Sunday, March 29, 2020

Play Log File on my Walkman #133

【3月29日 記】 いつものプレイログ披露。今年はまだ2回め。今まで一つひとつの記事が長すぎたような気がしてきたので、今回から5曲ずつにする。

  1. 星降る街角(敏いとうとハッピー&ブルー)
  2. ジュリアに傷心(チェッカーズ)
  3. プリズナー(柳ジョージ&レイニーウッド)
  4. Runner(爆風スランプ)
  5. 世界の国からこんにちは(三波春夫)

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Sunday, February 09, 2020

SONGS & FRIENDS 佐野元春 Café Bohemia

【2月8日 記】 新日本製薬 presents SONGS & FRIENDS の第3弾、佐野元春 Café Bohemia に行ってきた。

武部聡志のプロデュースによる、往年の名盤をもう少し下の世代のミュージシャンに引き継いでもらって後世に伝えて行こうとする企画である。

第1弾が荒井由実の『ひこうき雲』、第2弾が小坂忠の『HORO』と来て、第3弾が佐野元春の『Café Bohemia』とは、少し意表を突かれた感はあるが、しかし、このアルバムがとんでもない名盤であることは間違いがない。

佐野元春は、デビュー間もない頃こそ、ブルース・スプリングスティーンの亜流みたいな捉え方をする人もいたが、その音楽的指向と冒険心の幅は広く、新しくアルバムを出すごとに、スカやレゲエなどの新しいリズムを取り入れ、誰よりも早く(ではなかったかもしれないが、少なくとも誰よりも効果的に)ラップやヒップホップの要素を取り入れたりしていた。

このアルバムは、言わばそういう“1周目”が終わって“2周目”に入ったような感じの、第1円熟期とでも言うべきタイミングに発表されたものだ。ここでは昔と比べてジャズっぽいアレンジが多い。何しろ、ドゥワップからヒップホップまでやる人なのだ。懐は深い。

「完璧」という形容をしたくなる素晴らしいアレンジ。パーカッションからブラス・セクションまでの大編成で分厚い音を作り上げ、フィルインのひとつひとつまで見事に有機的に機能していて、多彩なリズムを織り込んで変化を連続的に生み出し、カッコいいハーモニーが僕らをあの夜の向こうに突き抜けさせてくれる。

──都市の詩人とも言うべき彼のことばのキレ。

間違いなく彼は、僕の人生がしんどかった時、危うかった時に、僕を救ってくれた人のひとりである。

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Friday, January 03, 2020

Play Log File on my Walkman #132

【1月3日 記】 今年最初のプレイログ。今回も10曲:

  1. さよなら(オフコース)
  2. サインはV(冨田智子, ウィンドーズ)
  3. 全部だきしめて(吉田拓郎)
  4. へんな女(水原弘)
  5. 見上げてごらん夜の星を(坂本九)
  6. 悲しい気持ち(桑田佳祐)
  7. You’re My Special(鈴木さえ子)
  8. ここは六日町あたり(斉藤哲夫)
  9. 渡良瀬橋(森高千里)
  10. innocent world(Mr. Children)

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Tuesday, December 17, 2019

ウクレレ・マガジンVol.22 WINTER 2020

【12月17日 記】 リットーミュージックから夏と冬の年2回刊行される『ウクレレ・マガジン』。もう何年買い続けているだろうか。練習曲から歌伴、クラシック、ジャズ・ウクレレと、非常にバラエティに富んでいて楽しい。

時々意表をついた選曲があって、例えば前々号では高田渡の『生活の柄』やちあきなおみの『喝采』がソロ・アレンジで載っていたりする。

今号で言えば、渚ゆう子の『京都慕情』なんかがそれに当たるのだが、僕はそれよりもペドロ&カプリシャスの『五番街のマリー』が気に入った。とてもオーソドックスだがきれいなアレンジで、弾くのも難しくない。

なんて書くと、なんだ歌謡曲ばかりじゃないかと思うかもしれないが、例えば今号で言うとビル・エヴァンスの Waltz for Debby などというジャズの名曲も収められている。これは延々7ページにも及ぶ大作アレンジである。

僕は雑誌をそのままの形で家に残したりはしないのだが、捨てる前に気に入った楽譜だけは切り取って保持している(当然そんな曲の多くは即練習することになる)。

切り取ったページが相当溜まってきた。下手な教則本を買うよりよほど価値があると思っている。

 

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Saturday, November 30, 2019

大雨の東京で傘がない

【11月30日 記】 先日、西田二郎さんと片岡秀夫さんと森永真弓さんの3人が映画『天気の子』を語る会を聴きに行ったときに、どうしてもこの映画に不満を感じる人たちの話が出て、それで僕もウチの会社のある人のことを思い出した(この先、この映画のネタバレがあります)。

彼が何歳なのか正確なところは知らないが、多分もう40代に入っていると思う。男性である。

その彼が『天気の子』を観て、facebook で激しく憤っていたのである。

曰く、「みんな本当にこれでいいのか? 東京が水没したままなんだぞ。本当にこのままでいいのか?」と。

この映画に社会と個人の相克を感じ取って賛否を論じた人は多かったが、彼が嘆いたのは天気が回復せず、東京が水浸しのまま映画が終わったという一点であった。

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Sunday, October 06, 2019

Play Log File on my Walkman #131

【10月6日 記】 時々気まぐれに載せている僕の Play Log。今回も10曲

  1. オトノナルホウへ→(Goose house)
  2. ブルー(渡辺真知子)
  3. 贈り物(吉田拓郎)
  4. ソバカスのある少女(ティン・パン・アレイ)
  5. 忘れないで(つじあやの)
  6. 青春のパラダイス(ちあきなおみ)
  7. 雨の日のバタフライ(佐野元春)
  8. 夜の訪問者(小川順子)
  9. きよしちゃん(矢野顕子)
  10. Destiny (シェネル)

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Wednesday, July 31, 2019

音楽に対する情熱

【7月31日 記】 僕が小学校高学年から中学ぐらいにかけて、歌を捨てて俳優に転じた歌手がたくさんいた。

それはブームの過ぎたグループ・サウンズの残党であったり、キャラクターを買われたフォーク・シンガーであったり、他にもいろいろなケースがあっただろうし、俳優だけでなく他のタレントに転じた歌手もいた。

そして、中には歌手と俳優の二足の草鞋を履いて歩いた(しかも両方で成功した)人もいるが、音楽を完全に捨ててしまったような(でも、逆に言うと音楽以外の道でちゃんと成功した)人もいた。

当時の僕はそういう人たちを心の底から軽蔑した。「お前らの音楽に対する情熱って、所詮そんなもんだったのかよ」と。それほどまでにフォークやロックに心酔していたとも言えるが、中学生らしい幼稚な考え方だとも言える。

当時の僕には「生きて行くためには稼がなければならない」という発想が全くなかったのだ。まあ、中学生の想像の範囲を考えると、仕方がないと言えば仕方がないが。

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Tuesday, July 16, 2019

Play Log File on my Walkman #130

【7月16日 記】 僕の SONY Walkman には第2次大戦の直後から現在に至るまでの日本の主にポップス系の曲が多分 3,500曲以上入っていて、僕はそれをランダム再生で聴いています。

その中には大ヒットした歌もあるし、そうでない曲もあるし、そもそもシングルカットされていない作品も含まれています。

これは時々書いているその再生の記録です。今回は令和に入ってから2度目。

  1. Headlight(MONKEY MAJIK)
  2. フレンズ(REBECCA)
  3. 走れ!(ももいろクローバー)
  4. じれったい(安全地帯)
  5. A HAPPY NEW YEAR(二階堂和美)
  6. むなしさだけがあった(吉田拓郎)
  7. カブトムシ(aiko)
  8. スウィート・ソウル・レヴュー(Pizzicato Five)
  9. 愛が生まれた日(藤谷美和子&大内義昭)
  10. 僕の胸でおやすみ(かぐや姫)

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Monday, July 01, 2019

ビートルズ

【7月1日 記】 僕らはビートルズが解散してから後追いでビートルズを聴き始めた世代である。

勿論ビートルズの存在は知っていた。マッシュルーム・カットだとかエリザベス女王から勲章をもらったとか、社会現象として知ってはいたが、でも彼らの音楽を理解するにはまだ成長が足りなかったのである。

そのおかげで僕らの世代は、いや、僕だけなのかもしれないが、親や親の世代の人たちによって変な先入観を植え付けられてしまった──と今になって思う。

特に父親である。父はビートルズを下手だと言った。曲を聞きながら「へったくそやなあ」と吐き捨てた。

でも、今になって考えてみれば、楽器を全く弾けない父に演奏が巧いかどうかなんて分かるはずがない。

父が言っていたのは主に歌のことである。でも、それは例えば美空ひばりよりジョンやポールが下手だという意味だ。そう言われると悲しいことにそんな気がしないでもないのだが、でも、美空ひばりとビートルズを比べるのはピタゴラスの定理とフライドポテトの優劣を問うようなもので、本来並べて比較することのほうがおかしいのである。

父は英国のビートルズも日本のグループ・サウンズも十把一絡げにして「下手だ」「低級だ」と言った。

GS をひとまとめにして「下手だ」と言ってしまうのも間違いであり、今聴き直すと巧いプレイヤも少なからずいたし、その後の J-POP を支えた作曲家やミュージシャンも輩出しているので、巧いか下手かはともかくとして、才能のあるメンバーがたくさんいたのも事実である。

ただ、あんまり巧くない GS も確かにいた。そして、小学生の僕らにとってはビートルズより GS のほうが親しい存在だったこともあり、「GS は下手」=「ビートルズも下手」という変な連想が働いてしまって、僕はずっとビートルズが下手だと信じていたのである。具体的にはどこが下手だということは全くないくせに、彼らは下手だという漠然としたイメージがずっと消えなかったのである。

もちろん、もう少し聴き込んで行くうちに、ビートルズの音楽的才能に少しずつ気づき始め、コード進行やコーラスワークに魅入られたように聴くようになるのだが、なのに心のどこかに「ビートルズは下手だ」という刷り込みがしっかりできてしまっていたように思う。

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Wednesday, June 26, 2019

ロックじゃない

【6月26日 記】 映画『ボヘミアン・ラプソディ』の記事で書いたことだが、クイーンがデビューしたとき、当時高校生だった僕は直感的に「これはロックではない!」と断罪してしまった。このことは、僕のこの映画に対する評価が他の人ほど高くないことに一役買っていると思う。

それは彼らのコーラス・ワークと曲の構成にクラシックっぽいものを感じたからだ。もちろん当時からクラシックの手法を取り込んだロック・バンドはすでに何組かいた。

でも、例えば『キラー・クイーン』だ。あれを聴いて僕は「これはロックではない」、もっと厳密に言うと「クラシックっぽいロックでさえない」と強く感じた。

『ウィ・ウィル・ロック・ユー』や『バイシクル・レース』など、個々にはとても好きな楽曲もあったのだが、でも、最初の拒否感があったことが影響したのか、レコードも CD も(シングルもアルバムも)1枚たりとも買っていない。

所詮ロックに厳密な定義があるわけでもないし、人によって感じ方はさまざまなのだから、やれこれこそロックだの、やれロックじゃないだの言っても仕方のないことである。

でも、あの時代「それはロックじゃない」というのは極めて強烈な言葉だった。何しろ内田裕也らとはっぴいえんどらの日本語ロック論争があった時代なのだ。よしだたくろうが「フォークじゃない!帰れ!」と罵声を浴びた時代なのである。

あの時代の若者による「ロックじゃない」という断罪は、全面的な拒絶であり侮蔑であった。

もちろん、僕は誰かに向かって「クイーンはロックじゃない!」と言ったわけではない。ただ、自分では買わなかったというだけのことだ。でも、やはりそれが強い拒絶であったことは確かである。

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