Real Player 考
【6月16日特記】 Windows Media がデファクト・スタンダードになって来たために(PCを買い替えて以来)長らくPCから消えたままになっていた Real Player を再インストールしてみる。
それで聞いたことが本当かどうか確かめてみるのだが、あらあら、ホントに簡単に flash のストリーミングがダウンロードできちゃうのね。今まではなんか違法っぽい雰囲気のあるフリーウェアかなんかでやってたことが、白日の下、堂々とできる感じ。
ともかくあっという間に .flv ファイルがPCに保存できている。で、そのままだと専用プレイヤが必要なので(と言うか、Real Player があれば見られるのだけれど、Windows Media でも見られるように)、少しデカくなるけど .mpeg に変換してそっちを保存する。
.mpeg への変換ソフトはネット上にそれこそ山ほど転がっている。
しかし、Real さん、こんなことして良いのかね?
ただ、1ユーザとしての自分の立場からすれば、単に個人で楽しむため、いちいちネットに接続しなくても済むため、ある日突然ネット上から消えていたりしてがっかりすることのないように、ただそれだけの意味でやっていることであり、他人に分け与えたりして著作権を侵すつもりはさらさらない。
現象的には一旦保存してはいるものの、本質的にはストリーミングを視聴しているのと全く変わりがない。単に利便性の問題である。こういう利用法に一体どんな不都合があるんだろう?
こういうことを考えると、最近指摘され始めていることなのだが、インターネットもデジタルも全く存在しなかった時代に作られた、あくまで印刷を念頭に置いた今の著作権法は、確かにこのままでは役に立たないという気がしてくる。
確かに利用者の良心に頼るだけでは秩序は守れない、しかし、法の強制力だけでは歪なところに押し込められてしまう恐れがある。
Real Player でこういうことができるってこと、皮肉なことにホントにリアルな感じがする。そう、それが現実であり、それほど悪い現実であるとも思えない。でも、完全に野放しにするとやはり権利が著しく侵害される可能性もある。でも、現にリアルにプレイされてしまっている。
考えなければならない。ともかく迅速に。そしてリアルに。
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