、このシーンも圧倒的なアニメになっている。</p>
<p>何年ぶりかで元夫と再会する喫茶店のシーンで、夫の顔の斜め半分にしか陽が当たっていないのは秀逸な画だった。</p>
<p>富士子は決して良識のある強い女なんかではなくて、すぐに取り乱して一時の感情で突っ走ってしまう。</p>
<p>お金がないのでヤバい仕事にも手を出すし、保険の外交員をやっていたときにはえげつない泣き落としで攻めるし、近所の蕎麦屋のおやじ（イッセー尾形）に「お金がないんだったら、いつでも食べに来い」と言われたら、その言葉に甘えて、娘を連れて毎日タダメシを食べに行くし、言うことを聞かない娘を思いっきりひっぱたくし、という結構むちゃくちゃな女である。</p>
<p>だが、そこに嫌悪感は湧かない。むしろ、清々しくなるくらいだ。富士子を庇う喫茶店主の役で出演していて、本作のプロデューサーでもある<span> MEGUMI </span>は「女性の辛さをわかってほしいという映画にはしたくなかった」と言っている。</p>
<p>うん、分かる、その意図。大丈夫、そういう映画にはなっていない。とてもエネルギッシュで、胸がすくような、そして、片山友希の魅力全開の、とても良い作品だった。</p>]]></content:encoded>


<dc:subject>映画・テレビ評（26）</dc:subject>

<dc:creator>yama_eigh</dc:creator>
<dc:date>2026-06-09T15:23:45+09:00</dc:date>
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<item rdf:about="https://trivial.way-nifty.com/trivialities/2026/06/post-1a2afd.html">
<title>TOHO-ONE</title>
<link>https://trivial.way-nifty.com/trivialities/2026/06/post-1a2afd.html</link>
<description>【6月8日 記】 「６本観たら１本無料」の TOHOシネマズのシネマイレージとポイントプログラムが TOHO-ONE に統合されて、果たしてユーザとしては、と言うより、僕としては前より得しているのか損...</description>
<content:encoded><![CDATA[<p>【6月8日 記】 「６本観たら１本無料」の TOHOシネマズのシネマイレージとポイントプログラムが TOHO-ONE に統合されて、果たしてユーザとしては、と言うより、僕としては前より得しているのか損しているのか、今まであまり気にせずに使ってきたが、突然気になって、自分の履歴をチェックしてみた。</p>
<p>ふむ、これは明らかに前より得である（ま、もちろん東宝系の映画館で年間２～３本しか映画を見ないような人は、恩恵に浴することはできないのかもしれないが、それは前から同じである）。</p>
<p>今までは冒頭に書いたように映画を６本観たら次の１本が無料になった。そして、それに加えて、映画の分数に応じて、例えば 115分の映画を観たら 115マイルもらえて、それが 1000マイル溜まると、例えばポップコーンＳサイズと交換できるというようなシステムだった。</p>
<p>さらに飲食物やパンフレット、ノベルティなどを購入すると抽選ができたのだが、これは当たっても映画鑑賞料金の割引である場合が多かった。</p>
<p>どんな割引も通常はシニア料金には適用されないし、一般料金に割引を適用したものよりシニア料金のほうが安いので、僕にとっては何の意味もない。</p>]]><![CDATA[<p>それが TOHO-ONE になって、全ての購入がひとつのポイント制に合算されるようになった。</p>
<p>映画鑑賞は１分につき１マイルではなく 100円につき２ポイントである。その割合は飲食物やパンフレット、ノベルティなどの購入に等しく適用される。</p>
<p>それだけではなくて、日比谷シャンテでの買い物（まあ、僕は１年に１回ぐらいしか買わないけど）や食事、東宝系の劇場での観劇などにも適用されて、ポイントが溜まる。</p>
<p>そのボイントが、シニアの場合は 150ポイント溜まると映画を１本見ることができる。もちろん 80ポイントをポップコーンＳと交換しても構わない。</p>
<p>僕の場合は原則として毎回パンフレットを買うので、これが馬鹿にならない。たまに鑑賞料金よりパンフレットの値段のほうが高かったりすることもあるので、大雑把に言って１回の鑑賞で映画２本分のポイントが溜まる。</p>
<p>昼をまたぐ時間帯の場合はホットドッグ・セットを買うことも多い。そうすると映画３本分だ。</p>
<p>そのペースで行くと、前のポイント・システムより早く「１本無料」に到達する。</p>
<p>これは良いシステムに変えてくれた。</p>
<p>ただひとつ好きになれないのは TOHO-ONE というネーミング。</p>
<p>最近では NHK ONE とか Google One とか、やたらとワンがつくサービス名が増えている。「バラバラに分かれていたものをひとつに統合した」という意味合いなんだろうけれど、どうもイケてないなあという気がする。「まるっと TOHO」とかのほうがいいんじゃねーの？（スマートな名前ではないけどね）</p>
<p>NHK ONE なんて、全然ひとつにできていないしね。</p>]]></content:encoded>


<dc:subject>日記・コラム・つぶやき</dc:subject>
<dc:subject>映画・テレビ考</dc:subject>

<dc:creator>yama_eigh</dc:creator>
<dc:date>2026-06-08T13:04:06+09:00</dc:date>
</item>
<item rdf:about="https://trivial.way-nifty.com/trivialities/2026/06/post-59f033.html">
<title>映画『劇場版モノノ怪 蛇神』</title>
<link>https://trivial.way-nifty.com/trivialities/2026/06/post-59f033.html</link>
<description>【6月7日 記】  映画『劇場版モノノ怪 蛇神』を観てきた。『唐傘』、『火鼠』に続く、これが第３弾。劇場はほぼ満席。
しかし、それにしても女性客が多いので驚いた。８割方が若い女性である。第１作、第２作...</description>
<content:encoded><![CDATA[<p>【6月7日 記】  映画『劇場版モノノ怪 蛇神』を観てきた。<a href="https://trivial.way-nifty.com/trivialities/2024/07/post-4305dc.html">『唐傘』</a>、<a href="https://trivial.way-nifty.com/trivialities/2025/03/post-1a4e9d.html">『火鼠』</a>に続く、これが第３弾。劇場はほぼ満席。</p>
<p>しかし、それにしても女性客が多いので驚いた。８割方が若い女性である。第１作、第２作もこんなに女性が多かったのだろうか？ こういうのって女性に受けるの？</p>
<p>さて、今回も過去２作同様、怒涛の画作りである。</p>
<p>透過性のある和紙、それも漉き紙をレイヤーに重ねて描いたような構成。</p>
<p>和の伝統的な色合いと中華のデザインに、西洋のパステル・カラーを合成したかのような色使い。</p>
<p>日本建築に日本の建具、しかし、あの時代の日本には決してなかったであろう様々な意匠と極彩色。</p>
<p>描かれる顔は西洋風だが、髪は日本髪で、着ているのはきもの。しかし、そこにもかなり現代的なアレンジを加えてある。髪も目も黒ではない。この辺りも極めてアニメ的。</p>
<p>そして、目まぐるしく動く構図。ぐるぐる回る。ぐらぐら揺れる。奥から手前に飛び出してくる。人が飛び上がって落ちてくる。人は動かずに背景が急展開する。頭がクラクラするぐらいの猛スピード。</p>
<p>三角形をモチーフに、それを組合せて長い紐状に編んだ蛇神。そこに薬売りが撒き散らす長方形の無数の護符が縦横きれいに配列して不吉なもの全てに張り付く。</p>]]><![CDATA[<p>ストーリーは過去２作と同様、大奥に巣食った物の怪（今回は蛇神）を祓うというもの。何故その邪悪なものが生まれたのか、というところに物語のダイナミクスがある。</p>
<p>薬売りに神谷浩史、御台所に種崎敦美、天子に入野自由、司祭・溝呂木に津田健次郎と、僕でも知っているスター声優が並んでいる。</p>
<p>まあ、なんという艶やかでスリリングな絵巻だろうか。今回も堪能した。</p>
<p>今回のエンドロールもまた、字幕は右から左に、背景は（今回は回転ではなく、横滑りだが）左から右に流れて行く形で、EDテーマは今回もアイナ・ジ・エンド。これまた楽しいオマケだ。</p>
<p>これまではかなり間を空けて、前作の記憶が薄れた状態で３本を見通してきたが、いつの日か、あまり間を置かずに３本通して観てみたいと思う。</p>
<p>日本が誇る傑作アニメ・シリーズだと言って良いと思う。</p>]]></content:encoded>


<dc:subject>映画・テレビ評（26）</dc:subject>

<dc:creator>yama_eigh</dc:creator>
<dc:date>2026-06-07T17:02:08+09:00</dc:date>
</item>
<item rdf:about="https://trivial.way-nifty.com/trivialities/2026/06/post-4d3307.html">
<title>折りパケ</title>
<link>https://trivial.way-nifty.com/trivialities/2026/06/post-4d3307.html</link>
<description>【6月5日 記】  カルビーがかなり前から「折りパケ」という運動をやっている。
「折りパケ」とは何かと言うと、食品パッケージのプラスティックの袋をそのまま捨てるとかさばるので、折って畳んで小さくしてか...</description>
<content:encoded><![CDATA[<p>【6月5日 記】  カルビーがかなり前から「折りパケ」という運動をやっている。</p>
<p>「折りパケ」とは何かと言うと、食品パッケージのプラスティックの袋をそのまま捨てるとかさばるので、折って畳んで小さくしてから捨てましょう、という運動である。</p>
<p>折り方を文章で説明するのも面倒なので、この辺り ↓ のページから探して読んでみてほしい。</p>
<p><a href="https://www.calbee.co.jp/lbeeprogram/howto/" target="_blamk">カルビー ルビープログラム</a></p>
<p>僕もフルグラをよく食べるのでこれをやりだした。一時はそれを写真に撮って、キャンペーンに応募して、ポイントをもらうというようなこともやったが、今はもうやっていない（報酬があまりにショボいからｗ）。</p>
<p>ただ、パッケージを折るのはいつしか習慣になって、今も続けている。</p>]]><![CDATA[<p>そして、最近では僕は、その「折りパケ」をカルビー以外の製品のパッケージにも施すようになってきた。何故なら、プラスティックごみがすぐにゴミ袋いっぱいになってしまうからだ。</p>
<p>パッケージを折ってから捨てると、確かにごみの分量は如実に減る。だから最近では、ある程度以上大きいプラスティックの袋を見ると、片っ端から折っている。</p>
<p>パッケージを折ってゴミに出すことが、ごみを収集したり、再生・再利用したりする仕事に就いている人たちにとって、ありがたいのか迷惑なのか、はたまたどっちでも構わないのか、その辺のことは分からないのだが。</p>]]></content:encoded>


<dc:subject>住まい・インテリア</dc:subject>
<dc:subject>日記・コラム・つぶやき</dc:subject>

<dc:creator>yama_eigh</dc:creator>
<dc:date>2026-06-05T15:22:07+09:00</dc:date>
</item>
<item rdf:about="https://trivial.way-nifty.com/trivialities/2026/06/post-9588e6.html">
<title>若者にはアンケートが通用しなくなっている件</title>
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<description>【6月3日 記】  先日とあるイベントで登壇していた調査関係の仕事をしている人が言っていた話：
Twitter分析など、ネット上に上がっている言説だけを取り上げて分析していると、それは往々にして何かに...</description>
<content:encoded><![CDATA[<p>【6月3日 記】  先日とあるイベントで登壇していた調査関係の仕事をしている人が言っていた話：</p>
<p>Twitter分析など、ネット上に上がっている言説だけを取り上げて分析していると、それは往々にして何かにつけて書き込みをしてくる、ごく少数の、所謂 noisy minority の意見しか反映していないことが多い。</p>
<p>そういう方法では多数を占めている silent majority の意向は掴めないのである。</p>
<p>では、どうするかと言うと、そんな風に積極的・自発的に書き込む層だけではなく、無作為に抽出した、汎ゆる階層の人に対してアンケートを実施することになるわけだが、若い層に関しては最近大きな問題が持ち上がっているのだそうだ。</p>
<p>最近の若い人たちはとにかくコスパ／タイパ重視で、少しでも長い文章は読まなくなっている。</p>
<p>そのため長めの文章に対する読解力が大幅に落ちていて、設問の意味が理解できずにトンチンカンな回答をしてくる例が続発しているのだそうだ。</p>
<p>だから、アンケートという手法では若者に対する適切な調査ができなくなっているとのこと。</p>
<p>母語である日本語の読解力がそこまで落ちているとは！ 仰天するしかない。</p>]]><![CDATA[<p>そうすると、あとはインタビューで掘り下げるしかない。</p>
<p>一番手間のかかる調査手法であるが、これは本来いろいろな調査結果を見て仮説を立てた上で、その仮説を検証するために実施することが多かった方法である。</p>
<p>若者たちに対しては、その方法を最初から使うしかなくなっているのだそうだ。</p>
<p> </p>
<p>うむ、日本は大丈夫なんだろうか？</p>]]></content:encoded>


<dc:subject>日記・コラム・つぶやき</dc:subject>
<dc:subject>ことば</dc:subject>

<dc:creator>yama_eigh</dc:creator>
<dc:date>2026-06-03T15:17:15+09:00</dc:date>
</item>
<item rdf:about="https://trivial.way-nifty.com/trivialities/2026/06/post-40443f.html">
<title>日本語版 Grammarly の災厄</title>
<link>https://trivial.way-nifty.com/trivialities/2026/06/post-40443f.html</link>
<description>【6月2日 記】  僕は英語の文章を書くときに Grammarly というアプリを使っている。Free AI Writing Assistance というキャッチフレーズがついており、書いた英文上の誤...</description>
<content:encoded><![CDATA[<p>【6月2日 記】  僕は英語の文章を書くときに <span>Grammarly </span>というアプリを使っている。Free AI Writing Assistance というキャッチフレーズがついており、書いた英文上の誤りを指摘して正してくれるアプリである。僕としてはかなり重宝している。</p>
<p>有料にすれば、単に誤りを正すだけではなく、誤ってはいないがあまり巧くない表現をもっと分かりやすくスマートな表現に直してくれるのであるが、僕はそこまでは望まない。無料版で充分である。</p>
<p>そのアプリが、最近日本語を対象とするベータ版を出したようなのだ。僕は別に登録したわけでも設定を加えたわけでもないのだが、急に僕が書いた日本語にも訂正を入れるようになってしまって、これが鬱陶しいのである。</p>
<p>このアプリが正しい表現としている範囲が極めて狭く、別に良いじゃないかと思うような表現を修正してくる。</p>
<p>句読点の打ち方などが典型的なのだが、それ以外でもいろいろとうるさい。</p>
<p>今日は「プラスティック」と書いたら「プラスチック」に訂正せよと言ってきた。より英語の発音に近い「プラスティック」は日本語として間違っていると言うのである。</p>]]><![CDATA[<p>このブログに書評を書くときに、読んだ本から引用することも少なくないのだが、僕が引用したプロの作家の文章に対しても、「ここに読点を打て」などとずけずけ赤を入れてくる。</p>
<p>読点の打ち方にはある意味模範は存在するのだろうが、「これ以外は許さない」と言う厳格なルールなどないはずだ。プロの作家に対して失礼な気さえする。</p>
<p>もちろん英語のときにも日本語のときにも dismiss というボタンは表示されるので、それをクリックすれば余計なお節介は消えるのだが、とは言え鬱陶しい。</p>
<p>逆に考えると、英語ネイティブたちはこの Grammarly を同じように鬱陶しく感じるのかな？と思ったりもするのだが、僕のような英語学習者としてはこれはこれで結構役立っている。</p>
<p>だから、英語では今のままで良い。その一方で、日本語を書いているときには出てきてほしくないのだが、それを可能にする設定がないようなのだ。早くそのボタンを作ってくれないだろうか。</p>]]></content:encoded>


<dc:subject>ウェブログ・ココログ関連</dc:subject>
<dc:subject>パソコン・インターネット</dc:subject>
<dc:subject>日記・コラム・つぶやき</dc:subject>

<dc:creator>yama_eigh</dc:creator>
<dc:date>2026-06-02T14:52:36+09:00</dc:date>
</item>
<item rdf:about="https://trivial.way-nifty.com/trivialities/2026/05/post-b46280.html">
<title>５月のお楽しみ</title>
<link>https://trivial.way-nifty.com/trivialities/2026/05/post-b46280.html</link>
<description>【5月31日 記】 今日で５月も終わりだが、今月はいろんな所に行った。こんなにあちこちに足を伸ばすことはもうあんまりないだろうから、ちょっと備忘録風に。...</description>
<content:encoded><![CDATA[<p>【5月31日 記】 今日で５月も終わりだが、今月はいろんな所に行った。こんなにあちこちに足を伸ばすことはもうあんまりないだろうから、ちょっと備忘録風に。</p>]]><![CDATA[<p>5/11（月）「MANGALOGUE：火の鳥」 ＠MoN Takanawa: The Musium of Narratives</p>
<p>5/19（火）東京建築祭：青山・カナダ大使館と日比谷OKUROJI</p>
<p>5/20（水）蔵前・江戸東京博物館～亀戸・珈琲道場「侍」～小村井・キラキラ橘商店街</p>
<p>5/23（土）東京建築祭タイムリープクルーズ ＠秋葉原・和泉橋防災船着場（神田川）～万世橋～昌平橋～聖橋～水道橋～後楽橋～（日本橋川）～堀留橋～俎橋～雉子橋～一ツ橋～神田橋～日本橋～江戸橋～茅場橋～（隅田川）～佃大橋～勝鬨橋～築地大橋～浜離宮</p>
<p>5/29（金）等々力渓谷～満願寺</p>
<p>5/30（土）千住大橋・足立市場「とくだ屋」～柴又・帝釈天、渥美清記念館、山田洋次ミュージアム、山本亭</p>
<p>東京は広い。</p>]]></content:encoded>


<dc:subject>文化・芸術</dc:subject>
<dc:subject>旅行・地域</dc:subject>
<dc:subject>日記・コラム・つぶやき</dc:subject>
<dc:subject>文学・歴史</dc:subject>

<dc:creator>yama_eigh</dc:creator>
<dc:date>2026-05-31T11:23:33+09:00</dc:date>
</item>
<item rdf:about="https://trivial.way-nifty.com/trivialities/2026/05/post-ff54cf.html">
<title>『俺の恋バナを聞いてくれ』新川帆立（書評）</title>
<link>https://trivial.way-nifty.com/trivialities/2026/05/post-ff54cf.html</link>
<description>【5月27日 記】 前に読んだ『女の国会』が面白かったからまた読んでみる気になったのだが、新川帆立がどういう出自の作家なのかは把握していなかった。多分『女の国会』の巻末には略歴が記してあっただろうから...</description>
<content:encoded><![CDATA[<p>【5月27日 記】 前に読んだ『女の国会』が面白かったからまた読んでみる気になったのだが、新川帆立がどういう出自の作家なのかは把握していなかった。多分『女の国会』の巻末には略歴が記してあっただろうから、それを読んだはずなのだが、記憶に残っていなかった。<a href="https://amzn.to/3RuGI9z" target="_blank" rel="noopener"><img style="height: 200px; margin: 10px 0px 5px 10px; float: right;" src="https://m.media-amazon.com/images/I/81H2wl6WP0L._SL1500_.jpg" /></a></p>
<p>今回この本を読み終えて改めて巻末の略歴を読み、ウィキを引いてみたら、東大卒の元弁護士で、デビュー作の小説で第19回「このミステリーがすごい!」大賞を受賞したと言う。そして、『女の国会』は山本周五郎賞の受賞作である。なんと幅広い。</p>
<p>この本は６作からなる短編集だが、その第５話「ハングレ」が、もちろん表題である統一テーマに沿った恋愛の話ではあるが、結構本格的なミステリ仕立てになっていて僕は驚いたのだが、なるほど、元々そういう作家だったのかと納得した（確かに『女の国会』にも謎解きはあった。僕はそこにはあまり着目していなかったが）。</p>
<p>おまけに、さらに調べてみると、新川は司法修習中に最高位戦日本プロ麻雀協会プロテストに首席で合格し、１年間だけプロ雀士として活動したと言うから、これまたびっくりである。麻雀小説も書いているようだから、それも読みたくなってきた。</p>
<p>話をこの本に戻すと、これは６人の男性の恋バナを綴った本である。それぞれの主人公は 19歳から 49歳まで。職業はコンサル、無職、院生、医師、大学生、漫画家とバラエティに富んでいるが、いずれも「ちょっと、それ、どうよ」と思わせるところのある人物である。</p>
<p>ただ、新川は彼らを、女性の側からの一方的な、糾弾するような視点では描いていない（と僕は感じた）。あくまで無限に考えられる「恋」のパタンの中からいくつかを提示しているだけだと思う。恋はどんなろくでもない男女でも、どんなどうしようもない状況でも生まれてきて、場合によっては当事者を成長させるのである。</p>]]><![CDATA[<p>最初の収録作「ハイスペ」では主人公の瓜生尊は<span>29</span>歳の外資系コンサルで、友だちに頼まれて仕方なく合コンに参加したが、全く乗り気でない。</p>
<blockquote>
<p>女の見た目は年々衰えていく。俺の年収は年々上がっていく。</p>
</blockquote>
<p>みたいなことを考えている、わりと嫌な奴である。合コン当日も、</p>
<blockquote>
<p>合コンの店についた途端、今夜はハズレだと思った。<br />すましきって並んだ四人の女たちは痩せているだけで、よく見るとみんなブスだ。</p>
<p>量産型OLだ。出会いの場に行けば何十人もいる特徴のない女たちである。</p>
</blockquote>
<p>などと思っている。その彼が最後には、</p>
<blockquote>
<p>クソッと思った。だんだん可愛く見えてくるのが悔しい。</p>
</blockquote>
<p>などと言うのである。なーんか、とても良い恋バナではないか。</p>
<p>各話の設定や展開についてはこれ以上は書かないが、男も女も、みんな誰にでも欠点はあって、誰もが考え違いをしていたり、考えが足りなかったり、強引すぎたり投げやりになっていたりするものである ── そういう姿をこの作家は描いている。そして、そういう彼らの恋愛を温かい目で見守っている。</p>
<p>とても後口の良い短編集だと思った。却々人物を描ける作家である。</p>]]></content:encoded>


<dc:subject>書評（26）</dc:subject>

<dc:creator>yama_eigh</dc:creator>
<dc:date>2026-05-28T10:14:22+09:00</dc:date>
</item>
<item rdf:about="https://trivial.way-nifty.com/trivialities/2026/05/post-c9274f.html">
<title>プラスティックごみ分別回収の恐怖</title>
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<description>【5月27日 記】 ウチのエリアはプラスティックごみの分別回収が導入されるのが遅かったのだが、導入されて初めて、今の世の中、家庭ごみの大半はプラスティックだということに気づいた。
同じプラスティック製...</description>
<content:encoded><![CDATA[<p>【5月27日 記】 ウチのエリアはプラスティックごみの分別回収が導入されるのが遅かったのだが、導入されて初めて、今の世の中、家庭ごみの大半はプラスティックだということに気づいた。</p>
<p>同じプラスティック製品でも PETボトルは別回収になっているので、これを合わせると家庭ごみの、もう大部分がプラスティックになっているのだと言える。</p>
<p>で、何が困るかと言えば、プラスティックごみを見ると、その家の生活状況がバレバレになってしまうということだ。</p>
<p>何故ならプラスティックごみのほとんどがパッケージであるからだ。パッケージには商品名、メーカー名をはじめ、賞味期限やら効能やら、ひょっとすると値段まで書いてあったりするからだ。</p>
<p>ウチはマンションだから、マンション内のごみ置き場の大きな袋にバラバラと放り込むだけで、つまり、その大きな袋の中に複数世帯のごみが混じり合って、どれがどの世帯のごみなのかを明らかにすることは難しいのだが、一軒家なら、区の決めたルールに従って、家庭ごとにひとつの透明の袋に入れて出すことになるはずだ。</p>
<p>そうなると、袋の外から見ただけで、その家庭が何を買って、何を食べ、何を着て、どんな消費財を使ってどんな風に暮らしているのかがかなり見え見えになる。</p>
<p>前だったらそこに一般ごみが混在していたので、紙ごみや生ごみの存在が中身をある程度隠してくれていた。それが今ではほぼ丸見えではないか。</p>
<p>まるでマイナンバーカードみたいに情報むき出しである。</p>]]><![CDATA[<p>ある雑誌が大昔に、ある女性アイドルの家の前に張り込んで、その家のお手伝いさんがごみの指定回収場所にごみを持ってくるのを待ち、ごみを置いたら即座にその袋を奪取して、中身を逐一取り出し、そのアイドルの暮らしぶりを推定するという恐ろしい企画をやったことがある。</p>
<p>幸か不幸かそれがかなりアングラなエロ雑誌だったので、何の評判にもならず、何の非難も浴びずに終わってしまったのだが、今ならわざわざ袋を破いて中身を取り出さなくても、外側から見ただけでかなりの情報がむき出しになってしまっているということだ。</p>
<p>昔は今ほどプラスティックごみが多くなかったし、そもそも分別回収ではなかったということもあるが、昔は黒いごみ袋が主流だったのが、今では多くの地区で透明の袋が義務付けられていることもその一因である。</p>
<p>なんであれ、これはとても恐ろしい。</p>
<p>つくづくマンション住まいをしていて良かったと思うのである。</p>]]></content:encoded>


<dc:subject>住まい・インテリア</dc:subject>
<dc:subject>日記・コラム・つぶやき</dc:subject>

<dc:creator>yama_eigh</dc:creator>
<dc:date>2026-05-27T14:33:01+09:00</dc:date>
</item>
<item rdf:about="https://trivial.way-nifty.com/trivialities/2026/05/post-7e8c1b.html">
<title>映画『名無し』</title>
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<description>【5月24日 記】  映画『名無し』を観てきた。
日曜日であるとは言え、そして、小さなシアターだったとは言え、佐藤二朗が脚本を書いて主演している映画がぎっしり満員になるとは少し驚きである。
僕は共同脚...</description>
<content:encoded><![CDATA[<p>【5月24日 記】  映画『名無し』を観てきた。</p>
<p>日曜日であるとは言え、そして、小さなシアターだったとは言え、佐藤二朗が脚本を書いて主演している映画がぎっしり満員になるとは少し驚きである。</p>
<p>僕は共同脚本と監督でクレジットされていた城定秀夫の名前につられて観に行った。これが佐藤二朗自身の監督であったら（まあ、前作『はるヲうるひと』は悪くはなかったが）ひょっとしたら観に行かなかった可能性もある。</p>
<p>この２人の組合せによって初めて、何か尋常でないものが生まれる気がしたのである。</p>
<p>右手に何かを持った瞬間にそれが人の目には見えなくなり、右手で動植物に触れた途端にそれが枯れたり死んでしまったりする ── もしもそんな男がいたら、というジャスト・ワン・アイデアで作られた映画である。</p>
<p>その男・山田太郎（戸籍がなかったので後付けの名前である）に扮したのが佐藤二朗で、その彼がその右手に見えない包丁や金属バットやピストルを握りしめて、次々に、無差別に人を殺しまくる。</p>
<p>太郎の境遇については多少同情できる面もあるにはあるが、基本的にサイコパスの類だと思って良い。社会的なメタファーを描こうとしているのは間違いないが、しかし、小難しいことを感じさせる映画ではない。娯楽作品だと言う人もいるかもしれない。</p>]]><![CDATA[<p>とにかく何度も何度も出てくる佐藤二朗のアップが怖い。</p>
<p>１箇所、初めのほうで、顎の真下から撮っていたカメラがくるっとパンナップして顔のアップになるところがあったが、殺した後のどんな血まみれの顔よりも、あの表情とあのカメラワークが一番怖かった。</p>
<p>凶器が見えないという設定が独特で、そのため佐々木蔵之介が扮する国枝刑事らは犯人逮捕に苦労することになる。太郎を発見し、身柄を確保しようとした同僚２人のうち、ひとりは撲殺され、もうひとりは瀕死の重症を負う。</p>
<p>地方の警官とキャリアの対立も描かれている。</p>
<p>太郎の子供時代から描かれており、幼少時から太郎と一緒に暮らしていた花子が何度も、小さな声で念じるように「（右手を）使わないで」と言っているのがそこはかとなく怖い。その花子が長じた姿を演じたのが MEGUMI で、これまた怖い。</p>
<p>しかし、それにしても、この映画、どうやって終わるんだ？と思って観ていたら、ちゃんと映画が終わるための仕掛けはストーリーに仕込んであって、ただのバイオレンス映画で終わってはいなかった。</p>
<p>エグい場面ばかりではなく、山田が神様に話しかけるシーンや、少年がつばを吐くラストシーンなど、意味深長な台詞やシーンも結構あった。</p>
<p>城定秀夫は佐藤から最初に監督を打診されたときに、「企画が通ることも難しいような題材だと思」ったと言っている。そう、そういう世界を描くのが佐藤二朗の真骨頂なんだろう。そして、申し出を受けた城定は、「太郎に同情しているように見えすぎないほうがいいと思った」とも言っている。</p>
<p>MEGUMI は佐藤とのラブシーンの撮影直前に、「映画史上最も不細工で汚いラブシーンにしようよ」と言ったとのこと。</p>
<p>脚本・監督・出演の三者の意思が見事に疎通し、見事にバランスが取れた映画だったと思う。</p>]]></content:encoded>


<dc:subject>映画・テレビ評（26）</dc:subject>

<dc:creator>yama_eigh</dc:creator>
<dc:date>2026-05-24T17:09:04+09:00</dc:date>
</item>
<item rdf:about="https://trivial.way-nifty.com/trivialities/2026/05/post-f72b53.html">
<title>『ニュー日本文学史』三宅香帆（書評）</title>
<link>https://trivial.way-nifty.com/trivialities/2026/05/post-f72b53.html</link>
<description>【5月21日 記】 日本文学史を学びたい（あるいは、学び直したい）と思ってこの本を手に取った人もいるんだろうけれど、わりと古くからの三宅香帆ファンからしたら、これは文学史の教科書ではなく、ただただ三宅...</description>
<content:encoded><![CDATA[<p>【5月21日 記】 日本文学史を学びたい（あるいは、学び直したい）と思ってこの本を手に取った人もいるんだろうけれど、わりと古くからの三宅香帆ファンからしたら、これは文学史の教科書ではなく、ただただ三宅香帆の解釈を楽しむ本である。<a href="https://amzn.to/4tTQD5X" target="_blank" rel="noopener"><img style="height: 200px; margin: 10px 0px 5px 10px; float: right;" src="https://m.media-amazon.com/images/I/81yXtxUeejL._SL1500_.jpg" /></a></p>
<p>「なるほど、三宅香帆はこの作家を、この作品をそんな風に解釈して、そんな風に位置づけたのか」と、時には目から鱗を落とし、時には顔に笑みを浮かべながら読んでしまう。</p>
<p>そもそも、日本文学史と名乗るには、取り上げている作品があまりに少ない、と言うか、スカスカで、「この内容でこのタイトルじゃあ、詐欺だと言われたりしないだろうか？」と心配しながら、「ああ、なるほど、そういう観点で彼女はこの作家を取り上げたのか、そういう目論見でこの作品をここに入れ込んで来たのか！」と、読み進むにつれてどんどん楽しくなる。</p>
<p>何しろ古典文学だから、僕にとってはそれほどよく知っている作家はなくて、でも、そこそこ好きな作品もあって、その一方で全く読んだことのない作品も取り上げられており、その辺の塩梅がこれまた楽しいのである。</p>]]><![CDATA[<blockquote>
<p>ここで描こうとしているのは、面白いものを生み出そうとし続けてきた結果、新しさゆえに批判されて怒られ続けてきた歴史です。<br />（「はじめに」より）</p>
</blockquote>
<p>そう、それが彼女の日本文学に対する歴史認識なのである。</p>
<p>ここに書かれているのは、彼女が『考察する若者たち』で書いた、「考察」とは対照的なものとして位置づけられている「批評」そのものであり、その批評を実践するとこういう本になるんだよというお手本なのである。</p>
<p>平安時代から＜転生もの＞は存在していたとか、『平家物語』は日本で最も速くメディアミックスされた作品だとか、鴨長明はミニマリストで、彼の良さは人間臭さにあるとか、芭蕉の句は「日本の空気を読む文化へのアンチテーゼ」であるとか、本居宣長が＜二次創作＞をしていたとか、それまでツッコミ不在のボケだらけだった日本の小説界の流れを完全に変えたのは漱石だったとか、もうほんとに枚挙に暇がないほど面白い分析と解釈の連続である。</p>
<p>これはまさに三宅香帆ファンのための読み物であると思う。</p>
<p>そんな中で、僕は今まで『徒然草』の「あやしうこそもの狂ほしけれ」の意味を取り違えていたことと、『好色一代男』の「一代」の意味を理解していなかったことが分かった。</p>
<p>そういう実利もあったことが、これまたとても嬉しい。</p>]]></content:encoded>


<dc:subject>書評（26）</dc:subject>

<dc:creator>yama_eigh</dc:creator>
<dc:date>2026-05-22T00:00:00+09:00</dc:date>
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