Play Log File on my Walkman #160
【10月4日 記】 3か月ぶりのプレイログ披露。今回も5曲。
- 白い一日(玉置浩二)
- ちょっと違うんだなァ(中山恵美子)
- 金曜日の朝(吉田拓郎)
- 素顔にキスして(おかわりシスターズ)
- LEFT BANK(鈴木慶一)
1)作詞者の小椋佳でも作曲者の井上陽水でもなく、玉置浩二の『白い一日』。これは 2004年に出た井上陽水へのトリビュート・アルバム『YOSUI TRIBUTE』に収められていたもの。
小椋佳のオリジナルとそれほど印象の異ならないアコースティックなアレンジだが、さすがにこのくらい歌が上手い人が歌うとめちゃくちゃ良い。ちょうど小椋佳の『シクラメンのかほり』より布施明の『シクラメンのかほり』のほうが良かったように。じんわりと胸に染みてくる。
2)これはどこから取ってきたのかな? 多分『長いつきあい』を長年探していてやっと手に入れた中山恵美子のアルバムに入っていたのだろう(過去記事を検索してみたらやっぱりそうだった)。
なんか面白い曲。最後にメロディなしで「ちょっと違うんだなァ」と言うのが如何にもな感じ。
この曲の歌詞に「ピザ・パイ」という言葉が出てきて驚いた。そう、昔はピザ・パイっていう言い方してたなあ。最近は全く聞いたことがない。
3)これはシングル・カットされた曲でしたね。調べてみると 1973年、8枚目のシングルとのこと。今聴いてもこのアレンジは最高。強烈な「拓郎節」ではないけれど、やっぱり拓郎らしい曲。
サビから平行調に転調して、長調で始まった曲が短調で終わる。それが何とも言えずカッコいいのである。間奏のツイン・リード・ギターのハーモニーも美しい。
4)フジテレビの『オールナイトフジ』が生んだアイドル・おかわりシスターズ。僕は歌手としての彼女たちが猛烈に好きだった。アルバムを聴いてもらうと分かると思うが、とんでもなく名曲揃いなのだ。
この曲は 1985年のシングル。確かに歌はあんまり上手くはないが、でも、サビではちゃんとハモってるからね。プロのコーラスも入っているけど、このサビのハモリは山崎美貴じゃないかと思う。
ここにも今では通じない歌詞が出てくる。「アドレスは確かにこの辺りよ」と歌っていて、「アドレス」を「住所」の意味で使っているが、今では誰もがメール・アドレスだと思うだろう。時代は変わる。
5)は本当に名曲だと思う。絶品だと思う。この幻想的な曲調。そして、内省的な歌詞。この歌詞は若い時には決して書けないだろう。
これは MOONRIDERS ではなく、彼のソロ・アルバム『SUZUKI白書』(1991年)から。なお、この曲は作詞は鈴木慶一だが、作曲は THE BEATNIKS 名義になっている。ご存知の方には言うまでもないが、これは鈴木慶一と高橋幸宏のユニットである。うん、確かに高橋幸宏入ってるね。
今回は以上。


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