Wednesday, September 01, 2021

証券会社の不思議

【9月1日 記】 私が生まれてはじめて株式を購入したのは 2000年2月14日でした。Businesswomen6494072_640

小さい頃から堅実な性格と言われた私は、銀行に預金はしても、株式のような元本保証のない危ないものにはそれまで手を出したことがありませんでした。

しかし、1990年代の金融危機を通じて、銀行に預けておけば安泰ということは決してない(つまり、銀行だって倒産するし、そうなると預金がパーになることだってある)ということを学びましたし、何よりも当時の低金利に嫌気がさして、いっちょうやってみるか、みたいな気持ちで株の売り買いを始めた記憶があります。

それで思い出すのは、当時は売ったときの譲渡益税は別として、売ったときも買ったときも手数料を取られました。私が使っていた証券会社は売り買いともに 5% の消費税込みで 3150円を徴収されました。

それがふと気づくと1日の約定代金が 50万円までは無料になっています。他には IPO や立会外分売も手数料ゼロです。これは私が使っている証券会社の例ですが、他社も似たようなものでしょう。

私は取引の回数も少ないですが、とりわけ高額の取引が少ないので、この5年間で言えば手数料を取られたのは8回しかなく、あとはすべて無料です。

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Wednesday, January 13, 2021

従わない場合は公表というやり口

【1月13日 記】 「要請に従わない場合は店名/社名を公表する」という政府のやり口が気に食わない。

それって「政府としては言うだけは言ったので、それに従わないやつについては、どうぞ世間の皆さんで私刑(リンチ)に処してください」と言っているに等しいではないか。政府はやるべきことはやったというアピールのつもりなんだろうか。

そもそも波風が立っても要請に従わないというのはある種の確信犯に近い(犯罪ではないが)のだから、もしもその人たちが強い意志を持って「店名公表されるのは逆に宣伝になって都合が良いくらいだ」と開き直ることが出来たら、政府の狙いは完全に瓦解する。

すぐに法律で取り締まる形には持って行けない、というのは分かる。だからといって、どうしてそれが「店名公表」という安易な策に繋がるのか。まずは「要請に従っていただけない場合は何度でもお願いに行く」ぐらいのことを言ってみろ、そして、やってみろよ。

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Wednesday, June 24, 2020

現金、カード、QRコード

【6月24日 記】 「カード払いにすると今月一体いくら使ったのか分からなくなる」と言って、頑固にクレジットカードを持たない人たちがいた──現金主義者。もう何十年も前の話だ。

僕もまだカードを持っていない学生時代(僕らの学生時代はカードなんか持っている奴はいなかった)にはそうなのかもしれないと思っていたが、実際使ってみるとそんなことはなかった。

だって、毎月精算の連絡が来るんだもの(それが昔みたいに郵送なのか、メールが来るのか、自分で Web でチェックするのかは別として)。

そういう意味で言うと、分からなくなるのは PayPay や LINE Pay などの QRコード払いである。

これは自分でいちいちチャージするにしても、オートチャージにするにしても、ほんとに今月一体何回いくらチャージしたのか分からなくなる。買い物して、「あれ? もう残高がない。一昨日チャージしたんじゃなかったっけ?」などと思うのだが、定かでない。

「だから QRコード払いはやらない」と言う現金&カード主義者というのはいるのだろうか?

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Sunday, May 24, 2020

無題

【5月24日 記】 時々世の中はいつのまに、どうしてこんなに変わってしまったのか?と思うことがあります。

僕らが大学生になったころ、政治について語れないことはある種の恥でした。最高学府で学ぶ知識人の端くれとして、僕らは政治からエンタテインメントまで、すべてについてなにがしかを語れることが求められました。

教養課程の授業に赤いヘルメットの上級生たちが乱入してきて、「クラス討論会」と称して政治論議をふっかけてきたときに、僕らは一人ひとりがそれにどう答えるかによって、ひとりの人間としての価値を試されている気がしました。

高校時代には政治のことなんて考えたこともなかった僕らは、必死で情報を収集して、必死で考え、必死で議論に参加し、必死で自分の考えをまとめたものです。

それが今ではタレントが「#検察庁法改正案に抗議します」というハッシュタグでツイートすると、「今までファンだったのに、急に政治のことなんかツイートして失望した」などというリプがつきます。「今まで政治的な発言なんかしたことがなかったのに、違和感がある」などと言われます。

今まで政治的発言をしたことがなかったタレントが初めて政治的発言をしたことは本来祝福すべきことである、と僕は思います。

中には、一旦ツイートしながら削除してしまったタレントもいました。それは炎上したからではなく、自分のタイムラインで賛成派のファンと反対派のファンが言い合いになっているのを見ているのが哀しいから、というまことに情緒的な反応でした。こういうのはとても残念です。

小泉今日子は、今まで選挙には行くけど政治的発言はしないという主義で生きてきたけれど、そんな自分が今の政治を作ってしまった、と毅然と抗議を続けました。井浦新もその先陣を切りました。

結果、法案の国会提出は延期されました。これは8年前の「アラブの春」をめぐって津田大介が名付けた「動員の革命」ではないでしょうか。

一方で、あのときの「動員の革命」に対する絶望感が考察の出発点となっていると受け取れるのが宇野常寛の『遅いインターネット』です。宇野は今回の事態をどう見ているのでしょう? 今回の国会提出延期は、宇野が唱える遅いインターネットでは多分実現しなかった姿だと思います。

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Wednesday, July 24, 2019

選挙コンプレックス

【7月24日 記】 今回の参院選挙も低い投票率に終わり、特に若年層の投票率の低さが目立つ結果となって、おじさんたちやおばさんたちが「なんで若者は投票に行かないんだろう?」「どうすれば彼らは選挙に行くんだろう?」みたいなことを真剣に議論している傍で出てきたのが、あちこちでリツイートされているこのつぶやきだ:

ガンペーさんのツイート

こういうのを読むと一体何をどうすれば良いのか全く分からなくなる。

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Saturday, January 19, 2019

驚いた粒

【1月19日 記】 twitter で相次いで以下のようなツイートを見た。

ひとつは高名な政治評論家に宛てたもの:

偉そうに自民党批判しているが、自民党の独裁政権を許したのはあんたたちの世代なんだからあんたたちも同罪だ。あんたに自民党を批判する権利はない。

みたいなつぶやき。もうひとつは誰に向けてのつぶやきかは分からないのだが、

最近の若い奴らはダメだみたいなことを言ってる人がいるけど、その若い人を育てて指導してきたのはあなたたちの世代なんだから、あなたにそんなことを言う資格はない。

みたいなやつ。

これはマズいと思う。この人たちの論理性は一体いつ、何ゆえに、こんなに破綻してしてしまったのだろう?

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Wednesday, November 21, 2018

元号の理屈

【11月21日 記】 僕は元号をできるだけ使わずに西暦で書くようにしている。

別にイデオロギー的な反発があるわけでもなかったのだが、元号が法制化されたときの理屈づけにカチンと来たからである。

あのとき政府は元号を法制化するに際して、日本人の87.5%だか何だかが元号を使用しているという事実を根拠にした。──それはおかしな話である。もしも既に国民生活に充分浸透していると言うのであれば何ら法制化する必要などないはずではないか。

現状の利用率が何%であったにせよ、政府としてはそれに満足できず、もっと強制力を以て元号を浸透させたいからこそ法律を作るのである。

僕はその欺瞞的な論理を耳にして怒り心頭に発した。だから、それ以降、できるだけ元号は使わないようにしている。

とは言っても、自分の生活から元号を排除しようというほどのものではない。単に自分からはあまり元号を使わないようにしているという程度のものだ。でも、結局そのほうが、元号が2つにまたがったときの計算がやりやすいということもある。

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Saturday, March 17, 2018

一次と数次、一事が万事

【3月17日 記】 いつまでもハワイ島に行った時の話を書いているが、やっぱり海外に行くといろんなことに気づき、いろんなことに思い当たり、いろんなことを思い出して、いろんなことを考える。

これは帰国してから不意に思い出したのだが、昔は一次旅券というのと数次旅券というのがあった。

若い人はナニソレ??って言うだろうが、一次旅券というのは1回しか渡航できないパスポートである。あまり記憶が定かでないのだが、僕が生まれて初めて取得したパスポートも一次旅券であったような気がする。

何のためにわざわざ1回しか使えないパスポートを取るのか?と思うのは今の発想で、昔は逆だった。高いお金を払って何年も使えるパスポートを取る必要なんてあるのか?と。

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Thursday, March 01, 2018

チップ

【3月1日 記】アメリカに旅する度に、なんでチップなどというややこしい制度を敷いているのかな、と怪訝に思います。

あんまり算数が得意でない国民も多いと言われているのに、払いの度に面倒な計算を強いられるのはストレスではないのかな、と。

それに貰うほうも、終わってみなければいくら貰えるか分からないのは不安ではないんでしょうか?

日本人の感覚では、客からしたら、「そんなもの料金に含めといてよ。まとめて払うから。で、従業員は雇用主から貰ってよ」と言いたくなるのではないでしょうか。

だいいち、そのほうが従業員の暮らしも安定するでしょ? 雇用主と客の両睨みで仕事するのも疲れません?

以前ハワイでイベントをやった時に、現地コーディネータに「サービスに不満があった時はやる必要ないんですよ」と言われて、チップを置かずに店を出たことがありましたけど、いくら不満でも日本人にはこういうことは却々できないんですよね。

それにウェイターが客に失礼なことをした場合はウェイターがチップをもらえないだけのことなんですかね? そんなウェイターを雇った店主の責任とかは?

日本人はどちらかと言えば責任者が出てくるのが美しいと思ってるんですよね。怒ったら言うじゃないですか、「お前じゃ話にならん。店長を呼べ」って。

責任者が間に入ってくれたほうが直接苦情を言うより気が楽ですし。

その代わり、粗相をしたウェイターが後で怒られようが怒られまいが、給料が減ろうが減るまいが、そこまでとやかく言う気もありません。

なんであれ、取り払いのルートが2つあることがなんかすっきりしないし、現に計算が面倒だし...。

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Wednesday, December 06, 2017

ハッピーホリデーカード

【12月6日特記】 アメリカでは最近 Merry Christmas! ではなく Happy Holidays! と言うらしい。非キリスト教徒に対する配慮である。

いろんなお店がこの季節の装飾からサンタクロースや樅の木を外し、緑と赤の組合せを赤一色に変えるなど、ちょっと僕らの想像を超えた対応になっている。

一方で、そういう動きを“反キリスト的”なるものとして排撃しようとする人たちもいるとか。かなりデリケートな、いや、かなり政治的な問題になってきたみたいだ。

“政教分離”は近代国家の常識だが、それを切り分けようとするのは、宗教は放っておくと往々にして政治的な凶器になるからである。

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