Monday, November 10, 2025

仲間由紀恵は松坂慶子になれるか?

【11月10日 記】  最近、仲間由紀恵は果たして松坂慶子になれるのかどうかを注視している。

松坂慶子と言えば昭和中期を代表する“美人女優”だった。歌手としての実績もあり、バニーガール姿で網タイツを穿いて歌った『愛の水中花』は大ヒットした。

そんなひたすら美しくてセクシーなヒロインで売ってきた彼女だったが、年を経るにつれて次第にイメージを変えてきた。

単に青春ドラマ、メロドラマやシリアスなドラマばかりではなく、ライト・コメディもこなすようになったというだけのことではなく、トップクラスの主演女優としてたくさんの賞も獲ったあと、美しいヒロインのイメージを脱して、いつの間にかちょっとふっくらとして、なんだか少し抜けたおばさん役やお母さん役を多くこなすようになっていたのである。

ごく最近の作品で言えば、Netflix の『舞妓さんちのまかないさん』でのおかあさん(常盤貴子の母で、蒔田彩珠の祖母)や、同じく Netflix で是枝裕和が撮った『阿修羅のごとく』のおかあさん(國村隼の妻で、宮沢りえ・尾野真千子・蒼井優・広瀬すずの母)や、映画『父と僕の終わらない歌』でのおかあさん(初期の認知症を患った寺尾聰の妻で、松坂桃李の母)役などが挙げられる。

今ではすっかりそんな感じのイメージが定着してきたのではないかと思うのである。

特に彼女が若かった頃の飛び抜けた美しさを知らない若い人たちは、そういうちょっと間抜けで、でも憎めない中年~初老の女性を演じる巧い役者としか思っていないのではないだろうか。

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Tuesday, October 14, 2025

ムーブ・バック

【10月14日 記】  ネット上に何か文章を物するとなると、自分が書いていることに間違いはないか、思い込みはないか等々を、一応アップロードする前に軽く確かめてみることが多いのですが、昨日テレビ番組の録画のことについて書いたときにいろいろ調べていて初めて知ったことがあります。

それは「ムーブ・バック」です。

なんと一度 Blu-ray にムーブしたコンテンツを再び HDレコーダに戻すことができるんですってね?

ふーん、今夜はブギー・バックならぬ、今夜はムーブ・バックですか。

これって、皆さん、大抵の方はご存じのことなんですか? もはや常識なんでしょうか?

いつからそんなことができるようになったんですか? 僕は全く知りませんでした。

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Monday, October 13, 2025

テレビ受像機のミステリアスな事態

【10月13日 記】 ミステリアスな事態が起きた。

僕はテレビ受像機に Blu-ray/HDレコーダと外付けHDドライブを繋いで、番組ごとにそのどちらか一方で録画をしている。

何故そんな面倒なことをやっているかと言えば、WOWOW を契約視聴しているからだ。

以前はテレビ本体と Blu-ray/HDレコーダの両方の B-CAS(当時)を登録していたのだが、そうすると当然2台分、倍の料金がかかる(実際には2台目は割引があるので倍にはならないが)。

しかし、仕事を辞めてプー太郎になったので、1台キャンセルして、今はテレビの A-CAS だけを登録している。

何故テレビ側を登録したかと言えば、Blu-ray/HDレコーダのほうを登録すると、WOWOW を観るときにいちいち Blu-ray/HDレコーダの電源を入れて切り替えなければならないので、たいへん面倒くさい。テレビのリモコンでチャンネルをザッピングしても WOWOW が映らないからだ。

しかし、そうすることによって必然的に WOWOW は(テレビ側のチューナを使って録画している)外付けHDドライブでしか録画できなくなるのである。

ならば、Blu-ray/HDレコーダの A-CAS を登録して、普段から全番組を Blu-ray/HDレコーダで観るようにすれば良いではないかと言われるかもしれないが、それは嫌なのである。

テレビをライブ視聴するために2つの機器の電源を入れるというのは耐えられない。

ならば、全ての番組を外付けHDドライブに録画すれば良いではないかと言われるかもしれないが、それも嫌である。

何故なら録画したものをディスクに「ムーブ」あるいは「ダビング」することが時々あるのだが、外付けHDドライブではそれができないのである。

でも、そうすると現状では WOWOW から録画したものをディスクにムーブ/ダビングできないのではないかと言われると、それはその通りである。その点については諦めている。

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Thursday, September 11, 2025

(続)ウェンズデーのハンド

【9月11日 記】  前に「ウェンズデーのハンド」という記事を書いた。

Netflix の『ウェンズデー』の登場人物(と言って良いのかどうか分からないがw)のひとりである右手首から先だけの存在が、オリジナルの英語バージョンでは Thing と呼ばれているのに、日本語版ではハンドという名前になっていることについての記事である。

で、昨日 Netflix で season 2 の最終話まで観て驚いた。

Thing = ハンド が一体誰の右手だったのかという種明かしもさることながら、それだけではなく Thing という名前の由来の説明が見事だった。あまりに感心したので再び記事にすることにした。

(ただし、そのことについて書くと、必然的に大きめのネタバレになってしまいますので、これからご覧になる方はこの文章を読むか読まないか充分考えてください)。

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Saturday, August 30, 2025

ヘボン式と訓令式

【8月30日 記】  昨夜、妻はテレビをを観ていた。別室で別のことをやっていた僕が入って行くと、「ねえねえ、新橋って M だって知ってた?」と訊かれた。

何のことかと思ったら、NHK『チコちゃんに叱られる!』で、

駅の表示では、どうして新宿は SHINJUKU で、新橋は SHIMBASHI になっているのか? どうして同じ「ん」なのに新橋は M なのか?

というのをやっていたのだ。

僕はびっくりした。

まずは JR の表示で新橋が SHIMBASHI だということに、今の今まで妻が全く気づいていなかったということに。

僕は「ことばのウェブ」というホームページをやっていた(すでに閉鎖)くらいだから、普段から言葉遣いには強い興味と深い関心があって、ローマ字の表記を見るたびに、「この会社(例えば JR)はちゃんと(外国人も馴染みやすいように)ヘボン式で書いているな。でも、あの会社は訓令式なのか」などとチェックしている。

ヘボン式とか訓令式とかいう名前は知らなくても、ローマ字の書き方にはいろいろあることは誰でも知っていて、かつ、ヘボン式では日本語の「ん」に N が充てられるケースと M が充てられるケースがあることぐらいは誰でも知っているのだと思い込んでいた。

ところが、昨日の『チコちゃんに叱られる!』では、そのこと自体が出題に採用されており、しかも学者がそれを「B や P のような、両方の唇がくっつく音の前では N は発音できない(しにくい)」などとしかつめらしく解説して、さらにわざわざ外国人にそれを発音させたりもしている。

そして、3人のスタジオ出演者が誰もまともに答えられないではないか!

なにそれ! びっくり。

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Tuesday, August 12, 2025

ウェンズデーのハンド

【8月12日 記】Netflix の『ウェンズデー』 season 2 が始まった。

で、観ていて今頃になって気づいたのだが、あのドラマに出てくる手首から先だけの存在(右の写真の右下; 妖怪とか幽霊とかいう言い方は正確ではなく、まさに存在としか言いようがない)は、日本語版ではハンドという名前になっているが、原語では Thing なのである。

これで思い出したのは Fantastic 4 の Ben が The thing と呼ばれていること。

こちらは宇宙で放射線だかなんだかを浴びてしまって全身が岩のようになってしまい、「もはや人とは呼べない。モノである」というような感じなのだろうけれど、アダムス・ファミリーのハンドはどこからどう見ても(傷の縫い目はあるが)手そのものであって、ちょこまか動き回るだけに日本語の感覚としてはモノと言われるとちょっと違う気がする。

この辺が日米の言語のニュアンスの違いなんだろうか?

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Sunday, August 03, 2025

好きな女優が歩む道と僕が歩む道

【8月3日 記】  僕には好きな女優がたくさんいる。このブログの記事にも「◯◯は僕の大好きな女優だ」みたいな記述は(検索してみようとも思わないが)探したらたくさん出てくるはずだ。

それに対して「僕の大好きな男優だ」というのはほとんど書いていないんじゃないかな。

ま、それは僕がヘテロセクシャルの男性だから仕方がないのだけれど、それにしても次から次へと好きな女優が現れるのは、やっぱりある程度たくさん映画を観ているからだと思う。

3番手以下の脇役であっても、あるいはほんの端役であっても、ああ、この子いいなあと思うことがよくあるのは、それだけいろいろな映像、いろいろな場面に触れる機会があるからだと思う。

一方、映画ではなくテレビから出てくる女優もいる。その最たるものは NHK の朝ドラである。

NHK朝ドラはかつて新人発掘の宝庫で、それはオーディションによって毎回無名の女優を主演に選んでいたからだ。

しかし、ある時点から NHK は朝ドラのヒロインには全くの新人ではなく、若いとはいえすでに人気のある女優を主演に据えるようになった。

僕にとってはそれが NHK朝ドラを新鮮なものでなくしてしまった面もあったのだが、その代わりに、朝ドラで主演女優の同級生とか妹などの脇役で注目されて、後に売れ始める女優が出てくるようになった(もちろん主演女優の夫役とか弟役で男優が注目されるというパタンもある)。

ところが、僕はもう何十年も朝ドラは観ていない。2006年の『純情きらり』が通して観た最後の作品だが、じゃあ、その前は観ていたかと言うと全然そうではなくて、それがこの数十年で観た唯一の朝ドラなのである(それは僕が大好きな宮﨑あおいが主演だったからだ)。

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Wednesday, July 23, 2025

衛星の皿

【7月23日 記】 英語の勉強をしていると時々驚くことがある。そのひとつのパタンは、てっきりネイティブの英語だと思っていたものが和製英語だったりすることである。

昨日も英語の先生と話していて、そんなことがあった。

テレビの衛星放送を受信するための、丸いお皿型のアンテナを何と呼ぶだろう?

僕らはパラボラ・アンテナと呼んできた。それはテレビで衛星放送が始まる直前に突然出てきた器物であり、従ってその名称も突然僕らの前に現れた。まずは放送業界で働いていた僕らが最初に憶えて、一般に広めていった名前である。

衛星放送については日本はアメリカに遅れを取っていたので、これは当然アメリカから直輸入した名称なのだろうと思っていたのだが、そうではなかったのだ。

昨日、テキサス出身のアメリカ人女性に訊いたところ、「私たちは a satellite dish と言う」と言われて驚いた。a parabola antenna じゃないんだ!

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Wednesday, July 02, 2025

Play Log File on my Walkman #159

【7月2日 記】  5/24 以来のプレイログ披露。

これまではランダムに再生している中から5曲選んで披露してきましたが、今回は新しくダウンロードした曲を順番に聴いたので、それをそのままここに載せておきたいと思います。5曲のうち4曲がアニメや映画の主題歌です。

その結果、このシリーズでは 20世紀の作品が含まれていないというだけでも画期的なのに、今回は全部今年の曲という前代未聞の構成になっています(笑) 

  1. プンスカピン(堺正章 & Rockon Social Club)
  2. I hate this love song(ちゃんみな)
  3. ネオラダイト(9Lana)
  4. Plazma(米津玄師)
  5. サマータイムゴースト(水曜日のカンパネラ)

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Tuesday, July 01, 2025

10スキの人”The Man of 10 Likes”

【7月1日 記】 先日 note に「10スキの人 ”The Man of 10 Likes”」という記事を書いた

のだが、もうまさに笑けるぐらいその状態が続いている。

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