映画『スター・ウォーズ/最後のジェダイ』
【12月16日特記】 映画『スター・ウォーズ/最後のジェダイ』を観てきた。
これはもう年中行事と言うかお祭りみたいなもので、映画が面白いとかよくできているとかいう次元を超えている。
前回監督を務め、シリーズ最終作「エピソードIX」でも監督を務める J・J・エイブラムスが今回は製作総指揮に回り、あまりよく知らない人(ライアン・ジョンソン)が監督・脚本を務めていて、それなりに彼の色が出ている。
僕はてっきりルーカスが詳細に書き残した「原作」が存在するのかと思っていたのだが、実はライアン・ジョンソンが前作のラスト・シーンからどう続けるかを必死で考えて作り上げたようだ。
特に彼の色がよく出ているのは人物設定だと思う。
闇と光の間で依然として揺れ動き続けるカイロ・レン(これはアナキンもそうだった)と対照的に、何があってもどこまでも揺るがないレイ。
若い頃はあれほど快活だったのに深く悩み沈み込んでいるルーク・スカイウォーカー。過去作でも若きジェダイは闇の誘惑に負けそうになって苦闘したが、年齢を重ねたジェダイ・マスターがこんなに悩み多き存在として描かれることはなかったのではないか。
そして、レイアの後を継ぐが「こんな人で大丈夫なのか?」という印象を与えるホルド。この人物の設置が展開にアクセントを与えている。また、新しく登場した東洋人女性整備士ローズも面白い。
ことほどさように枠組みの構成の仕方は巧い。今回初めて誰が誰の子であるといった“血統”の設定から脱しているのも評価したい。ただ、それだけに逆に、ストーリーの進行についてはそれまでの作品ほどの驚きはない。
ま、ただ、あの音楽が鳴って、いつも通りお金をかけまくった特撮や CG があり、撃ち合いとチャンバラがあって、敵や味方の誰かが死んで敵や味方の誰かが生き残る。──それなりのカタルシスがある。
全部で9作あると聞いた時には、全作が完成するより自分が死ぬほうが先なのではないかと恐れたが、順調に行けば最終作まで観られそうだ。
すでにエピソード I から VI は2回観ているのだが、全作終わってからもう一度通して見直すのが今から待ち遠しい。
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Posted by: 日本インターネット映画大賞運営委員会 | Sunday, December 24, 2017 12:58