Monday, November 18, 2024

マークと識別

【11月18日 記】  フロッピーディスクを象った「保存」のアイコンを見るたびに、このマーク、一体いつまで使うんだろ?と思う。事実若い人の多くはなんでこれが保存を意味するのか分かっていないらしい。

しかし、それにしても「保存」の新しいマークを考えるのも難しい。USBフラッシュメモリを図案化するか?

しかし、最近ではクラウドに保存するほうが多いのではないか?
かと言って雲マークなんかにしてしまうと「保存」ではなく「アップロード」の意味になってしまいそうだし…。

ことほど左様にアイコンやマーク、ピクトグラムなどを考えるのは難しい。

ピクトグラムと言えば、たとえばすぐに思い浮かぶのがトイレのマークだ。Restrooms

男子トイレの男性の人形(ひとがた)、女子トイレの女性の人形。この2つが対になっていることによって、全く知らない人でも「あ、トイレなのかな」と思うはずである。

男子トイレのマークは青だったり黒だったりする。女子トイレのマークは大抵赤かピンクだ。そして男子トイレの人物はズボン、女子トイレの人物はスカートを穿いている。

男がネクタイを締めていたり女がリボンを付けていたりするバリエーションもある。

でも、これらはジェンダー・バイアスの最たるものである。

Twitter の初期のころに、うっかり「女の子はいいなあ、スカートが穿けて」と呟いたら、(正式名称は忘れてしまったが)「スカート男子の会」みたいな団体の人から「男だってスカート穿くよ」とのリプをもらったことがある。

抗議っぽいメンションでもなかったし、そんなに怒っている感じでもなかったので良かったが、確かにそうだ、と自分の迂闊さを反省した。

男が黒や青で、女が赤かピンクというのもとんでもない時代錯誤である。男だってピンクを着る。

そう、確か雑誌『メンズノンノ』創刊号の巻頭特集が「ピンクが着たい!」だった。調べてみたらあれは 1986年だ。

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Monday, October 28, 2024

部活の略称

【10月28日 記】 最近テレビや映画を観ていると、僕が去年までは一度も聞いたことがなかったジョバスという言い方が何度も出てくる。

直近で言うと、アニメ『アオのハコ』の千夏先輩が女バスだし、映画『ゼンブ・オブ・トーキョー』では、「ちょっと、そんなとこで女バスの技使わないでよ」という台詞があった。

これは一体いつごろから使われているのか?と思い、Facebook のタイムラインに投げかけてみたところ、意外にも「中学時代からフツーに使っていた」みたいな答えが複数。しかも、そう返してくれたのは僕よりかなり年下の人たちというわけでもない。

そうだったのか、と素直に驚いた。

確かに、Facebook に投稿するときに、キーボードを叩いていたら「だんばす」はそのままちゃんと「男バス」に変換したし、「じょばれ」に対しては「女ヴァレ」という変換候補も出てきた。

ということは、これ、全部の部活動に適用されるのか? ──男バス、女バレ、男バド、女ハン、男陸、女水、男体、女卓、男柔、女剣、男野、女ソフ、男弓、女テニ、男サッ、女ダン、男ラグ…?

あ、男子しかない野球部やラグビー部とか女子しかないソフトボール部やダンス部(今は男女ともある?)には適用されないのか?

あと、文化系のクラブは?

あ、文化系は男女で分けていないから、多分そんな言い方はないのか?

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Wednesday, October 23, 2024

クライマックス・シリーズを考える2

【10月23日 追記】 昨日書いた記事の続き。

クライマックス・シリーズのどこに違和感があるかと言えば、それは6球団のうちの第3位のチームが最後まで勝ち進んでしまう可能性があるからだ。

これが8球団でリーグ戦を争ってきたというのであればこの違和感はかなり払拭されると思う。何故なら8球団で3位になるためにはそこそこの勝率が必要だからである。

ところが6球団の3位となると、下手すると勝率が5割未満のケースがあるのだ。調べれば過去何度か実例が出てくるだろう。

それってまるで、相撲で言うなら7勝8敗の力士が優勝決定戦に出るようなものではないか?

勝率4割台ではないにしても、今年のセ・リーグの DeNA みたいに2つしか勝ち越していないようなケースもある。それってあんまりじゃないだろうか?

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Tuesday, October 22, 2024

クライマックス・シリーズを考える1

【10月22日 記】 プロ野球の話。

パ・リーグのソフトバンクは良いのだけれど、今年のセ・リーグみたいにリーグ戦3位だった(しかも2つしか勝ち越していない) DeNA が日本シリーズ進出を決めたりすると、やっぱりクライマックス・シリーズって一体何なんだ、と言うか、逆か、リーグ戦って一体何だったんだ、という気になる。

「だって、公式戦で一番勝ったのは俺らなんだぜ」と巨人の選手は思ってるだろうし、DeNA だってまともな選手・コーチ・監督なら「来年こそはリーグ戦を制覇した上で日本シリーズに行きたい」と願っているはずだ。

そういうのをチャラ、と言うか、なんかなしくずしにしてしまうのがクライマックス・シリーズなのだ。

それだったら、昔パ・リーグで何年か実施した前後期制のほうがまだ納得感がある。

だって、日本シリーズに行く球団は少なくとも前期か後期かどちらかのリーグ戦で優勝しているのだから。

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Monday, October 21, 2024

相性の不思議

【10月21日 記】 みんなが敬遠して陰で結構ボロカスに言っているような人と、自分は別に全く嫌な気分になることもなくつきあえてしまうってことあります? 僕はわりとあるんです。

あれはどうしてなんでしょう?

一体なんでみんなそんなに嫌うのか分からない、というわけではありません。きっとああいうところが嫌われるんだろうな、というのは割合明確に分かるんです。でも、何故だか自分との関係の中では大問題とも思えないし、それが障害になってこないのです。

それは僕が大人物だからというわけではないのは言うまでもありません。

これって相性と言うしかないものなんでしょうか? なんだか不思議で仕方がありません。

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Monday, June 17, 2024

漢数字の単位の変更の提案(デノミではありません)

【6月17日 記】 最近では全く聞かないですが、かつてインフレ対策の一環として、デノミネーションの必要性が議論されたことがありました。

例えば 100円を百分の一にして新1円とします(この場合従来の 50円は例えば昔使っていた単位を持ってきて 50銭とするなど、新しい単位が必要になります)。10,000円は 100円になり、100万円は1万円になるわけです。

それが経済的にどういう効果を産むのか僕にはよく分かりませんが、まあ、見た目すっきりするということはあるかもしれません。

1ドル = 百何十円というのも 1.x 円になるので、そっちのほうがカッコ良いかもしれません。

ただ、僕がやってほしいのはそんなことではないのです。僕がやってほしいのは、漢数字を3桁区切りに合わせてくれないかな、ということです。

例えば、567,000円はパッっと見ていくらだか分かりますか? これは僕はひと目で分かります。56万7千円ですよね。働いている(あるいは働いたことのある)人であれば、多分このぐらの桁なら大体大丈夫でしょう。

238,457,290円はどうでしょう? 一番上の桁は 2億ですよね。このくらいまでならば僕は大丈夫です。このぐらいの桁の数字はしょっちゅう出てくる職場にいましたから。

でも333,029,851,122円となると、ちょっと考えないと分からなくなります。下手すると一十百千万…と数える羽目になります。

何故分かりにくいかと言うと、漢数字は一万 → 十万 → 百万 → 千万 → 一億…と4桁ごとに変わって行くのに、アラビア数字は3桁ごとにカンマを打って行くからです。

これが英語だと楽なんですよね。

3桁の次の4桁目で thousand、6桁の次の7桁目で million、9桁の次の 10桁目で billion 、12 桁の次の 13桁目で trillion と見事に3桁ごとに変わって行きます。

と言うか、逆なんですよね。これ、英語の数の数え方に合わせて数字3桁ごとにカンマを打つことにしているわけですから。

日本語だと4桁ごとにカンマを打ったほうが絶対に分かりやすくて、僕らが子供の頃には実は一部にまだそういう表記法が残っていたのですが、今では世界的な標準に完全に駆逐されて必ず3桁ごとにカンマを挿入するようになりました。

でも、表記だけそんな風にされても、数を表す漢字がそうじゃないので、頭がついて行かないのです。

それだけじゃなくて、例えば英語で値段の話をしているときに、「これを three hundred thousand yen で買った」とか、「あの家は one hundred million yen では買えない」とか言われても、咄嗟にそれが高いんだか安いんだか、高いなら高いでどれくらい高いのかが全くピンと来なくて、会話を遮って換算するしかないんですよね。

日本語でも「7桁の数字を提示された」なんて言われてもそれこそ一十百千万…と数えるか、あるいはアラビア数字を思い浮かべてそれを脳内で読み取るかしないと分からないので、とても時間がかかるのです。

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Monday, February 12, 2024

血中酸素濃度 [酸素飽和度] と(相対)湿度

【2月12日 記】  「血中酸素濃度が 95% を切るとヤバい」という話はよく聞く。

実際コロナに罹った人の話を聞いたり読んだりすると 80%台に落ちたからと言ってすぐに死んだりするわけではないらしいが、しかし、正常値がそんなに高いのってなんか違和感があって、「一体何に対しての 100% なんだろう?」とずっと思ってきた。

そもそも僕は、コロナ前までは血中酸素濃度なんて言葉は聞いたことがなくて、でも、家庭でもパルスオキシメータを買っておいたほうが良いと言われて調べたら、あの測定器事態は見たことがあった(それで我が家でも買って時々測っている)。

で、話は元に戻るが、血中酸素濃度って一体何なのか?

まさか、「血液中に占める酸素の割合」ではないだろう。もしそうなら血液のほとんどは酸素でできていることになって、そうなると血液はもはや液体ではないだろう。

幸いにして今の世の中はネットで調べると大抵のことは分かるので、もっと早く調べれば良かったのだが、昨日初めて Wikipedia などで調べてみた(以下、引用は全て Wikipediaから)。

それで分かったのだが、そもそも「血中酸素濃度」という言い方が不正確なのであって、「(血中)酸素飽和度」と言うのが正しいらしい。即ち、酸素飽和度とは「ヘモグロビンと結合し得る最大の酸素量に対する、実際にヘモグロビンと結合していた酸素量の割合」である。

なるほど、それなら分かる。

つまり、血液中ではほとんどの酸素がヘモグロビンと(いや、「ほとんどのヘモグロビンが酸素と」と言うべきなのか? よう分からんがどっちにしても)結合していないといけない、ということだね?

しかし、そんなもんがどうしてあのパルスオキシメータで測れるのかが今度は疑問になる。

それも Wiki には記述があって、「動脈血の拍動成分と非拍動成分の吸光度の比を利用している」のだそうだ。細かいメカニズムは分からないが、だから指先を透過するぐらいの光を当てて計測するわけだ。

 ◇

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Sunday, January 21, 2024

水道使用量に思う

【1月21日 記】 水道料金の推移を見ていてふと思った。

水道代というのは住んでいる自治体によって料金体系や計算基準も違うだろうし、家族構成によって使用量も大きく違ってくるだろう。

我が家の場合、上下水道の使用料ではなく使用量で言うと、兵庫県にいたときは 30㎥ を超えたこともまれにあったが、今の3回目の東京生活では夏場でも 25㎥ を超えることはない。

じゃあ、それはどれくらいの量なのか?

27 が3の3乗であるから、つまり我が家の水道使用量は 3m × 3m × 3m の立方体の入れ物満杯より少ないのである。計算してみると大体一辺が 2.8~2.9m の立方体容器に収まる量で済んでいる。

一辺が 2.8~2.9m の立方体だったら我が家に持ち込めるではないか。玄関からは無理でも、ベランダからだったら入りそうな気がする。いや、幅はなんとか収まっても天井の高さが足りないか。ならば高さを 2m にして 3m × 4m × 2m ならなんとか LDK に収まるか。

ま、そんな計算はどうでも良いとして、いずれにしてもそんなに少ないのか !?

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Monday, October 30, 2023

何だか分からなかったハロウィンの思い出

【10月30日 記】 毎年ハロウィンが近づくと必ず思い出すことがある。Photo_20231030214101

僕が勤めていた MBS は 2001年3月31日にオープンしたユニバーサル・スタジオ・ジャパンと提携していた。USJ の中に MBS のテレビスタジオがあったことを憶えている人もいるだろう。

そういうわけで僕らの局は彼らのグランド・オープンの PR に一役買っていたわけだが、その時に秋にはハロウィン・イベントをやると聞かされていたのである。

で、その時僕らはハロウィンとは一体何なのかちゃんと知らなかったのである。

僕らだけではない。日本人の多くがハロウィンという名前はもちろん聞いたことがあるし、なんかカボチャをくり抜いて作ったランタンの絵や写真も見たことはあっただろうけれど、それ以外のことはあまり知らなかったのである。もちろん Trick or treat というフレーズも。

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Tuesday, October 03, 2023

美しい十代?

【10月3日 記】  先日一緒にカラオケに行った友人がやたらと古い歌を好む男で、古すぎて僕もおぼろげにしか憶えていない(のでもちろん歌えない)三田明の『美しい十代』を歌った。

そのサビの部分がいつまでも頭の中で鳴っていて出て行かないのだが、そんな脳内ループの中で、果たして自分が一番美しかったのはいつだったのだろう?という疑問に突き当たった。

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