株主利益の最重視
【7月13日特記】 思えば資本主義の黎明期には、初めに金を出しただけで一切働かない資本家だけが懐を肥やし、働き尽くめの労働者が搾取されて貧困に喘ぐという不可避の悪弊に陥った。
その後日本の資本主義も次第に変化し、特に第2次世界大戦後、労働者の給料を引き上げ待遇を改善することによって、従業員の会社に対する忠誠心を驚異的に高め、世界の名だたる先進国の仲間入りをした。
そういう「改良資本主義」が日本の経済発展の歴史ではなかったのか?
最近では株主利益を最重視するなどと言う。
株主には高い配当を出し、一方で社員はリストラされたり給与を引き下げられたりしている。──これって結局金を出した奴だけが潤って実働部隊がジリ貧になるという前世紀の資本主義の姿ではないのか? 歴史の後退ではないのか?
僕も僅かながら株を持っていて毎年小遣いにもならない程度とは言え配当をもらっている身なので偉そうなことは言えないが、配当の対象となる日の1週間前に株を買った人にまで配当する必要があるんだろうか? 買ってすぐ売り利ざやを稼いでいるような人まで株主なんだろうか?
まず働いている俺たちを優遇してくれ。いや、働いている俺たちのことも大切にしてくれ。さもないと・・・。
流されずに落ち着いて俯瞰的に物事を見ないと、未来は痩せ細って行く。過去に照らして将来を描かないと、全体の調和は取れない。
本当にこれで日本は大丈夫なのだろうか?


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