若者にはアンケートが通用しなくなっている件
【6月3日 記】 先日とあるイベントで登壇していた調査関係の仕事をしている人が言っていた話:
Twitter分析など、ネット上に上がっている言説だけを取り上げて分析していると、それは往々にして何かにつけて書き込みをしてくる、ごく少数の、所謂 noisy minority の意見しか反映していないことが多い。
そういう方法では多数を占めている silent majority の意向は掴めないのである。
では、どうするかと言うと、そんな風に積極的・自発的に書き込む層だけではなく、無作為に抽出した、汎ゆる階層の人に対してアンケートを実施することになるわけだが、若い層に関しては最近大きな問題が持ち上がっているのだそうだ。
最近の若い人たちはとにかくコスパ/タイパ重視で、少しでも長い文章は読まなくなっている。
そのため長めの文章に対する読解力が大幅に落ちていて、設問の意味が理解できずにトンチンカンな回答をしてくる例が続発しているのだそうだ。
だから、アンケートという手法では若者に対する適切な調査ができなくなっているとのこと。
母語である日本語の読解力がそこまで落ちているとは! 仰天するしかない。
そうすると、あとはインタビューで掘り下げるしかない。
一番手間のかかる調査手法であるが、これは本来いろいろな調査結果を見て仮説を立てた上で、その仮説を検証するために実施することが多かった方法である。
若者たちに対しては、その方法を最初から使うしかなくなっているのだそうだ。
うむ、日本は大丈夫なんだろうか?


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