Thursday, July 04, 2019

アンケートに答える

【7月4日 記】 アンケートに回答していると、選択肢が偶数個しかないものがよくある──「賛成」と「反対」の2つだけとか、「とても良い」「良い」「悪い」「とても悪い」の四者択一とか。

調査の常識として、選択肢は奇数個でなければならない。それは中央値をつくるためだ。例えば、「どちらでもない」「普通」等々。

もちろん、よく知らなくて、何も考えずに偶数個になっている場合もあるだろうが、わざわざ偶数個にするには理由がある。

それは奇数個にしてしまうと、大多数が「普通」や「どちらでもない」などの中央値を選んでしまうからだ。それだと傾向がよく見えない、傾向をはっきりさせるためにあえて中央値を選ばせない構成にしているのだが、それは単にデータを歪めているにすぎない。

例えば僕が答えるとして、「映画が好きか?」であれば多分「とても好きだ」を、「日本酒が好きか?」であれば躊躇なく「全く好きではない」を選ぶだろうが、「革製品が好きか?」であれば選択肢が偶数個しかなかったら途端に迷うのである。

革製品と言っても靴と財布とベルトぐらいしか持っていない。でも、現に革製品を使っているわけだし、それが嫌いなわけでも避けているわけでもない。かと言って、特に革を愛好して、進んで革製品を買うようなこともない。

だから、どっちでもないのだ。フツーなのだ。思い入れがないのだ。もっと言えばどうでも良いのだ。それを「とても好き」「好き」「嫌い」「とても嫌い」の4つ中から選べと言われても困る。

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Tuesday, June 18, 2019

晩年

【6月18日 記】 この歳になって漸く自分の人脈が繋がって広がってきた気がする。楽しくて仕方がない。

多分、他の人たちは人生のもっと早い時期から(濃度や速度はその時時で差はあるだろうが)着実に人脈を積み上げて行っているのだと思う。

僕の場合はなんでこんなサラリーマン晩年になってやっとなのかと言えば、それはひとつには僕が奥手で引っ込み思案で非社交的だからなんだろう(小学校の頃からずっとそんな風になじられてきた)。

でも、もうひとつ要素があって、それは僕が今自分がやりたい仕事をやっているから、逆に言うと、昔はやりたい仕事でなかったから人脈も形成されなかったという面もあるのではないかなと思う。そう、ここ何年かは本当に自分がやりたい仕事をやっている。

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Wednesday, May 22, 2019

社長のイメージ

【5月22日 記】 僕の父は社長だった。

社長と言っても社員は常に2~3人しかいない、本人は「中小企業」と言っていたが実のところ零細企業である。おまけに一度倒産もしたし、家財を差し押さえられたりもした。

小さい頃はもちろん社長というのが何をしている人なのかは知らない。と言うよりも、仕事というものがどういうものかも知らない。そんな僕が社長というものに持ったのはただ偉そうにしている人というだけのイメージだった。

それは社長のイメージと言うよりは、間違いなく父という人間個人のイメージである。偉そうにして、他人を抑圧・支配しようとして、大きな声で何かを指図して、大言壮語して常に自分が一番であると自慢しまくっている男。

僕は社長というのはそんな感じで誰かに怒鳴りまくってる人だというイメージを持った。

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Saturday, February 23, 2019

やりたいこと

【2月23日 記】 昨日あるところで聴講したセミナーに SHOWROOM の創設者である前田裕二氏と有名な編集者・箕輪厚介氏が登壇しておられました。

で、本筋とは全く関係がないのですが、聴いていて途中で大いに驚いたとことがありました。

それは箕輪氏のこんな発言でした。

いろんなところでセミナーをやっていると、最近若い人から、「僕には箕輪さんみたいにやりたいことがないのですが、どうしたら良いでしょうか?」みたいなことを訊かれることが多いんです。

すると、それを受けて横にいた前田氏が

あ、僕もそれめちゃくちゃよく訊かれます。

これには驚きました。僕にはよく解らないのです。

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Tuesday, February 12, 2019

どう?

【2月12日 記】 「それで学校はどうだ?」──小さい頃にそんな質問をされて困惑した記憶がある。久しぶりに会った親戚のおじさんとかから、「何年生になった?」という質問に続けて。

いや、親戚のおじさんやおばさんばかりじゃなくて、普段子供の日常生活になんかほとんど見向きもしていなかった父親にも、突然「ほんで、学校はどやねん?」などと訊かれたことがあったように思う。

「どやねんって何が?」と思うのだが、訊いた方はどうやら「楽しい」などと答えてほしがっているように見受けられる。でも、どうと訊かれても、学校はひと言で言えるほど単純な場所ではない。

学校は楽しいところでもありしんどいところでもある。どっちの要素のほうが多いかを比較してどちらか一方に結論付けるのは間違っている。──と、子供の頃にそこまで明確に考えてわけではないが、なんとなくそんな感じでいたのは確かだ。

それにそもそも学校は楽しいから行くものでもしんどいから行かないものでもない。自分の意志や感じ方とは何の関係もなく、まず行かなければならないところだから行くのである。──子供ながらに(と言うか、あまり子供らしい無邪気な存在ではなかったからかもしれないが)、僕はそういうことを基本的な認識として持っていた。

それをどうかと訊かれても困るのである。どうだったらどうだと言うのだろう?

逆に、不用意に訊いて「楽しくない」と言われたらどうするんだろう? 楽しくなくても学校には行かなければならないのである。「楽しい」と言われたら、「そうか、それは良かったな」「何が一番楽しい?」などと会話が進むのだろうが、「つらい」「行きたくない」などと答えられたら、それを聞いた大人はどう対処するのだろう?

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Sunday, January 27, 2019

ルール

【1月27日 記】 ルールがなくても巧く治まっているのが一番良い状態であり環境である、と僕は思っている。

参加メンバー各自の意見や感覚に隔たりがあって、放っておいたら巧く治まらないから、ルールを作って、「みんなで決めたことだから守りましょうね」という合意を取って治めているのである。

それは自治体のような大きな集団であろうと家族のような小さなグループであろうと、基本的には同じであるように思う。

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Wednesday, May 02, 2018

素敵な GW

【5月2日 記】  今年も5月1日、2日とも出勤した。昔から僕は、ゴールデン・ウィークの休日の狭間を埋めてべたっと休んだことがあまりない(全くないわけではないとは思うが)。

それは端的に言って、妻と仕事/休みの都合が合わなくて旅行のスケジュールも立たないので、じゃあ出勤するわ、といった感じの年がほとんどなのだが、逆側から見ると連休の狭間に出勤するのが嫌いではないということもある。

ゴールデン・ウィークは休む人が多いから、社内外ともに仕事の相手が少なくなる。だから、出勤していても仕事が少なくて、良いのである。

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Thursday, April 26, 2018

進歩の担い手

【4月25日 記】 今夜出席した某セミナーで僕が一番感銘を受けたのは、登壇者の日大藝術学部・木村学部長が紹介した英国の劇作家ジョージ・バーナード・ショーの言葉。

格言・名言として世界的に有名なフレーズらしいのですが、僕は初めて聞きました。

理性的な人間は自分自身を世界に適応させる。非理性的な人間は世界を自分自身に適応させようと固執する。それゆえに、すべての進歩は非理性的な人間のおかげである。

原文では、

The reasonable man adapts himself to the world; the unreasonable one persists in trying to adapt the world to himself. Therefore all progress depends on the unreasonable man.

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Tuesday, April 03, 2018

さかさまのキーボード

【4月3日 記】 iPad Pro を買った。昨日届いた。

新しい iPad が発売されたばかりというこのタイミングで、なんで発売から随分日が経った iPad Pro なのだ?という人もいるだろうが、性能的には iPad Pro のほうが遥かに上だ(値段も高いけれど)。

──というような理由で iPad Pro を選んだわけではない。間違って iPad Pro 用のスマート・キーボードを買ってしまったからだ。

もう何ヶ月も前なのだが、ネット上でキーボードに関する記事を読んでいたら、「キーボードは大きいほうが使い勝手が良いのだから 10.5インチの iPad Pro にも 12.9インチ用のスマート・キーボードを装着すべし」と書いてあって、僕はなるほどと膝を叩いたのである。

で、膝を叩いた勢いで発作的にスマート・キーボードを買ってしまったのである。いや、我が家の iPad Air にスマート・キーボードがつけられると勘違いしたのではない。我が家にあるのが iPad Pro だと一瞬勘違いしたのである。

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Saturday, March 31, 2018

繋がる人脈

【3月31日 記】 東京に来て1年半(3回目だけど)、漸く仕事上の人脈が繋がり始めた気がする。もちろん東京に来ていきなり繋がり始めたわけではなくて、大阪にいたときからの人もいるし、1回目や2回目の東京生活で知り合った人たちもいるのだけれど。

で、繋がり始めて痛切に思うのは、単に仕事だからやっていたことの人脈は決して繋がらないのではないかということ。好きでやっていたことでなければ人も繋がらないのである。

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