途中入社の諸君に期待する
【2月10日特記】 長らく会社勤めをしているといろんなことを思いつく。
レーニンは「学生とルンペン・プロレタリアートに期待する」と言ったらしいが、僕は「20代の若手社員と途中入社に期待する」と言いたいのである。
この場合「学生」が「20代の若手」に、「ルンペン・プロレタリアート」が「途中入社」に対応するわけである。途中入社の人たちにとっては、「なんや、わしらはルンペンかい!?」ということになるが、まあ、そういうところだ(笑)
つまり、外部から入ってきた人たちには、ルンペン・プロレタリアートと同じような新たなものの見方と、抑圧を受けている者に特有のエネルギーがあるのではないかと期待するのである。スケールは小さいが「ルンペン・プロレタリアートの革命性」である。
我々社員のほとんどは1つの会社、1つの業界しか知らない。今こういう環境にあって、外から入ってきた者の視点で、「それはおかしいよ」と言って突きあげてもらうことはすごく意義のあることなのではないかと考えるのである。
──と無邪気に僕らは期待するわけだが、しかし、いろいろ観察していると却々そうも行かないということが解ってきた。
途中入社の人たちには途中入社の人たちなりに、自分たちは余所者だ、外様だという負い目があるようで、また、気に入られなければという気負いもあるみたいで、そうそう強く発言もできないという側面もあるらしい。
最近はおとなしい人たちが多いのでなおさらこの傾向が強く出てくる。
となると、僕らが彼らから忌憚のないところをなんとかして巧く引き出してやらなければならない。どうやら期待しているだけで会社は良くはならないようである。


Comments