『お坊さまと鉄砲』
【8月26日 記】 一昨日、WOWOW から録画しておいた映画『お坊さまと鉄砲』を観た。
僕はテレビで録画して観た映画についてはいちいちここに書き残していないのだが、2日経って、この映画については何としても何か書いておきたい気になった。
めちゃくちゃ良い映画なのだ。
調べてみたら去年のキネマ旬報の外国映画部門で第22位に入っていた。僕は そんなこと全く知らずに、ただ WOWOW の番組ガイドを読んで面白そうだと思って観たのだが、これが当たりだった。
「心温まる」などと言う人もいるだろう。でも、僕らが得る感慨はそんな単純なものではない。「切ない」「やるせない」「ちょっと笑える」「笑えない結末」「心洗われる」「考えさせられる」…そんな複雑な思いにさせる、非常によくできた映画だった。
資本構成としては、ブータン=フランス=アメリカ=台湾の合作。監督はパオ・チョニン・ドルジ(ブータン人だろうか?)。
舞台は 2005年のブータン王国。代々の国王が広く国民の尊敬を集め、一時「世界一幸福な国」ということで日本でも話題になった。
その国王が政治から退き、他国に倣って民主制を導入し、初の国政選挙を実施したのが 2005年である。





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