BS の EPG に地デジ!?
【5月29日特記】 久しぶりに BS の EPG (電子番組表)見たら、地上波のチャンネルが混在して表示されてて、一瞬テレビぶっ壊れたのかと思ったのですが、これは所謂「衛星セーフティネット」が始まってるんですね。それが証拠に表示されてる地上波デジタルは東京局のものでした。
と、ここまで読んでいただいても何のことだかさっぱり解らないという方のために解説すると、「衛星セーフティネット」というのは、地上波デジタルが見られないごく一部の狭い地域の方のために東京局の電波を 衛星波で全国に送って見てもらうというものです。
東京局の関東地方向けの電波ですので、当然送られてくるのは全国ネットの番組+関東ローカルの番組、そしてCMは全国もしくは関東地区向けのものです。ニュースとして流れてくるのは全国ニュースと関東ローカル・ニュースで、天気予報は関東地区のものです。
なので、これは全国ネットのバラエティ番組だけ見ている分には良いのですが、生活面から考えると結構不便なものです。
にもかかわらず何でこういう方策を採るかと言えば、当たり前のやり方でやるとお金がかかりすぎるからです。
地上波デジタルへの設備転換は全国的にほぼ終了しており、今ではほとんどの家庭で地デジ放送が受信可能になりました。直接受信だけではなくケーブルテレビ経由という手段もあり、日本中のほとんどの家庭が何らかの形でデジタル放送を享受できるようになりました。
しかし、山間部の、いや、単なる山間部ではなく山の奥深いところにある小さな集落などで、どうやっても、どの中継局からの電波も入らない、どのケーブルテレビの線も延びていない、死角のようなスペースがどうしても出てきます。
そこに向けての新しい中継局を建てれば良いのですが、山の中に資材を運びこんで高い鉄塔を建て、そこに中継用の機材をセットするには億単位、下手すると何十億単位のお金がかかります。取り残された5世帯、10世帯のためにお金をつぎ込むのはあまりに効率が悪すぎるのです。
民放はどこもデジタル化のために年間売上の何倍ものお金をかけさせられ、もうこの辺がホントに限界なのです。もちろんケーブル局もそんな採算の取れない延伸工事なんかやってくれるはずがありません。
それで、電波を空から降らせて一気に解決しようというのが「衛星セーフティネット」です。
しかし、地元の天気予報も見られないなんて、殺生やないか!という声も聞こえて来そうですが、総務省とNHKと民放連が何度も何度も話し合って漸くたどり着いた次善の策なんです。どうかご勘弁を。
ところで、試していないので定かではないですが、全てのEPGで表示されているとは言え、衛星セーフティネットには多分暗号がかかっているはずですので、地デジ視聴不可能地域でもなく、当然登録もしていない人が見ようとしても多分無理だと思います。あしからず。


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