業績不振の効用
【8月9日特記】 いずこも変わらぬ不況の中、ま、少し上向きになって来た企業もあるだろうが、放送局というビジネスモデルは根本的にガタが来てしまったようで、ウチの会社もご多聞に洩れずえらいことになっている。このままで行くと6年後にはキャッシュフローがゼロになって会社は潰れるだろうという予想まである。
で、そういう訳で会社からは何度も倹約令が出る。毎回ポイントや例は少しずつ違うが、要はめいめいで出費を減らす工夫をしろということだ。
で、そういうことの一環で、コピーやPCからのプリントアウトも両面が標準になる。
正直言って貧乏くさいなあ、という気はしていた。だってインク代は変わらないのである。紙代だけの節約。確かに節約になった紙代は馬鹿にならないらしいが、両面印刷すると紙にインクがつきすぎて、なんか飲み物をこぼしてしまった書類みたいになるんだよなあ、などと・・・。
ところが、まず、インクがつきすぎるという点だが、今ではプリンタが進化してよほどベタ塗りのものでない限りジュクジュク後カバカバになったりはしないのである。
そして、そうやって印刷したものをファイルに綴じてみて初めて気がついたのだが、(考えてみたら当たり前なのだが)書類の量が半分近くになるのである。厚さが半分近くになる、従ってファイルの冊数が半分近くになる。そして机の上や引き出しの中が片づく。
これは良いではないか!
僕はなんでもかんでも紙で保存するタイプではないし、そもそも資料自体をたくさん保持しておこうとする人間でもない(要はどんどん捨てる)。そして、片づけるのは大好きだ。
こんなメリットがあるなら、もっともっと早くから(全社的に)両面印刷に移行しておくべきだったのに、と悔しい気さえしてきた。以来、両面印刷がデフォルトになった。
さて、何があっても却々危機感というものを持てない社員がいる。そして、会社がいくら「お触れ」を出しても従わない社員もいる。
意識の低さと言ってしまえばそれまでだが、でも、会社の側のものの言いようもあるのではないか?
例えば僕に対してであれば、「会社が倒れそうだから倹約に努めて今後は両面印刷にするように」などと言ってくれたって却々進んでやる気にはならない。そうではなくて「両面印刷にすると書類の分厚さが半分になるよ」と言ってくれれば、「なるほど!」と膝を打ってすぐに動き出すだろうに。
もっとも「ページ数が奇数の場合は最後の1枚が片面印刷になるので、分量は正確には半分にならない」と一応反論はしておくだろうが。


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