Friday, November 29, 2019

世の中はどんどん悪くなっているのか?

【11月29日 記】 ふと「世の中はどんどん悪くなっているんだ」という感慨に至った。

悲観ではない。

誰でも年輪を刻んで経験を積んで行くにつれて、世を嘆くようなことが増えてくるものだ。ただ、「近頃の若いものは…」という書き込みはギリシャだがローマだかの時代からあったと聞く。世の老人はいつの時代も昔より今がひどくなったと嘆いてきたわけだ。

で、もし、その言がいちいち正しかったとしたら世の中はどんどん悪くなっているわけだ。

しかし、そう言われても、自分が生まれる前のことは知らんわけで、自分が生まれたときにはもうかなり悪くなった末の話で、中国4000年の歴史かギリシャ・ローマの何千年だか知らないけれど相当悪くなった時点で僕らはバトンを渡されて、そんなこと知らずにそれを良くしようとして、でも、そんなに良くなるわけなくて、それで若い世代が台頭してくると悪くなったと嘆いているわけだ。

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Wednesday, September 25, 2019

冬の練習

【9月25日 記】 暑いときに寒い国に旅するのと、寒いときに暑い国に赴くのとだったらどっちが楽だろう?などと考えてみる。というのは週末から寒い国に旅行に行くからである。

仕事で毎冬ハワイに行っていたときには、家を出る時に着ていたコートを空港のカウンターに預けていた。日本は真冬とは言え、家から空港までほとんど暖房の効いた乗り物の中なので、それくらいの備えで充分である。

その逆はどうかと言うと、僕は暑さには強いが寒いのは苦手ということもあって、そもそもあまり寒い国に行ったことがない。

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Sunday, September 08, 2019

死生観

【9月8日 記】 過日、ジャニー喜多川氏のお別れの会でマッチだったか KinKi Kids の剛くんだったかが、「ジャニーさんもきっと喜んでると思います」と言うのを聞いて、僕はちょっと引っかかった。

最初に書いておくが、僕はジャニーさんに恨みがあるわけでもないし嫌いなわけでもない。近藤真彦氏や堂本剛氏を貶そうとかいう意図もない。ただ、僕は引っかかった。僕にはそういう「故人もきっと喜んでいる」というような感覚がどうしても持てないのである。

だって、故人は死んでいるんだから、もう喜べないではないか?

そんなことを言うと、「何をにべもないことを。こういう時はそういう風に言っておくもんだ」などとたしなめられたりする。

でも、僕には死んでいる人が喜ぶとも悲しむとも思えない。どうしても考えられないし、そんなことはどうしても言えない。だって、もう二度と喜んだり悲しんだりできなくなった状態が死なのだから。いや、仮に喜んだり悲しんだりしているとしても、それは生きている僕らには直接伝わらないのだ。

死後の世界があるとかないとか、それを信じるとか信じないとかいうこととは関係がない気がする。たとえ故人が上空から自分の葬式を見ていたとしても、見られている僕の側で終わっている気がする。だって、基本的にコミュニケーションの手段がないんだもの。

僕にとって人が死ぬってそういうことだ。そして、それは自分が死ぬ場合も同じだ。

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Thursday, August 22, 2019

予断

【8月22日 記】 ウチのマンションのエレベータのカゴの中にはカメラがついていて、各階の乗り場のスイッチの並びにある小さなモニタで中の様子を見ることができる。

先ほどゴミを出そうと思ってエレベータ前に行くと、乗っていた男性が 13階で降りたのだが、降り際に1階のボタンを押して行くのが映っていた。

前にもこういうことを書いたと思うが、僕にはどうしてそんなことをするのか全く理解できない。

そのボタンを押したがために、12階のエレベータホールで重症を負って血がボタボタ滴っている人がボタンを押す前にエレベータが1階に降りてしまい、上がってくるのを待っている間に死んでしまった──なんてことがないだろうかと、どうして想像しないのだろう?

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Tuesday, August 20, 2019

終身雇用時代のやり方

【8月20日 記】 サラリーマンも晩年になってくると、後の人たちに何かを伝えたいという気になる。

自分の成功体験を押しつけて若い芽を摘んでしまうようなことはしたくないが、自分が長いこと働いて掴んだいろんなこと(成功談も失敗談も)を伝えることは、彼らが仕事を進める上でのヒントぐらいにはなるのではないかと思うのだ。

でも、今となってはそれも無理があると諦めた。

何故なら僕らの世代のやり方は終身雇用時代のやり方だからだ。

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Sunday, August 11, 2019

替刃の検証 これが本当の解決編

【8月11日 記】 シェーバー(我が家の場合は BRAUN製)の替刃交換ランプはどのようなセンサーに基づいて点灯するのか? 僕はそのことが気になって気になって、このブログにも都合5回の記事を書いてきた。

  1. 2011/12/28 『替刃の検証』
  2. 2013/1/23 『替刃の検証 returns』
  3. 2014/2/15 『替刃の検証 returns again』
  4. 2015/3/18 『替刃の検証(4回めw)』
  5. 2015/4/27 『替刃の検証 解決編(恐らくw)』

最初の4回は替刃ランプが点灯した時点で、最後の1編は会社の先輩の説を聞いて納得した時点で書いたものだ。

こんなに悩んだ問題が今日一気に解決した。

先週、今年もまた交換ランプがついたのだが、昨日替刃を交換したあと、何故だかランプのリセットができない。単にこのランプ兼ボタンの物理的な故障のように思えるのだが、どこかになにか書いていないかと思いググってみたところ、BRAUN のホームページに辿り着いた。

するとそこにランプ点灯の仕様が載っているではないか!

1分以上のシェービング × 400回でランプが点灯する

のだそうだ。あっけなく問題解決。

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Thursday, August 08, 2019

電波時計の謎3の続編

【8月8日 記】 昨日書いた電波時計の件は、facebook にも同趣旨の記事を上げたら、何人かの詳しい人から詳しい回答をいただいた。

理屈としては却々難しくて、僕も 100%理解して解りやすく解説するには至らないのだけれど、要するに、現在の技術と環境からすると、常に安定的に電波を受信することは望むべくもないことのようだ。

親切な知人は、「今の時計はクォーツだから1日や2日ぐらい電波が取れなくても心配することはない」などと書いてくれるのだが、うーん、それはちょっと違う、というか全然違うんだな。そういうことじゃない。

こういうとき、ひどい奴になると「そもそも時計が全く誤差のない時間を示すことなどないのだから、そんなことを気にするのはナンセンスだ」などと困ったことを言い立ててくる。

僕はナンセンスかどうかなんて全く考えたことがないし、時計が1秒ずれたら誰かがいくら得するとか損するとか、そんなことを心配しているのでもない。時計が合っていることの意義を世間に唱えているのではないのである。

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Sunday, July 28, 2019

上から目線

【7月28日 記】 自分のホームページを読み返すと、2012年頃から同じようなことを書いているのですが、今の若い人たちはとにかく「上から目線」というのを嫌うみたいですね(このブログには2015年にこんなことも書いていました)。

彼らが使う「上から目線」という表現は今や相手の全人格を否定できるほどのモンスター・ワードになったような気がします。

我々の世代からしたら、上の人が上から目線でものを言うのは当然と言うか、良いとか悪いとか言う以前に当たり前のところがあり、単に上から目線であるということがそれだけでそこまで嫌われることのほうがが解せないのです。

「上の人」というのは、学年や年齢や社歴が上の人、経験が自分より長い人、地位や職位が上の人、あるいは仕事をする上でお金を払うほうがもらうほうより上、というようなこともあるかもしれません。

中には勝手に自分のほうが上だと思い込んでいる人も当然いるわけで、そういう人たちからとても的外れかつ攻撃的なことを言われて嫌な思いをしたこともあるし、先生や上司からあまりにズバリと指摘されて気分が落ち込んだことなどももちろんあります。

ただ、問題になるのは言い方が上から目線かそうでないかではなく、あくまで言っている内容であって、上から目線の発言でもありがたく神妙に拝聴することもあったし、逆に下から頭突き食らわして猛烈に反発したこともあるし、あるいはもっと無難に適当に流して終わったこともあります。

それじゃダメなんですかね?

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Thursday, July 04, 2019

アンケートに答える

【7月4日 記】 アンケートに回答していると、選択肢が偶数個しかないものがよくある──「賛成」と「反対」の2つだけとか、「とても良い」「良い」「悪い」「とても悪い」の四者択一とか。

調査の常識として、選択肢は奇数個でなければならない。それは中央値をつくるためだ。例えば、「どちらでもない」「普通」等々。

もちろん、よく知らなくて、何も考えずに偶数個になっている場合もあるだろうが、わざわざ偶数個にするには理由がある。

それは奇数個にしてしまうと、大多数が「普通」や「どちらでもない」などの中央値を選んでしまうからだ。それだと傾向がよく見えない、傾向をはっきりさせるためにあえて中央値を選ばせない構成にしているのだが、それは単にデータを歪めているにすぎない。

例えば僕が答えるとして、「映画が好きか?」であれば多分「とても好きだ」を、「日本酒が好きか?」であれば躊躇なく「全く好きではない」を選ぶだろうが、「革製品が好きか?」であれば選択肢が偶数個しかなかったら途端に迷うのである。

革製品と言っても靴と財布とベルトぐらいしか持っていない。でも、現に革製品を使っているわけだし、それが嫌いなわけでも避けているわけでもない。かと言って、特に革を愛好して、進んで革製品を買うようなこともない。

だから、どっちでもないのだ。フツーなのだ。思い入れがないのだ。もっと言えばどうでも良いのだ。それを「とても好き」「好き」「嫌い」「とても嫌い」の4つ中から選べと言われても困る。

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Monday, July 01, 2019

ビートルズ

【7月1日 記】 僕らはビートルズが解散してから後追いでビートルズを聴き始めた世代である。

勿論ビートルズの存在は知っていた。マッシュルーム・カットだとかエリザベス女王から勲章をもらったとか、社会現象として知ってはいたが、でも彼らの音楽を理解するにはまだ成長が足りなかったのである。

そのおかげで僕らの世代は、いや、僕だけなのかもしれないが、親や親の世代の人たちによって変な先入観を植え付けられてしまった──と今になって思う。

特に父親である。父はビートルズを下手だと言った。曲を聞きながら「へったくそやなあ」と吐き捨てた。

でも、今になって考えてみれば、楽器を全く弾けない父に演奏が巧いかどうかなんて分かるはずがない。

父が言っていたのは主に歌のことである。でも、それは例えば美空ひばりよりジョンやポールが下手だという意味だ。そう言われると悲しいことにそんな気がしないでもないのだが、でも、美空ひばりとビートルズを比べるのはピタゴラスの定理とフライドポテトの優劣を問うようなもので、本来並べて比較することのほうがおかしいのである。

父は英国のビートルズも日本のグループ・サウンズも十把一絡げにして「下手だ」「低級だ」と言った。

GS をひとまとめにして「下手だ」と言ってしまうのも間違いであり、今聴き直すと巧いプレイヤも少なからずいたし、その後の J-POP を支えた作曲家やミュージシャンも輩出しているので、巧いか下手かはともかくとして、才能のあるメンバーがたくさんいたのも事実である。

ただ、あんまり巧くない GS も確かにいた。そして、小学生の僕らにとってはビートルズより GS のほうが親しい存在だったこともあり、「GS は下手」=「ビートルズも下手」という変な連想が働いてしまって、僕はずっとビートルズが下手だと信じていたのである。具体的にはどこが下手だということは全くないくせに、彼らは下手だという漠然としたイメージがずっと消えなかったのである。

もちろん、もう少し聴き込んで行くうちに、ビートルズの音楽的才能に少しずつ気づき始め、コード進行やコーラスワークに魅入られたように聴くようになるのだが、なのに心のどこかに「ビートルズは下手だ」という刷り込みがしっかりできてしまっていたように思う。

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