Monday, November 10, 2025

仲間由紀恵は松坂慶子になれるか?

【11月10日 記】  最近、仲間由紀恵は果たして松坂慶子になれるのかどうかを注視している。

松坂慶子と言えば昭和中期を代表する“美人女優”だった。歌手としての実績もあり、バニーガール姿で網タイツを穿いて歌った『愛の水中花』は大ヒットした。

そんなひたすら美しくてセクシーなヒロインで売ってきた彼女だったが、年を経るにつれて次第にイメージを変えてきた。

単に青春ドラマ、メロドラマやシリアスなドラマばかりではなく、ライト・コメディもこなすようになったというだけのことではなく、トップクラスの主演女優としてたくさんの賞も獲ったあと、美しいヒロインのイメージを脱して、いつの間にかちょっとふっくらとして、なんだか少し抜けたおばさん役やお母さん役を多くこなすようになっていたのである。

ごく最近の作品で言えば、Netflix の『舞妓さんちのまかないさん』でのおかあさん(常盤貴子の母で、蒔田彩珠の祖母)や、同じく Netflix で是枝裕和が撮った『阿修羅のごとく』のおかあさん(國村隼の妻で、宮沢りえ・尾野真千子・蒼井優・広瀬すずの母)や、映画『父と僕の終わらない歌』でのおかあさん(初期の認知症を患った寺尾聰の妻で、松坂桃李の母)役などが挙げられる。

今ではすっかりそんな感じのイメージが定着してきたのではないかと思うのである。

特に彼女が若かった頃の飛び抜けた美しさを知らない若い人たちは、そういうちょっと間抜けで、でも憎めない中年~初老の女性を演じる巧い役者としか思っていないのではないだろうか。

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Tuesday, November 04, 2025

Kindle の“ハイライト”

【11月3日 記】  僕は普段 Kindle で本を読んでいる。

Kindle ユーザならご存じだと思うが、あれは読みながら指でなぞって文中任意の箇所にマーカーを引くことができる。これをハイライトと言う。

そして、読み進んで行って、他の何人ものユーザがハイライトした箇所に来ると、そこに破線の傍線が引かれていて、小さな文字で例えば「29人がハイライトしました」みたいなことが添えてある。

僕はこれを目にするといつも、「はぁ、君らはそんなところに、なんか心を動かすものを感じたの?」と思ってしまう。僕がハイライトする箇所とはほとんど重ならないのである。

あくまで評論などではなく、小説を読んでいるときの話だが。

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Friday, October 31, 2025

優勝セールにまつわる疑問

【10月31日 記】  昨日福岡ダイエーホークスが阪神タイガースを破って日本シリーズ優勝したので、早速福岡のデパートでは優勝感謝セールが始まったというニュースをやっていた。

その一方で、大阪のデパート(これは間違いなく阪神百貨店だが)も「応援感謝セール」をやっているとのニュースも入ってきた。

なんや、どっちにしてもやるんやん、と思ったのだが、優勝感謝セールと(優勝できなかったけど)応援感謝セールとでは規模などが大きく違ってくるんだろうか、とふと気になってきた。

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Monday, October 20, 2025

ひと組のコンピレーション・アルバム

【10月20日 記】  僕も年を取って初めて気づいたのだが、人間、年を取ると死を意識するようなるようだ。これは僕だけではなくて、結構いろんな人から同じような話を見聞きする。もちろん人によって濃淡はあるのだけれど。

で、僕は何事かを成し遂げた人ではないので、自分が死んだあと歴史的に残るようなものは何もない。僕と親しかった人がひとりもいなくなる、例えば 100年後とかには、僕の存在を匂わせるものは、有形無形を問わず、完全にこの世からなくなるだろう。

それはそれで構わない、と言うか、仕方ない、と言うか、いや、もっと何の感情もなく、ただそうだろうと思うのだが、ひとつだけ心残りなのは僕の音楽CD のコレクションである。

僕がネット上に書き散らしてきた何千編もの文章にも、僕が買い求めて読んできた書物にも、実はそれほどの執着はないのだけれど、僕が買い集めてきた CDコレクションには執着がある。

それは非常に僕らしいものであるし、唯一無二の存在だと思うのである。それが置き去りにされると、せっかく買い集めた労力が無に帰するような気がして、残念で仕方がないのである。

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Tuesday, October 14, 2025

ムーブ・バック

【10月14日 記】  ネット上に何か文章を物するとなると、自分が書いていることに間違いはないか、思い込みはないか等々を、一応アップロードする前に軽く確かめてみることが多いのですが、昨日テレビ番組の録画のことについて書いたときにいろいろ調べていて初めて知ったことがあります。

それは「ムーブ・バック」です。

なんと一度 Blu-ray にムーブしたコンテンツを再び HDレコーダに戻すことができるんですってね?

ふーん、今夜はブギー・バックならぬ、今夜はムーブ・バックですか。

これって、皆さん、大抵の方はご存じのことなんですか? もはや常識なんでしょうか?

いつからそんなことができるようになったんですか? 僕は全く知りませんでした。

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Monday, October 13, 2025

テレビ受像機のミステリアスな事態

【10月13日 記】 ミステリアスな事態が起きた。

僕はテレビ受像機に Blu-ray/HDレコーダと外付けHDドライブを繋いで、番組ごとにそのどちらか一方で録画をしている。

何故そんな面倒なことをやっているかと言えば、WOWOW を契約視聴しているからだ。

以前はテレビ本体と Blu-ray/HDレコーダの両方の B-CAS(当時)を登録していたのだが、そうすると当然2台分、倍の料金がかかる(実際には2台目は割引があるので倍にはならないが)。

しかし、仕事を辞めてプー太郎になったので、1台キャンセルして、今はテレビの A-CAS だけを登録している。

何故テレビ側を登録したかと言えば、Blu-ray/HDレコーダのほうを登録すると、WOWOW を観るときにいちいち Blu-ray/HDレコーダの電源を入れて切り替えなければならないので、たいへん面倒くさい。テレビのリモコンでチャンネルをザッピングしても WOWOW が映らないからだ。

しかし、そうすることによって必然的に WOWOW は(テレビ側のチューナを使って録画している)外付けHDドライブでしか録画できなくなるのである。

ならば、Blu-ray/HDレコーダの A-CAS を登録して、普段から全番組を Blu-ray/HDレコーダで観るようにすれば良いではないかと言われるかもしれないが、それは嫌なのである。

テレビをライブ視聴するために2つの機器の電源を入れるというのは耐えられない。

ならば、全ての番組を外付けHDドライブに録画すれば良いではないかと言われるかもしれないが、それも嫌である。

何故なら録画したものをディスクに「ムーブ」あるいは「ダビング」することが時々あるのだが、外付けHDドライブではそれができないのである。

でも、そうすると現状では WOWOW から録画したものをディスクにムーブ/ダビングできないのではないかと言われると、それはその通りである。その点については諦めている。

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Tuesday, October 07, 2025

「プラスティック」と「ビニール」の語感

【10月7日 記】  最近「プラスティック」という言葉(あるいは「プラスチック」、大阪のおっちゃん・おばちゃんたちは「プラッチック」などとも言ってました)の持つイメージが変わってきたと思うのです。

きっと若い人たちはそんなことないんだろうと思いますが、僕らが子供だった頃は、プラスティックと言えばもっぱら硬いものでしたから。

多分、当時の日本にはまだ柔らかいプラスティック製品があまりなかったんだろうと思います。

当時の僕らにとって典型的なプラスティック製品といえば、それはプラモデルでした。

はい、硬いプラスティック。そして、透明ではなく、色がついていました。

それから各種おもちゃ関係。グリコのおまけもそうでしたし、後の時代にはプラレールなどという大ヒット商品も出てきました。

女の子たちの人形も、僕らの幼少期にはセルロイド(これもプラスティックの一種なのですが)だったのが、次第にセルロイドよりも割れにくいプラスティックに変わって行き、今のフィギュアにたどり着いたのだと思います。

あとは何かな、弁当箱かな。筆箱もあったかな。

いずれにしても、それらは全て(でなかったとしたら大抵)硬めの素材でした。

じゃあ、柔らかいものは何と言っていたかと言えば、それは「ビニール」です。典型的なのは「ビニール袋」。

ところが、これは大人になってからのことですが、ビニール袋のことを英語では a plastic bag と言うのだと知って大変驚きました。え? あんな柔らかくて透明のものを「プラスティック」って言うのか!って感じ。

ちなみに、東京の名の通ったホテルのフロントで、外国人に Do you have a plastic bag?(ビニール袋ないですか)と訊かれて、意味がわからず何度も聞き返しているホテルマンを見かけたことがあります。

そして、「ビニール傘」もまた a plastic umbrella です。

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Wednesday, October 01, 2025

Amazon からのメールのその後のその後

【10月1日 記】9月22日に書いた記事では「年内には多分終わるだろう」と書いたのだが、意外に早く全修正作業が終わってしまった。

やっぱり自分のブログがきれいになって行くのが嬉しいから、「ま、今日はここまでにしておこうか」ではなく「よし、あと半年分チェックしてから寝よう」みたいな気分になって、また一歩また一歩と作業が進むのである。

いや、多分、いくつか取りこぼしはあるだろう。でも、まあ、こんなとこで良いんじゃないかなと思っている。

そもそも大して読まれているブログでもないし、古い記事はなおさら読まれないだろうから、デッド・リンクや、おかしな表示、あるいは僕が勝手に改変した HTML のままの記事などがもし残っていたとしたら、それを見つけたときにその都度書き換えれば良いと思っている。

なんであれ、死んでいたリンクが大量に復活して、とても気持ちが良い。

リンクというものはいずれ切れたり死んだりするものだから、多分今が瞬間的なピークなんだろうけれど、それでも良いではないか。

とても気持ちが良いのである。

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Tuesday, September 30, 2025

Googleマップに「情報の修正の提案」

【9月30日 記】 Googleマップというのはあらゆる公共施設を網羅しているのかと思っていたらそうではなくて、この間、上野恩賜公園野外ステージ(旧名:水上音楽堂)に鈴木智貴のウクレレ・コンサートを聴きに行ったときに、場所を確認しようとして検索すると、何故か旧東京音楽学校奏楽堂(現在の東京藝術大学奏楽堂とは別の場所です)に旗が立つんですよね。

で、本来の場所である不忍池の南端に接する地点には何の印もありません。それで、生まれて初めて「情報の修正の提案」というのをやってみました。

すると、Google からはすぐに「編集が承認されました」との返事が来たのですが、肝心の地図上の情報はいつまで経っても訂正されません。

「24時間かかることがあります」とは書いてありましたが、何日経っても元のままです。

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Monday, September 22, 2025

Amazon からのメールのその後

【9月22日 記】 8月29日に書いた記事の続報。──ったって、続報が来ないという続報なのだが(笑)

ひと通りおさらいしておくと、僕がこのブログに張っている Amazon へのアフィリエイト・リンク(Amazon ではこれを Amazonアソシエイト・プログラムと呼んでいる)に何か問題があるとのメールが Amazon から送られてきたのだが、どこに問題があるのか分からない。質問しても答えてくれない。

詳しくは前の記事を見てもらいたいのだが、仕方なく僕は、山ほどあるリンクに自分が加えたアレンジをやめ、山ほどあるデッド・リンクを貼り直すという作業を開始した。

しかし、そこで友人が、ひょっとしたら引っ掛かっているのはそこではなくて、アソシエイト・プログラムの設定画面ではないかとヒントをくれた。

調べてみると、確かに、そこに登録されていたのはもう閉めてしまった昔のホームページのアドレスひとつだけで、このココログは登録されていなかった。それで閉鎖した HP を消し、ココログと note  を新たに登録してみた。

Amazon に訊いてもどこが悪いのか教えてもらえないので、本当にここが問題だったのかどうかは定かではないが、なんかここだったような気もする。

それで、URL の修正作業はまだ途中だった(と言うか、当然そんなに早く終わるわけがない。「10営業日以内」なんて土台無理な話だ)が、一応 Amazon に「違反警告/通知に対する対応完了報告」の手続きを採った。

しかし、Amazon からの連絡はない。ままよ、巨大企業って大体がそんな態度だ。

その後 Amazon からはアフィリエイトのキャンペーンの案内なんかも来ているから、これで無事に「お咎めなし」になったのだろうと考えるのは多分甘くて、ある日突然「あなたのアカウントを閉鎖します」なんて連絡が来るのかもしれない。

あるいは、なんであれ連絡は来ないのかもしれない。

まあ、いいさ。しかし、僕の作業はこれで終わりにはならなかった。

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