Thursday, September 27, 2018

OVO

【9月27日 記】 ある程度年を取ってから、と言うか、もっと分かりやすく書くとここ数年ということだが、僕はときどきいくつかのクラウドファンディングのサイトでいくつかのプロジェクトを支援してきた。

リターンを期待して、というのももちろんあるのだけれど、新しい何かをやろうとしている人を支援したいという気持ち(つまりそれが、ある程度年を取ってからの心境である)もあってのことだ。

一番最近の事例を挙げると、TSUTAYA の T-SITE がやっている GREEN FUNDING で支援した「USBにつなぐだけ! 映画館の感動を完全再現するポータブルスピーカー誕生 Made in TOHOKU 『OVO』」である。

なんと、このプロジェクト、7000人超のサポーターから 9000万円以上の資金を集めてしまった。

Continue reading "OVO"

| | Comments (0) | TrackBack (0)

Wednesday, September 12, 2018

SWEET 19 BLUES で火がついた

【9月12日 記】 8/31 に書いた『SUNNY 強い気持ち・強い愛』の映画評で、『SWEET 19 BLUES』の「出だしのコード進行が解らなくて遂に楽譜を買ったのだが、楽譜を見てもなお、この進行を理論的にはどう解釈すべきなのか分からない」と書いた自分の文章で自分に火がついた。

もう一度楽譜を引っ張り出してきて矯めつ眇めつしてみて、実際音を出してみて、さらに理論書まで読み返して、挙句の果てにネットでいろいろ検索してみたりもしたけど、まったくもって素敵なコード進行だ。

5連符✕4のチャラチャラとした前置きの1小節のあと、F ⇒ C ⇒ Dm ⇒ Am と1拍ごとにコードが変わる前奏最初の小節は(これはこれで、書こうと思えばいろいろ書けるのだが)とりあえず措いておいて、ここで取り上げたいのはメロディの出だしの2小節のコード進行。

F のキーでいきなり G の音で始まるのだが、こういうケースは別に珍しくない。その場合多くは所謂ツーファイブ Ⅱm7 ⇒ Ⅴ7 という進行になっている。この曲でも無理やりこのステレオタイプを適用して Gm7 ⇒ C7 という進行も可能だ。

4小節まで考えるとすれば、Gm7 ⇒ C7 ⇒ Am7 ⇒ Dm7 として、そのままツーファイブ進行して Gm7 に戻るというパターンもアリかなとも思うのだが、このメロディに当てはめると美しくないし面白くもない。

実際のコード進行は冒頭に Ⅱm7 ではなく Ⅱ の G を持ってきて、その後が E♭M7 である。これがなんとも不思議な取り合わせではないか。理論的にこうであると前後を明快に繋げる説明が(僕には)できない。

Continue reading "SWEET 19 BLUES で火がついた"

| | Comments (0) | TrackBack (0)

Sunday, September 09, 2018

『From T』吉田拓郎

【9月9日 記】 僕もまたご多分に漏れず最近CD を買うことは少ない。本は本棚一杯分しか、CD は CDラック一杯分しか持たないと決めたこともあり、本は電子書籍、音楽はダウンロードになってきている。

しかし、吉田拓郎とムーンライダーズだけは仕方がないと思っている。どうしても“形”がほしいのだ。形あるものを所有したいのだ。

そういうわけで、吉田拓郎の3枚組『From T』を買った。発売の日に注文しようとしたら、Amazon は売り切れで在庫なし。買い占めたのか、買い占めた人から買ったのか、Amazon のページで他の業者が販売しているものしかない。

中には定価より高いものもあり、それを買うのも癪に障るので、Amazon に在庫が入るのを待って買った。

Continue reading "『From T』吉田拓郎"

| | Comments (0) | TrackBack (0)

Monday, September 03, 2018

日本ポップス史をめぐる“家宝”

【9月3日 記】 全284ページにぎっしりコンテンツが詰め込まれた『昭和歌謡職業作曲家ガイド』を、1字たりとも読み飛ばさず、一日で一気に読んでしまった。

別に昭和歌謡が好きだというわけではない。つまり、明治・大正の音楽はどれも好きになれないとか、平成の音楽には悉くついて行けないとか、そんな風に昭和と他の時代の音楽を切り分ける気は全くない。

ただ、僕の青春期がすっぽりと昭和という時代に収まっているというだけのことだ。青春とは何歳までを言うのか知らないが、一番音楽を聴いていた、結婚する少し前までの時期がすっぽり昭和に嵌っているというだけのこと。

そして、それがたまたま広い意味での歌謡曲の黄金期でもあったというだけのこと。

つまり、僕は昭和に興味があるわけではなく、日本のポップスの変遷に興味があるのである。一時ホームページのほうにも掲載していたが、僕の卒論のタイトルは『ニュー・ミュージックの新展開』である。

今回買ったこの本は、そんな流れの中で、僕にとっての“家宝”となった。

さて、以下に今までに手に入れた“家宝”を並べてみる。まずは書籍(一部の雑誌の特集号などを含む。単体の楽譜は除く)。

Continue reading "日本ポップス史をめぐる“家宝”"

| | Comments (0) | TrackBack (0)

Monday, July 16, 2018

Play Log File on my Walkman #125

【7月16日 記】 気まぐれに公開している僕の Network Walkman のプレイログ。前回は半年ほど間が空いてしまったが、1ヶ月か2ヶ月に1回ぐらいは掲載したいと思う。今回も10曲

  1. 彼女(佐野元春)
  2. 声に出して歌いたい日本文学(桑田佳祐)
  3. 小樽のひとよ(鶴岡雅義と東京ロマンチカ)
  4. Lonely Hearts(加藤ミリヤ Feat. 仲宗根泉)
  5. さよならいとしの BABY BLUES(安藤秀樹)
  6. 嫁に来ないか(新沼謙治)
  7. 夜は静か 通り静か(はちみつぱい)
  8. ほんきかしら(島倉千代子)
  9. パパのベイビー(JiLL-Decoy association)
  10. NAMInoYUKUSAKI for SPEC[丙](THE RICECOOKERS)

Continue reading "Play Log File on my Walkman #125"

| | Comments (0) | TrackBack (0)

Saturday, July 07, 2018

『フェスティバル・エクスプレス』

【7月7日 記】 会社で隣の席に座っている同僚が貸してくれた Blu-ray Disc なのだが、僕はこんなコンサート・ツアー(と言うか、まさに“フェスティバル”なのだが)が開かれたという事実さえ知らなかったし、それがこんな記録映画になっていたことももちろん知らなかった。

時は 1970 年(ビートルズが解散した年だ)。

通常ロックのフェスティバルなどと言うと、例えばウッドストックみたいに、大きな野外の会場を借りて、そこに人気バンドが結集して、全国から何万人の観客を動員するというものだ。

ところが、これは逆で、ザ・バンドやジャニス・ジョプリンやグレイトフル・デッドや、あとは僕があまりよく知らない多くの人気バンドのメンバーが、チャーターした列車に乗り込んで何日もかけてカナダの東から西へと横断の旅をし、時々下車して演奏をするというものだ。

その模様が、コンサートの企画運営者と、出演したバンドのメンバーたちのインタビューを交えながら、描かれている。

ツアーのほうは、最初の街(トロントだったか)で、入場券を買っていない2000人の若者たちがただで入場させろと言って警官隊と衝突する騒ぎ(この時代特有の反体制・反権力的な、しかし、やみくもなムーブメントである)になり、打開策として本番とは別にフリー・コンサートを開催するなどしたので、いきなり赤字間違いなしみたいな感じで始まった。

でも、主催者はそれでも列車を止めなかった。そして、その列車の中で、北米を代表する一流ミュージシャンたちの交流が途切れることなく続いた。最後のコンサートの夜に、ジャニスがわざわざ主催運営の2人を壇上に呼んで感謝の意を伝えたところにも、彼らの高揚感が表れている。

改めてこの時代のロックを聴いて、ひとつひとつの曲が今のロックのイメージではなく、むしろ王道的なカントリーであったりブルーズであったりフォークであったりするところに驚く。12小節のブルース・コード進行に則った曲の多いこと!

ブルーズにリズムがくっついてリズム&ブルーズになり、そのリズムが揺れたり転がったりしてロックンロールになったというのが一般的な流れだと思うのだが、グレイトフル・デッドやバンドはやっぱりカントリーの流れをしっかり汲んでいる。

そして、ジャニス・ジョプリンは今聴くと完全にソウルである。

Continue reading "『フェスティバル・エクスプレス』"

| | Comments (0) | TrackBack (0)

Friday, June 22, 2018

Play Log File on my Walkman #124

【6月22日 記】 長らく書いてなかったプレイログ。調べてみたらなんと今年初めてである。例によってランダム再生している僕のプレイログの一部を披露する。今回も10曲:

  1. ぼくの好きな先生(RCサクセション)
  2. DESIRE ~情熱~(中森明菜)
  3. 大人は判ってくれない(ムーンライダーズ)
  4. 希望の歌(ウルトラタワー)
  5. 皆笑った(Pizzicato Five)
  6. 青春晩夏(小林旭)
  7. 乙女のワルツ(伊藤咲子)
  8. ロンリー・チャップリン(鈴木聖美 with RATS & STAR)
  9. 夏が来る(大黒摩季)
  10. 中央線(矢野顕子)

Continue reading "Play Log File on my Walkman #124"

| | Comments (0) | TrackBack (0)

Monday, June 18, 2018

music baton

【6月18日 記】 6/10 の記事に書いた music baton:「 #10CD10DAYS 人生で影響を受け何度も聴いた一枚」。結局誰にもバトンは渡さなかったが、自分の分は先週無事に書き終えた。

ただし、10枚だけ選ぶというのはどうしても無理で、10枚選んだ後で「次点」を9枚選ぶという反則技を使ってようやく書き終えた。

前にも書いたように、facebook と同じ記事をブログに上げても仕方がないので、ちょっと違う形でここにも上げておきたい。

facebook のときはジャケ写をアップするだけで説明は一切なしというのがルールだった。僕は毎日1枚の写真を上げて、11日目に「次点」9枚を1枚の写真に合成して(つまり、3✕3の碁盤)それを上げた。

ジャケットには帯がついているものもあればそうでないものもあり、そうでないものの中にはジャケットにタイトルが書いてなくて、知らない人には誰の何というアルバムなのか分からないものもある。

それで、ここには逆に、写真なしでアルバム・タイトルとアーティスト名のみ列記する。同様に説明文はなしとする。以下がそのリストである:

Continue reading "music baton"

| | Comments (0) | TrackBack (0)

Tuesday, June 12, 2018

ぼくを見かけませんでしたか

【6月12日 記】 人が死ぬのを喜んではいけない。だけど、好きだった歌手が亡くなるといつも、新たにベスト盤が編まれたり、廃盤が復刻したりしないかな、と思ってしまう。

今日の報道で森田童子が亡くなっていたことを知った。僕が知ったのが今日だったというのではない。そもそも記事自体が「亡くなっていたことが分かった」というものだった。

人は失敗に打ちひしがれたりして極度に気分が落ち込んだとき、明るい曲よりもむしろ暗い曲を聴いたほうが立ち直りが早いものである。無理に明るい曲を聴くと空々しい気分になるだけなのである。

むしろ、徹底的に深く沈み込める曲を聴いたほうが良い。水死体は一旦底に沈まないと浮き上がって来ないと言うではないか(本当なのかどうかは知らないが)。

だから、落ち込んだときは中島みゆきを聴け、それでもダメなら山崎ハコを聴け、それでもまだダメだったら森田童子を聴け──若かった頃そんな話をしていた記憶がある。

そう、それは 1970年代後半である。訃報記事に判で押したように書いてある「『ぼくたちの失敗』が TBSドラマ『高校教師』の主題歌に使われ」というのは、僕らにとってはリバイバルでしかない。

Continue reading "ぼくを見かけませんでしたか"

| | Comments (0) | TrackBack (0)

Sunday, June 10, 2018

music baton

【6月10日 記】 変な話だけれど、facebook でバトンが回ってきて急に思い出した──ああ、バトンってあったなあ、と。

あれは何だったろう? twitter? それとももっと古い時代のメーリング・リストとかの時代?

何かテーマがあって、それに沿って何か書く(つぶやく?)。で、そのバトンを誰かに引き継ぐ。──そんな形だったろうか。

facebook の「友達」(女性)が書いているのを見つけた。テーマは「人生で影響を受け何度も聴いた一枚」。 #10CD10DAYS ( #10CDs10DAYS と複数形になっていないのがちょっと気持ち悪いが)というハッシュタグがついていて、10枚の CD を10日連続でアップするのがルール。ただし、カバー写真だけで説明は書かない。

この最後のルールが良い。音楽を語るとき我々はついつい御託を並べてしまうのだが、それを禁止することで余計なケレン味がなくなる。

Continue reading "music baton"

| | Comments (0) | TrackBack (0)

より以前の記事一覧

その他のカテゴリー

iPhone | おすすめサイト | ことば | アニメ・コミック | ウェブログ・ココログ関連 | ギャンブル | グルメ・クッキング | ゲーム | サイト更新情報 | スポーツ | ニュース | パソコン・インターネット | ファッション・アクセサリ | プレイログ | ペット | 今日のBGM | 仕事 | 住まい・インテリア | 学問・資格 | 心と体 | 心に移りゆくよしなし事 | 恋愛 | 携帯・デジカメ | 文化・芸術 | 文学・歴史 | 旅行・地域 | 日記・コラム・つぶやき | 映画・テレビ考 | 映画・テレビ評(05) | 映画・テレビ評(06) | 映画・テレビ評(07) | 映画・テレビ評(08) | 映画・テレビ評(09) | 映画・テレビ評(10) | 映画・テレビ評(11) | 映画・テレビ評(12) | 映画・テレビ評(13) | 映画・テレビ評(14) | 映画・テレビ評(15) | 映画・テレビ評(16) | 映画・テレビ評(17) | 映画・テレビ評(18) | 書籍・雑誌 | 書評 | 書評(02) | 書評(03) | 書評(04) | 書評(05) | 書評(06) | 書評(07) | 書評(08) | 書評(09) | 書評(10) | 書評(11) | 書評(12) | 書評(13) | 書評(14) | 書評(15) | 書評(16) | 書評(17) | 書評(18) | 経済・政治・国際 | 美容・コスメ | 育児 | 舞台 | 芸能・アイドル | 趣味 | 関西・関西人 | 音楽