プラスティックごみ分別回収の恐怖
【5月27日 記】 ウチのエリアはプラスティックごみの分別回収が導入されるのが遅かったのだが、導入されて初めて、今の世の中、家庭ごみの大半はプラスティックだということに気づいた。
同じプラスティック製品でも PETボトルは別回収になっているので、これを合わせると家庭ごみの、もう大部分がプラスティックになっているのだと言える。
で、何が困るかと言えば、プラスティックごみを見ると、その家の生活状況がバレバレになってしまうということだ。
何故ならプラスティックごみのほとんどがパッケージであるからだ。パッケージには商品名、メーカー名をはじめ、賞味期限やら効能やら、ひょっとすると値段まで書いてあったりするからだ。
ウチはマンションだから、マンション内のごみ置き場の大きな袋にバラバラと放り込むだけで、つまり、その大きな袋の中に複数世帯のごみが混じり合って、どれがどの世帯のごみなのかを明らかにすることは難しいのだが、一軒家なら、区の決めたルールに従って、家庭ごとにひとつの透明の袋に入れて出すことになるはずだ。
そうなると、袋の外から見ただけで、その家庭が何を買って、何を食べ、何を着て、どんな消費財を使ってどんな風に暮らしているのかがかなり見え見えになる。
前だったらそこに一般ごみが混在していたので、紙ごみや生ごみの存在が中身をある程度隠してくれていた。それが今ではほぼ丸見えではないか。
まるでマイナンバーカードみたいに情報むき出しである。
ある雑誌が大昔に、ある女性アイドルの家の前に張り込んで、その家のお手伝いさんがごみの指定回収場所にごみを持ってくるのを待ち、ごみを置いたら即座にその袋を奪取して、中身を逐一取り出し、そのアイドルの暮らしぶりを推定するという恐ろしい企画をやったことがある。
幸か不幸かそれがかなりアングラなエロ雑誌だったので、何の評判にもならず、何の非難も浴びずに終わってしまったのだが、今ならわざわざ袋を破いて中身を取り出さなくても、外側から見ただけでかなりの情報がむき出しになってしまっているということだ。
昔は今ほどプラスティックごみが多くなかったし、そもそも分別回収ではなかったということもあるが、昔は黒いごみ袋が主流だったのが、今では多くの地区で透明の袋が義務付けられていることもその一因である。
なんであれ、これはとても恐ろしい。
つくづくマンション住まいをしていて良かったと思うのである。


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