Saturday, March 15, 2025

日本アカデミー賞

【3月15日 記】  いつ決まったのかは知らないのだが、日本アカデミー賞の発表があったらしい。知人の facebook 投稿で知った。

このブログにも何度も書いているが、僕はこの賞をあまり当てにしていない。

信頼感がないと言うと反感を買うかも知れないのでもう少し違う言い方をすると、僕とは趣味趣向が全く異なるので、そういう意味で当てにしていないのである。

今回は僕が、

僕の知人は「文句なしに今年一番の映画」みたいな書き方をしていたが、僕はそこまで称賛はしない。

と書いた『侍タイムスリッパー』が最優秀作品賞だそうな。

それから、僕が、

最後に、なんか、日本アカデミー賞あたりがうっかり作品賞か何かを与えてしまいそうな映画だったと言っておこう。

と書いた『正体』は、最優秀は逃したがきっちり優秀作品賞には選ばれており、最優秀監督賞と最優秀主演男優賞、最優秀助演女優賞を獲っている。

やっぱりね、という感じ。

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Friday, December 27, 2024

テレビや配信ドラマ/アニメの完結編としての映画という戦略

【12月27日 記】 僕の会社員時代の 10年先輩に、テレビドラマやアニメは見ずにその完結編となる映画だけを観て「よく分からなかった」とか「評価できない」みたいなことを時々書いて人がいる(誤解のないように最初に書いておくと、この文章はその人を貶めるために書いているのではない)。

今年になってからだと、アニメ版第3期の2話だけを観て、今泉力哉監督のテレビドラマ8話は一切観ずにその続編である映画版『からかい上手の高木さん』だけを観たり、テレビアニメとして4期続いた『進撃の巨人』をろくに観ないまま『進撃の巨人 ファイナル THE LAST ATTACK 』だけを観たり、 Amazon Prime Video で配信した【推しの子】8話を全く観ずにその最終完結編である映画【推しの子】 -The Final Act- だけを観たり…。

僕からしたら、そもそも『進撃の巨人』なんて、あれだけ長い長い物語で、あれだけ複雑に入り組んだ展開で、あれだけ大勢の登場人物が出てくるアニメを最後の1作だけ観ても理解できるはずがない、と不思議に思う。

それまでの回を全部観ていてさえ、自分の頭の中でこんがらがったり、ちゃんと思い出せなかったりして、分からない部分が残ると言うのに。

でも、まあ、それにもかかわらず映画だけを観てしまう気持ちが分からないでもない。と言うか、もちろんこれは僕の勝手な想像、勝手な解釈でしかないのだが、そういうことなのかな?と思うところはある。

中には完結編を総集編だと勘違いして観てしまったみたいなこともあるんだろうけれど、それ以前に、彼らの世代からしたら、「テレビでの放送を観ていなかったら理解できない映画なんてあり得ない」という気持ちがあるんじゃないだろうか?

「映画界が映画ファンに対してそんな不親切なことをするはずがない」という信頼感が抜けないのではないだろうかと思うのである。

たしかにかつて映画が、そんなテレビ番組のおまけや続編みたいな作り方がされることはなかったのだろう。映画はあくまで独立した、それだけで完璧に自己完結した作品であったはずだ。

だが、今ではそんなことはない。何故ならそのほうが客足が見込めるからである。

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Saturday, December 21, 2024

2024年鑑賞記

【12月21日 記】  各ドラマやアニメの最終回の季節を迎えた。

映画やテレビドラマ、アニメ、配信ドラマなどの今年の鑑賞履歴を振り返ると、年間合計数ではいずれも去年とほとんど変わらないのだが、この 10月期はなんだかとても忙しかった。

10月期は連続ドラマが5本、連続アニメが3本とかなり多い。最終回まで全部観たのがこの本数で、1話2話あたりで脱落したものを加えるともっと多くなる。

それに加えて、配信ドラマも2シリーズ観ていて、僕としてはほぼ限界値である。

まあ、でも、逆に言うと、それだけ面白い作品が多かったということでもある。

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Wednesday, December 11, 2024

画像リンク開始

【12月11日 記】  映画評などを書く時に、映画の公式サイトなどから画像をダウンロードして自分のブログなどに貼り付けるのは著作権の侵害に当たるので、それは避けたいという趣旨のことを、僕はこのブログだけではなくいろいろなところに書いている。

例えばここ:

それで、仕方なく映画館のポスターなど、宣伝や告知のために誰の目にも触れるところに置いてある写真(従ってそれを撮影して自分のブログに貼り付けることは著作権侵害にはならない)を再撮して使っていたのだが、先日からちょっと新しい試みを始めてみた。

第1段は 12/8付けの『地下室のヘンな穴』の記事

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Thursday, November 28, 2024

映画の季節感

【11月28日 記】 僕は観たい映画を公開日順にかなり先までリストアップしているが、毎年 12月になるとそのリストがややスカスカになってくる。

多くの映画が冬休みに合わせて、冬休みが始まるころに公開するので、必然的に前半が薄くなるというのが理由のひとつである。

それから、もうひとつの大きな理由は、賞獲りレースにおいては 12月公開というのは審査員の投票日までの日がなく、不利だということもあるのだろう。

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Thursday, November 14, 2024

好意について考える

【11月14日 記】 ドラマやアニメでは、誰かに恋心を抱かれているのにそれに全く気づかないというシチュエーションがよく描かれる。

例えば僕が今観ているものでは、『海に眠るダイヤモンド』では朝子(杉咲花)は鉄平(神木隆之介)のことを一途に好きなのに、鉄平は全くそれに気づかない(周りは結構気づいている)。

アニメ『アオのハコ』では雛は大喜のことがずっと好きなのに、大喜は千夏先輩に首ったけで、雛の気持ちには全く気づかない。

これら以外にも、学園モノのテレビドラマや映画ではそういう状況が何度も描かれてきた。

しかし、そんなことってそんなにしょっちゅうあるんだろうか?と僕は思うのである。

「お前がそう思うのは、お前があまり人に好かれないのでそういう経験がないからだ」と言われると、そりゃまあ全面否定はできないが、しかし、そんな僕でも、長い人生にあっては、自分が好かれているなと感じたことはある。しかも何度か。

中には「いや、困ったな」としか思えなかったこともあったが、逆にそこから彼女を意識するようになって恋に発展したこともある。

ま、しかし、なんであれ、好意を持たれていればフツー気づくだろ?と思うのである。

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Monday, October 28, 2024

部活の略称

【10月28日 記】 最近テレビや映画を観ていると、僕が去年までは一度も聞いたことがなかったジョバスという言い方が何度も出てくる。

直近で言うと、アニメ『アオのハコ』の千夏先輩が女バスだし、映画『ゼンブ・オブ・トーキョー』では、「ちょっと、そんなとこで女バスの技使わないでよ」という台詞があった。

これは一体いつごろから使われているのか?と思い、Facebook のタイムラインに投げかけてみたところ、意外にも「中学時代からフツーに使っていた」みたいな答えが複数。しかも、そう返してくれたのは僕よりかなり年下の人たちというわけでもない。

そうだったのか、と素直に驚いた。

確かに、Facebook に投稿するときに、キーボードを叩いていたら「だんばす」はそのままちゃんと「男バス」に変換したし、「じょばれ」に対しては「女ヴァレ」という変換候補も出てきた。

ということは、これ、全部の部活動に適用されるのか? ──男バス、女バレ、男バド、女ハン、男陸、女水、男体、女卓、男柔、女剣、男野、女ソフ、男弓、女テニ、男サッ、女ダン、男ラグ…?

あ、男子しかない野球部やラグビー部とか女子しかないソフトボール部やダンス部(今は男女ともある?)には適用されないのか?

あと、文化系のクラブは?

あ、文化系は男女で分けていないから、多分そんな言い方はないのか?

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Monday, October 07, 2024

銀行と映画館にて

【10月7日 記】  銀行の ATM で延々と振込の作業をしている人がいる。背後からだとよく見えないので、ひょっとしたら振込だけじゃないのかもしれないが、なんであれ、僕にはあれがよく分からない。

僕は現金を引き出す以外の目的で ATM を利用することはほとんどない。だからいつも一瞬で終わる。

そんな僕からしたら、あんなに長い時間 ATM を占拠して作業をするくらいなら、PC でやれば良いのにと思ってしまう。

もちろん、何等かの理由で ATM でやらなければならない事情の人もいるだろう。しかし、PC でできるのにしない人もまたいるのだろう。

僕にはそこが分からない。

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Sunday, September 15, 2024

【note】著作権法をめぐるすっきりしない思い

【9月15日 埋】 ここ何年かずっと心の片隅に引っかかっていたことについて note に書きました。久しぶりにリンクを埋め込んでおきます。

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Sunday, September 08, 2024

力の指輪と残り時間

【9月8日 記】  配信が再開したので『力の指輪』の season 2 を見始めたのだが、聞けば Amazon のこのシリーズは season 5 まであるとのことだ。そうなると、「生きている間に最後まで見られるかな?」という問題が出てくる。

若い人には実感がないだろうが、年を取るに従ってそんなことが頭にちらつくようになる。

2020年の(実際には 2021年になったが)東京オリンピックの開催が決まったとき、「その頃にはまだ元気で生きているだろうから、1種目でも良いから競技場で見たいな」と思った(が、実際は見られなかった)。

2025年の大阪万博を見たいとは別に思わないが、あれが決まったときも「多分まだ生きているな」と思った。

しかし、このドラマの season 5 までの全episodes が完結するまでとなると、何年かかるのか?

そもそも season 1 と 2 のインターバルが 2年近くあったではないか。season 5 までなら 10年かかってもちっともおかしくないし、途中で何か障害があったりするともっと時間を要する可能性もある。

そして、原作の長さを考えると、時代を行ったり来たりして、もっと多くの seasons が企画されるかもしれない。

そもそもこの『力の指輪』の後日譚である映画版の『ロード・オブ・ザ・リング』が最初に映画館で上映されたのが 2001年、3部作全てが上映されるまでに要した期間が約2年、その後、その前日譚である『ホビット』3部作がその約10年後にやはり約2年かけて上映されている。

なんという大作か! そしてなんという長い物語か!

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