生まれるのが15年遅かったら
【11月1日 記】 年を取ってくると「ああ、自分がもう少し若ければ!」と思うことも全くないではないが、それよりも「ああ、生まれるのがもう 15年遅ければ!」などと思うことのほうが多い。
僕はコンピュータやインターネットが本当に、心から大好きだが、僕の人生にコンピュータが現れるのはあまりに遅すぎた。
考えてみれば、生まれてから何十年間かはコンピュータも携帯電話もなかったのだ。電話は家とか会社とかにあったが、コードで壁の穴と繋がっていたので、それを持って歩くことさえできない、そんな環境で育ってきたのだ。
僕が初めて PC を買ったのは 37歳のときだ。ブームが来て皆が買い始める少し前だったから、タイミングとしては遅くはない。だが、コンピュータを始めるには 37歳という年齢はいささか遅かった。
あれが 22歳だったら、もっともっとコンピュータに習熟して、ひょっとしたら何か資格も取得して、今とは違う人生のフェーズに立っていたのではないかと思うと無念でならない。
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