ハクモクレン
【3月24日特記】 駅前の線路沿いに、庭に白木蓮(ハクモクレン)の木がある家があって、たくさん花が咲いているのを駅のホームから見つけた。
そして、その花を見ながら2つのことを考えた。
1つ目:僕は一体いつから花が咲くことや季節が移り変わることに気を留めるようになったんだろう?
男の子だから花に興味がなかったのは不思議でないのかもしれない。しかし、花以外の自然の現象にもあまり意識は行ってなくて、「ああ、次第に温かくなってきた」とか「空気が少しずつ冷たくなってきた」なあなんて、子供のころは思ったこともなかったように思う。
せいぜい考えていたのは「早く夏休みにならないかなあ」とかそんなことだ。気温や天候や風景や、そういうものが毎年ほぼ同じ周期で巡ってきているということにさえ気づいていなかった気がする。
一体いつ、初めて気づいたんだろう? それが大人になることだったのか?
僕はいつ大人になったんだろう?
それからもう1つ:僕が初めて携帯電話のカメラで撮った写真はハクモクレンの花だった。
あれはいつだったろう? そもそも携帯電話にカメラなんか付いている必要性を全く認めていなかった。でも、すでにほとんどの機種にカメラが付いていて、あえて付いていない機種から選ぶことのほうがハードルが高そうだったので仕方なくカメラ付き携帯を買ったのである。
そういう訳だから、何日間かは全くカメラの機能を試してみようとさえ思わなかった。
ところが、ある日芦屋川沿いの道を散歩してたら思いがけなく満開のハクモクレンに遭遇して、なんか「この花だったら絵になるかなあ」と思って撮影したのだった。
それが最初の1枚で、今では携帯のカメラを結構重宝している。逆に、これがあれば専用のカメラが要らないほどだ。
急に思い立って、あの時の写真が残ってないかPCのハードディスクを探してみる。
あった。
日付までちゃんと記録されている:
2005/04/03 12:28 51.6kB(352×288)



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