Tuesday, December 13, 2022

5回目のワクチンと嫌な国

【12月13日 記】 昨日かかりつけの医院に行ったときに、「5回目のワクチンは打ちましたか?」と訊かれた。

「いえ、まだです」と答えて、「あれ、前は5か月空けろって言ってたのに、いつの間にかそんなに空けなくてよくなったんですね」と言ったら、医者は「そうなんですよ。なんでそうなったかと言うと…」と語り始めた。

曰く、

オミクロン株対応のワクチンが出てきたときには4回目の接種を終えたばかりの人たちが多く、従来の基準を適用すると、この人たちはまだ何か月か待たないと接種を受けられないことになる。そうなると、国が接種をしろと再三言っているのに打っていなかった人たちが先にオミクロン株対応のワクチンを受けられるわけで、まじめに4回目まで打ち続けてきた人たちから不満や抗議が来る可能性がある。それを惧れてインターバルを縮めたのだ

とか。

僕のかかりつけ医はそのあと、「もう医学も何もあったもんじゃありません。本当に嫌な国ですね」とつけ加えた。

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Friday, September 23, 2022

Her Majesty

【9月23日 記】 エリザベス女王が亡くなって不意に記憶に甦ってきたのはビートルズの Her Majesty でした。

1969年発売のアルバム『アビイ・ロード』の最後の曲で、The End が終わった後しばらく無音が続くので、これで終わりかな?と思った頃にこの歌が始まります。当時は曲名が表記されていなかったので、世界初の「隠しトラック」という指摘を受けました。

ポール・マッカートニーがギター1本で歌っている、わずか 20秒ほどの楽曲です。

僕はこの歌で初めて、国王のことは His Majesty、女王のことは Her Majesty と呼ぶのだということを知りました。

この歌はまさにエリザベス女王のことを歌っています。彼らは 1965年に勲章をもらった際に女王に謁見してますからね。

本当は歌詞全文をここに引用したいのですが、全文を引用すると著作権法上の“引用”と認められない可能性があるのと、そんなものはググればすぐに見つかるので一応やめておきます。知らない人は歌詞を検索してみてください。

歌詞は表示されませんが、YouTube の動画(実は静止画ですがw)をエンベッドしておきます。

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Saturday, August 13, 2022

政府広報

【8月13日 記】 映画を観に行ったら、上映前にこれまで見たことがない CM が流れた。

若い男女が大麻について肯定的に語っている。曰く、大麻には依存性がない、自然のものだから安心、海外では合法、等々。

するとそこに別の人物が出てきて、そんなことはない、騙されるな、仕方なく合法にしている外国の真似をすることはない、みたいなことを言う。

これを見ていてむかっ腹が立った。

大麻が有害か無害か、あるいは有益か無益か、という議論はここではとりあえず措くことにする。

問題は、いやしくも政府広報(正確に言うと警察庁の広報)であるにも関わらず、その根拠をひとつも示していないことである。

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Wednesday, June 22, 2022

セルフ両替

【6月22日 記】 最初がいつだったか定かではないのですが、結婚してそれほど年月が経っていないころから夫婦で 500円玉貯金を始めました。円筒形の貯金箱、と言うか貯金筒に 500円玉が手に入る度に入れていました。

それから何年か経って、筒が一杯になり、それ以上入らなくなったので貯金は中座し、そのまましばらく忘れていました。

それからまたしばらくして急に思い出して、一体いくらぐらい貯まったのか見てみようと言って、筒を開けて数えてみたら、384枚、つまり 192,000円ありました。

「よし、これで何か買おう。その前にまずこれを両替してもらおう」と言ったっきり、またしばらく忘れてしまい、気がついたら銀行も郵便局も気前よく両替してくれなくなっていて、今では多数のコインを札に変えようとすると手数料を取られるとのこと。

「なんだ、せっかく貯めたのに」と言ったっきり、またしばらく忘れていて、100枚ずつ×3つ+84枚×1つの袋が文字通りのタンス貯金になっていたのですが、つい先日また思い出して、「持ち腐れてても仕方がないので、じゃあ、少しずつ使おう」となって、まず 84枚の袋を開け、妻と僕とで2枚ずつ、つまり 1000円ずつを財布に入れたわけです。

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Wednesday, September 01, 2021

証券会社の不思議

【9月1日 記】 私が生まれてはじめて株式を購入したのは 2000年2月14日でした。Businesswomen6494072_640

小さい頃から堅実な性格と言われた私は、銀行に預金はしても、株式のような元本保証のない危ないものにはそれまで手を出したことがありませんでした。

しかし、1990年代の金融危機を通じて、銀行に預けておけば安泰ということは決してない(つまり、銀行だって倒産するし、そうなると預金がパーになることだってある)ということを学びましたし、何よりも当時の低金利に嫌気がさして、いっちょうやってみるか、みたいな気持ちで株の売り買いを始めた記憶があります。

それで思い出すのは、当時は売ったときの譲渡益税は別として、売ったときも買ったときも手数料を取られました。私が使っていた証券会社は売り買いともに 5% の消費税込みで 3150円を徴収されました。

それがふと気づくと1日の約定代金が 50万円までは無料になっています。他には IPO や立会外分売も手数料ゼロです。これは私が使っている証券会社の例ですが、他社も似たようなものでしょう。

私は取引の回数も少ないですが、とりわけ高額の取引が少ないので、この5年間で言えば手数料を取られたのは8回しかなく、あとはすべて無料です。

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Wednesday, January 13, 2021

従わない場合は公表というやり口

【1月13日 記】 「要請に従わない場合は店名/社名を公表する」という政府のやり口が気に食わない。

それって「政府としては言うだけは言ったので、それに従わないやつについては、どうぞ世間の皆さんで私刑(リンチ)に処してください」と言っているに等しいではないか。政府はやるべきことはやったというアピールのつもりなんだろうか。

そもそも波風が立っても要請に従わないというのはある種の確信犯に近い(犯罪ではないが)のだから、もしもその人たちが強い意志を持って「店名公表されるのは逆に宣伝になって都合が良いくらいだ」と開き直ることが出来たら、政府の狙いは完全に瓦解する。

すぐに法律で取り締まる形には持って行けない、というのは分かる。だからといって、どうしてそれが「店名公表」という安易な策に繋がるのか。まずは「要請に従っていただけない場合は何度でもお願いに行く」ぐらいのことを言ってみろ、そして、やってみろよ。

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Wednesday, June 24, 2020

現金、カード、QRコード

【6月24日 記】 「カード払いにすると今月一体いくら使ったのか分からなくなる」と言って、頑固にクレジットカードを持たない人たちがいた──現金主義者。もう何十年も前の話だ。

僕もまだカードを持っていない学生時代(僕らの学生時代はカードなんか持っている奴はいなかった)にはそうなのかもしれないと思っていたが、実際使ってみるとそんなことはなかった。

だって、毎月精算の連絡が来るんだもの(それが昔みたいに郵送なのか、メールが来るのか、自分で Web でチェックするのかは別として)。

そういう意味で言うと、分からなくなるのは PayPay や LINE Pay などの QRコード払いである。

これは自分でいちいちチャージするにしても、オートチャージにするにしても、ほんとに今月一体何回いくらチャージしたのか分からなくなる。買い物して、「あれ? もう残高がない。一昨日チャージしたんじゃなかったっけ?」などと思うのだが、定かでない。

「だから QRコード払いはやらない」と言う現金&カード主義者というのはいるのだろうか?

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Sunday, May 24, 2020

無題

【5月24日 記】 時々世の中はいつのまに、どうしてこんなに変わってしまったのか?と思うことがあります。

僕らが大学生になったころ、政治について語れないことはある種の恥でした。最高学府で学ぶ知識人の端くれとして、僕らは政治からエンタテインメントまで、すべてについてなにがしかを語れることが求められました。

教養課程の授業に赤いヘルメットの上級生たちが乱入してきて、「クラス討論会」と称して政治論議をふっかけてきたときに、僕らは一人ひとりがそれにどう答えるかによって、ひとりの人間としての価値を試されている気がしました。

高校時代には政治のことなんて考えたこともなかった僕らは、必死で情報を収集して、必死で考え、必死で議論に参加し、必死で自分の考えをまとめたものです。

それが今ではタレントが「#検察庁法改正案に抗議します」というハッシュタグでツイートすると、「今までファンだったのに、急に政治のことなんかツイートして失望した」などというリプがつきます。「今まで政治的な発言なんかしたことがなかったのに、違和感がある」などと言われます。

今まで政治的発言をしたことがなかったタレントが初めて政治的発言をしたことは本来祝福すべきことである、と僕は思います。

中には、一旦ツイートしながら削除してしまったタレントもいました。それは炎上したからではなく、自分のタイムラインで賛成派のファンと反対派のファンが言い合いになっているのを見ているのが哀しいから、というまことに情緒的な反応でした。こういうのはとても残念です。

小泉今日子は、今まで選挙には行くけど政治的発言はしないという主義で生きてきたけれど、そんな自分が今の政治を作ってしまった、と毅然と抗議を続けました。井浦新もその先陣を切りました。

結果、法案の国会提出は延期されました。これは8年前の「アラブの春」をめぐって津田大介が名付けた「動員の革命」ではないでしょうか。

一方で、あのときの「動員の革命」に対する絶望感が考察の出発点となっていると受け取れるのが宇野常寛の『遅いインターネット』です。宇野は今回の事態をどう見ているのでしょう? 今回の国会提出延期は、宇野が唱える遅いインターネットでは多分実現しなかった姿だと思います。

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Wednesday, July 24, 2019

選挙コンプレックス

【7月24日 記】 今回の参院選挙も低い投票率に終わり、特に若年層の投票率の低さが目立つ結果となって、おじさんたちやおばさんたちが「なんで若者は投票に行かないんだろう?」「どうすれば彼らは選挙に行くんだろう?」みたいなことを真剣に議論している傍で出てきたのが、あちこちでリツイートされているこのつぶやきだ:

ガンペーさんのツイート

こういうのを読むと一体何をどうすれば良いのか全く分からなくなる。

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Saturday, January 19, 2019

驚いた粒

【1月19日 記】 twitter で相次いで以下のようなツイートを見た。

ひとつは高名な政治評論家に宛てたもの:

偉そうに自民党批判しているが、自民党の独裁政権を許したのはあんたたちの世代なんだからあんたたちも同罪だ。あんたに自民党を批判する権利はない。

みたいなつぶやき。もうひとつは誰に向けてのつぶやきかは分からないのだが、

最近の若い奴らはダメだみたいなことを言ってる人がいるけど、その若い人を育てて指導してきたのはあなたたちの世代なんだから、あなたにそんなことを言う資格はない。

みたいなやつ。

これはマズいと思う。この人たちの論理性は一体いつ、何ゆえに、こんなに破綻してしてしまったのだろう?

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