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Wednesday, April 01, 2026

映画『ゴールデンカムイ 網走監獄襲撃編』

【4月1日 記】 映画『ゴールデンカムイ 網走監獄襲撃編』を観てきた。

最初の実写化を映画で観て、その続編を WOWOW のレギュラー・ドラマ全9話で観て、さらにその続編がこれである。今回は爆音シアターで観た。

前にも書いたように、 WOWOW版はそれほど面白くなくて、今度の映画化は別にパスしても良いかな、というぐらいに考えていたのだが、最初の映画版ではあまり満足そうでもなかった妻が珍しく観たいと言ったので、今度も一緒に見に行くことにした。

今回の監督は片桐健滋である。 WOWOW版でも何話かを監督していたようだが、僕はそれを知った時、正直言って、今までこの手の本格アクション・ムービーを撮ったことがないのに大丈夫かいなと思った。

そして、片桐以外の監督の回も含めて、全体的になんかとっ散らかった感じがしたのも事実である。

WOWOW版では、(これは原作通りではあったらしいけれど)コミカルなシーンとアイヌ料理のシーンを増やしたことが、僕にはとても中途半端に思えたのである。

ただ、( WOWOW版の番組評にも「観るほうが慣れてしまったのか作る側がこなれてきたのか」と書いたが)今回はコメディ部分とアクション部分のバランスが随分良くなったと思った。WOWOW版のときのような白々しさがなくなって素直に笑える部分が多かったように思う。

そして、アクション部分についても、アクロバティックな要素を大胆に取り入れた擬斗で観客を飽きさせない作りになっていたと思うし、特撮部分もよくできていた。まあ、娯楽大作としては、だから及第点なんだろうな。

ところで、毎度のことではあるが、僕は WOWOW版がどこで終わったかが全く記憶になく、映画が始まった瞬間に、あれ?この人たち争っていたんじゃなかったっけ?いつの間に一緒に行動するようになったんだ?と首を傾げてしまった。まあ、それを前提として見続ける分には支障はなかったが(笑)

杉元(山﨑賢人)アシリパ(山田杏奈)白石(矢本悠馬)に、谷垣(大谷亮平)インカラマッ(髙橋メアリージュン)キロランケ(池内博之)尾形(眞栄田郷敦)家永(桜井ユキ)牛山(勝矢)が加わった一行に、さらに土方(舘ひろし)らが合流して大集団に一旦なったあと、しかし決して一枚岩ではなく、一緒に行動しているが真の目的は判らなかったり、裏で鶴見中尉(玉木宏)と繋がっているのではないかと疑われたり実際繋がっていたりで、裏切りやどんでん返しが結構あって、それはそれなりに楽しめた。

だが、さすがにそれだけ撃たれたり切られたりしたら死ぬだろうという感じはあって、まあ、だから「不死身の杉元」なんだろうけれど、いくらなんでもそれじゃまるで漫画である。

まあ元々漫画だから仕方がないのだが、しかし、例えば『キングダム』なんかは、同じく漫画原作で同じく山﨑賢人主演だが、もちろんどこまでもフィクション的な描写はふんだんにありながら、それでもあまり漫画漫画していない。

そこら辺の差はどこから出てくるのだろう?と少し考えてしまった。

とは言え、まあまあ面白かった。

僕はこの映画は山﨑賢人のと言うよりは山田杏奈の代表作になるだろうなと思っている。そして、玉木宏のぶっ飛び具合いにも勝るとも劣らないぶっ飛び方をしているのが WOWOW版から引き続き二階堂を演じている栁俊太郎で、これまでの役柄と比べてみてもひときわ異彩を放っていて、却々楽しかった。

さて、それはともかく、予想されたこととは言え、ストーリーは今回も完結しなかった。一体どこまで続くのだろうか? 妻は「多分、ずっと終わらないのよ」と言っていたが、それはどういう感慨を述べたものなのか僕は測りかねている。

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