Thursday, January 10, 2019

起きられない子

【1月10日 記】 日本生命の CM を見ていて思い出した。今ネットでも評判になっている、清原果耶が女子高生を演じているあのCMである。彼女を優しく見守っているお父さんが実はもう亡くなっていたことがラストで判るあの CM である。

あの CM の一番長尺のバージョンの初めのほうで、清原果耶が学校に遅刻しそうになって、「どうして起こしてくれなかったのよ」と母親に当たるシーンがある。母親は「何度も起こしたわよ」などと言う。

同じような光景が我が家でも週に何度かあった。

僕ではない。僕は小さい頃から今に至るまで寝起きが非常に良くて、大体は目覚ましがリッと鳴った瞬間に起きている。今は目覚まし時計というものは使っていないが、昔は新しいのを買いに行くと必ず「できるだけ音の小さなやつ」(秒針が無音で、アラームがうるさくない、または音量を自在に調整できるやつ)を探して選んでいたほどだ。

僕が目にしていたのは姉と母のやりとりである。起きられなかったのは姉で、ほぼ上記の CM と同じだった。姉は「なんで起こしてくれなかった」と怒り、母はあの CM の母ほど穏やかではなく、何度起こしても起きなかった娘に対して時に逆ギレしていた。

そんな姿を日常的に見ていて、僕はふと思ったのである。

どうして姉は起きられないのに母は起きられるのだろう?
どうして子どもは起きられないのに大人は起きられるのだろう?

と。

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Tuesday, December 18, 2018

運は使い切ったか?

【12月18日 記】 僕はあまり大きくない懸賞には割合よく当たる。

PayPay は1回しか使わないうちにキャンペーンが終了してしまったが、それでもその1回だけの購入が全額(と言っても 658円だが)バックになった。

この1ヶ月間に、とあるキャンペーンで Tポイント 1000点が当たり、とあるアンケートに答えて抽選で Amazonポイント 1000点が当たった。

長い人生を振り返ると、最大級の例としては、宝くじで5万円が2回、なんかのキャンペーンで Tポイントが1万点、本を買ったらおまけでついてきた図書くじで図書券 10万円分が当たったことがある。

で、そういうことを言うと、必ず「そんな小さなことで運を使い切っているんだよ」と嬉しそうに言う人がいる。

僕はそれが不思議で仕方がない。いったいどういう精神状態が彼/彼女をしてそんなことを言わしめるのだろう?

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Wednesday, November 21, 2018

元号の理屈

【11月21日 記】 僕は元号をできるだけ使わずに西暦で書くようにしている。

別にイデオロギー的な反発があるわけでもなかったのだが、元号が法制化されたときの理屈づけにカチンと来たからである。

あのとき政府は元号を法制化するに際して、日本人の87.5%だか何だかが元号を使用しているという事実を根拠にした。──それはおかしな話である。もしも既に国民生活に充分浸透していると言うのであれば何ら法制化する必要などないはずではないか。

現状の利用率が何%であったにせよ、政府としてはそれに満足できず、もっと強制力を以て元号を浸透させたいからこそ法律を作るのである。

僕はその欺瞞的な論理を耳にして怒り心頭に発した。だから、それ以降、できるだけ元号は使わないようにしている。

とは言っても、自分の生活から元号を排除しようというほどのものではない。単に自分からはあまり元号を使わないようにしているという程度のものだ。でも、結局そのほうが、元号が2つにまたがったときの計算がやりやすいということもある。

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Wednesday, November 14, 2018

ファースト・ネーム

【11月14日 記】 日本人がお互いをファースト・ネームで呼び合わないのは、名前が「姓・名」の順番だからだという説を聞いた。欧米人も日本人もともに姓名の前半部分で呼ぶだけのことで、日本語の名前では姓が言わばファースト・ネームだと言うのである。

それはどうも根拠が乏しいような感じがする。でも、その一方で不思議に説得力もある。

「日本人は名前より苗字が先  → だから先に来ている苗字で呼び合う」という理屈があまりに単純すぎて論理の流れに無理があるのは確かだが、ただ、「名前の成り立ちとして名ではなく姓が先」というのと「名前ではなく苗字で呼び合う」という2つの事柄の間には同じ根っこがあるような気がするのである。

そして、その同じ根っこは中国人や韓国人にもあるような気もするのである。それは、なんか、儒教と言うか、東洋思想と言うか、もっとざっくりと言ってしまうと東アジア人の気質に通じるものがあるような感じがあるのである。

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Wednesday, October 31, 2018

エレベータをめぐる作為

【10月31日 記】 僕はエレベータに乗っても自分が降りる階数のボタン以外はあまり触らない。

以前も書いたことだが、誰かが降りたらいちいち「閉」ボタンを押すのは日本人だけだという話を聞いて、たまたまラスベガスに出張で行った折に観察してみると、確かにいろんな人種が乗り降りする中で「閉」ボタンを押しているのは日本人だけである。

ご丁寧にも、自分が降りる時に乗っている人のために「閉」ボタンを押す人もいる。

たまに日本人みたいな顔をしているのに押さない人もいるのだが、引き続き観察していると、その人の口から出てくるのは中国語とか朝鮮語とかだった。

それで、なるほど、そんなに急いでも仕方がないか、と思うようになって、自分でもあまり「閉」ボタンを押さなくなった(ただし、日本で満員のエレベータの、たまたまボタンの前に立ってしまった時は、押さないでいると「ボーッとしてんじゃねえよ」と言われそうなので押すようにはしているが)。

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Tuesday, September 18, 2018

短絡考

【9月18日 記】 日本は短絡国家になったな、とふと思った。

短絡国家というのは僕の造語である。いや、別に国家権力を持ち出す必要はなくて、単に短絡的な発想をする人が増えたな、ということなのだが、なんだか国中にそういう人が溢れかえっているような気がして、ついつい国家などと言ってしまう──これもある種、自分の中にある短絡なのかもしれないが、と自戒を込めておこう。

ともかく、「いや、ちょっと待てよ」と言う暇(いとま)がない。「そうは言っても」と考え直す習いがない。「そんな単純なもんじゃないでしょ」と言わせない流れがある。

政府の悪口を言う奴は「反 日」と断罪する。昔は、政府の悪事を暴き、政府の権力を制するのがジャーナリズムの役割だった。──そういう考え方自体も短絡ではないか、と言われればそれもそうだが、その短絡を正すために逆の短絡に振れてしまっては意味がない。

発言や文章の途中にある表現に引っかかってしまって、一歩も先に進めない。意味というものはあくまで全体から生じるものだという認識がない。──なんてことを言うとすぐに、「どんなひどい文章でも最後まで読まないと何も言えないと言うのか?」などと怒られる。それも短絡である。

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Thursday, September 06, 2018

目からポケモンが剥がれた

【9月6日 記】 人間の多様性というものについては生きていく中でいろんなところで不断に再確認することになるのだが、先日はポケモンGO でそのことを思い知った。

ポケモンGO をやらない人もたくさんいるだろうから、あんまり細かいことを書いても仕方がないので、概略だけを書く。

ポケモンGO は街を歩いて「ポケットモンスター(ポケモン)」を収集するゲームである。ポケモンの種類は何百も、いや、多分 1,000種類以上あるはずだ。で、捕まえたポケモンを育てたり、そのポケモンを使って「バトル」をしたり、といろんな遊びのバリエーションがある。

そして、プレイヤーがある一定のレベルに達すると、他のプレイヤーと「フレンド」になったり、お互いのポケモンを「交換」したりできるようになる。

それは別にやりたくなければやらなくても良いのだが、頑なにそれを避けているといろいろ無駄が出たり、そのままでは先に進めなくなったりもする。

僕はポケモンGO をやっていることを別に隠してはいなかったが、あまり誰とも交流することなくずっと独立独歩でやってきた。それが上記のような状況になったものだから、会社の後輩とフレンドになった。

で、フレンドの仲良し度が上がってきたところで、今度は逆に彼からポケモンを交換してほしいと言われた。

しかし、急にそんなこと言われても、僕のほうには交換に出せるようなポケモンは1匹もいない。

僕がそう言うと、彼は「そんなに厳選しているんですか!」と驚く。驚かれて僕も驚く。

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Thursday, August 02, 2018

ボールから目を離すな!

【8月2日 記】 小学校の多分1年ぐらいの時に野球の打ち方を習った時も、会社に入ってからゴルフのスウィングを教わった時も、「ボールから目を離すな」と言われた。

体がほぼ静止した状態で、飛んでくるボールを待つ野球と、逆に静止しているボールに対して自分の体を動かしてクラブに当てるゴルフという違いはあれど、いずれにしてもボールから目が離れてしまうとちゃんと当たらないことが多いのだ。

それはバットやクラブやラケットで球を叩く野球やゴルフやテニスであっても、足や頭でボールを操るサッカーであっても、あるいは直接手でボールを受けたり投げたりする他のスポーツであっても同じではないだろうか。

なんであれ、自分と対象物の距離と位置関係が刻々と変化している状況では、その対象物から目を離してはいけない。よそ見をしていては巧くプレーできなくて当たり前だ。

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Saturday, July 21, 2018

【7月21日 記】 色で憶えているってこと、ありますよね?

例えば街なかで銀行を探している時、遠くて文字はよく見えないけど、看板の色が赤いと、「あ、三菱UFJ があった」みたいな。これが緑だと三井住友になります。

緑と言えば昔は三和銀行の色でした。今の三井住友の緑ほど深い色ではなく(もっとも三井住友ももう1色、薄い緑を使ってはいるのだが)、もっと薄い黄緑。三和銀行なんて今では記憶の外かもしれませんね。でも、私はこれも色で憶えていて、当時の三和銀行の緑色と、吸収合併されて今に至る三菱UFJ の赤がどうも結びつきません。

それ以外でもみずほなら紺、新生銀行はもう少し明るいブルーなどと、やっぱり色で憶えています。あんまり入ったことがないところだと、「えっと、りそな銀行って何色だっけ?」というようなことにもなるのですが。

あとはコンビニ。

店名の入った看板が見えなくても、店の外壁がオレンジと赤と緑で彩られていればセブンイレブン、白地に緑と青ならファミリーマート、青地に赤ライン+白文字ならローソンと、これまた色で区別がつきます。

それ以外でも自分の使っているさまざまなお店や施設の色を憶えているのではないでしょうか。

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Thursday, May 24, 2018

混合水栓の謎

Water_faucet

【5月24日 記】 右(スマホの場合は上)の写真を見てほしい。我家のキッチンの混合水栓である。光って見にくいが、レバーの回る部分に「H」と「C」の文字がある(写真をクリックして拡大してもらうと赤い矢印で指し示してあるのが判ると思う)。

今は多分もう慣れたと思うが、妻はこの家に来た当初どっちがお湯なのか分からなくて困ったと言う。

「Hの字が見えるように右に回すとお湯だよね?」と彼女は言う。

なるほど、そんな読み取り方、そんな感性があるのか、と僕は感心する。

「いや、ないない。フツーは左側に H の字があるから、左に回すとお湯だと思うでしょ」みたいなことをすぐに言いたがる人がいるが、何がフツーかなんてあまり考えないほうが良い。

もしもあなたがフツーでないと認定されてしまったら、その瞬間からあなたの人生は険しいものになるのだ。

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