Thursday, November 21, 2024

キャッシュレス雑感

【11月21日 記】 気がついたら最近銀行に行く回数も ATM で現金を引き出す額も減ったように思う。

会社を辞めて年金以外に定収入がなくなってしまったので、意識して節約に努めているという面もある。

しかし、騙されてはいけない。

そこにはキャッシュレスの支払いが圧倒的に増えたという背景もあるのだ。

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Wednesday, September 04, 2024

「指導する」知事

【9月4日 記】  もう皆さんテレビのニュースなどでさんざん見てうんざりしているだろうから、極めて部分的なことだけ書くけれど、兵庫県知事のパワハラ問題について。

知事は百条委員会の尋問で、「それはパワハラではないか?」という質問に対して、たびたび「自分としてはこれこれこういう思いで厳しく指導しました」などと言い換えて答えている。

僕は彼が自分の都合の良いように問題をすり替え、勝手にワーディングを違えて答えていることよりも、この「指導しました」という表現そのものに引っかかるのである。

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Monday, June 17, 2024

漢数字の単位の変更の提案(デノミではありません)

【6月17日 記】 最近では全く聞かないですが、かつてインフレ対策の一環として、デノミネーションの必要性が議論されたことがありました。

例えば 100円を百分の一にして新1円とします(この場合従来の 50円は例えば昔使っていた単位を持ってきて 50銭とするなど、新しい単位が必要になります)。10,000円は 100円になり、100万円は1万円になるわけです。

それが経済的にどういう効果を産むのか僕にはよく分かりませんが、まあ、見た目すっきりするということはあるかもしれません。

1ドル = 百何十円というのも 1.x 円になるので、そっちのほうがカッコ良いかもしれません。

ただ、僕がやってほしいのはそんなことではないのです。僕がやってほしいのは、漢数字を3桁区切りに合わせてくれないかな、ということです。

例えば、567,000円はパッっと見ていくらだか分かりますか? これは僕はひと目で分かります。56万7千円ですよね。働いている(あるいは働いたことのある)人であれば、多分このぐらの桁なら大体大丈夫でしょう。

238,457,290円はどうでしょう? 一番上の桁は 2億ですよね。このくらいまでならば僕は大丈夫です。このぐらいの桁の数字はしょっちゅう出てくる職場にいましたから。

でも333,029,851,122円となると、ちょっと考えないと分からなくなります。下手すると一十百千万…と数える羽目になります。

何故分かりにくいかと言うと、漢数字は一万 → 十万 → 百万 → 千万 → 一億…と4桁ごとに変わって行くのに、アラビア数字は3桁ごとにカンマを打って行くからです。

これが英語だと楽なんですよね。

3桁の次の4桁目で thousand、6桁の次の7桁目で million、9桁の次の 10桁目で billion 、12 桁の次の 13桁目で trillion と見事に3桁ごとに変わって行きます。

と言うか、逆なんですよね。これ、英語の数の数え方に合わせて数字3桁ごとにカンマを打つことにしているわけですから。

日本語だと4桁ごとにカンマを打ったほうが絶対に分かりやすくて、僕らが子供の頃には実は一部にまだそういう表記法が残っていたのですが、今では世界的な標準に完全に駆逐されて必ず3桁ごとにカンマを挿入するようになりました。

でも、表記だけそんな風にされても、数を表す漢字がそうじゃないので、頭がついて行かないのです。

それだけじゃなくて、例えば英語で値段の話をしているときに、「これを three hundred thousand yen で買った」とか、「あの家は one hundred million yen では買えない」とか言われても、咄嗟にそれが高いんだか安いんだか、高いなら高いでどれくらい高いのかが全くピンと来なくて、会話を遮って換算するしかないんですよね。

日本語でも「7桁の数字を提示された」なんて言われてもそれこそ一十百千万…と数えるか、あるいはアラビア数字を思い浮かべてそれを脳内で読み取るかしないと分からないので、とても時間がかかるのです。

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Wednesday, May 08, 2024

表札と登記簿謄本

【5月8日 記】 幼い頃の僕の家もそうでしたが、昔はみんな、門柱とか玄関の入口の上とかに表札を掲げて、場合によってはその表札に居住者/家族全員の名前が列記されていて、ひょっとしたら郵便受けの上には名前だけではなくて住所まで表示してあって、電話帳には必ず自分の家の番号を登録していたものです。

今、ウチではそれは一切やっていません。マンションの集合郵便受けにも部屋の入口にも何も書いていないし、もちろん電話帳にも載せていません(ま、今では一体誰が電話帳で電話番号を調べるんだろうかという疑問がありますし、番号を載せるべき家電も既に処分してしまって持っておりませんが)。

思えばかつてこれらは「ここは俺の家だぞ!」「俺はここにいるぞ!」と世間に向けて声を挙げるためのものでした。それは「知ってもらうため」「見つけてもらうため」の方策だったのです。

ところが、そんなおおらかだった時代が変容を遂げて、今ではその情報を元に詐欺を働くような輩が出てきました。そんなわけで、みんないろんなことを隠し始めたんですよね。

それで思うのは、今の時代、登記簿謄本のあり方も変えるべきなんじゃないかな、と。

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Tuesday, December 13, 2022

5回目のワクチンと嫌な国

【12月13日 記】 昨日かかりつけの医院に行ったときに、「5回目のワクチンは打ちましたか?」と訊かれた。

「いえ、まだです」と答えて、「あれ、前は5か月空けろって言ってたのに、いつの間にかそんなに空けなくてよくなったんですね」と言ったら、医者は「そうなんですよ。なんでそうなったかと言うと…」と語り始めた。

曰く、

オミクロン株対応のワクチンが出てきたときには4回目の接種を終えたばかりの人たちが多く、従来の基準を適用すると、この人たちはまだ何か月か待たないと接種を受けられないことになる。そうなると、国が接種をしろと再三言っているのに打っていなかった人たちが先にオミクロン株対応のワクチンを受けられるわけで、まじめに4回目まで打ち続けてきた人たちから不満や抗議が来る可能性がある。それを惧れてインターバルを縮めたのだ

とか。

僕のかかりつけ医はそのあと、「もう医学も何もあったもんじゃありません。本当に嫌な国ですね」とつけ加えた。

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Friday, September 23, 2022

Her Majesty

【9月23日 記】 エリザベス女王が亡くなって不意に記憶に甦ってきたのはビートルズの Her Majesty でした。

1969年発売のアルバム『アビイ・ロード』の最後の曲で、The End が終わった後しばらく無音が続くので、これで終わりかな?と思った頃にこの歌が始まります。当時は曲名が表記されていなかったので、世界初の「隠しトラック」という指摘を受けました。

ポール・マッカートニーがギター1本で歌っている、わずか 20秒ほどの楽曲です。

僕はこの歌で初めて、国王のことは His Majesty、女王のことは Her Majesty と呼ぶのだということを知りました。

この歌はまさにエリザベス女王のことを歌っています。彼らは 1965年に勲章をもらった際に女王に謁見してますからね。

本当は歌詞全文をここに引用したいのですが、全文を引用すると著作権法上の“引用”と認められない可能性があるのと、そんなものはググればすぐに見つかるので一応やめておきます。知らない人は歌詞を検索してみてください。

歌詞は表示されませんが、YouTube の動画(実は静止画ですがw)をエンベッドしておきます。

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Saturday, August 13, 2022

政府広報

【8月13日 記】 映画を観に行ったら、上映前にこれまで見たことがない CM が流れた。

若い男女が大麻について肯定的に語っている。曰く、大麻には依存性がない、自然のものだから安心、海外では合法、等々。

するとそこに別の人物が出てきて、そんなことはない、騙されるな、仕方なく合法にしている外国の真似をすることはない、みたいなことを言う。

これを見ていてむかっ腹が立った。

大麻が有害か無害か、あるいは有益か無益か、という議論はここではとりあえず措くことにする。

問題は、いやしくも政府広報(正確に言うと警察庁の広報)であるにも関わらず、その根拠をひとつも示していないことである。

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Wednesday, June 22, 2022

セルフ両替

【6月22日 記】 最初がいつだったか定かではないのですが、結婚してそれほど年月が経っていないころから夫婦で 500円玉貯金を始めました。円筒形の貯金箱、と言うか貯金筒に 500円玉が手に入る度に入れていました。

それから何年か経って、筒が一杯になり、それ以上入らなくなったので貯金は中座し、そのまましばらく忘れていました。

それからまたしばらくして急に思い出して、一体いくらぐらい貯まったのか見てみようと言って、筒を開けて数えてみたら、384枚、つまり 192,000円ありました。

「よし、これで何か買おう。その前にまずこれを両替してもらおう」と言ったっきり、またしばらく忘れてしまい、気がついたら銀行も郵便局も気前よく両替してくれなくなっていて、今では多数のコインを札に変えようとすると手数料を取られるとのこと。

「なんだ、せっかく貯めたのに」と言ったっきり、またしばらく忘れていて、100枚ずつ×3つ+84枚×1つの袋が文字通りのタンス貯金になっていたのですが、つい先日また思い出して、「持ち腐れてても仕方がないので、じゃあ、少しずつ使おう」となって、まず 84枚の袋を開け、妻と僕とで2枚ずつ、つまり 1000円ずつを財布に入れたわけです。

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Wednesday, September 01, 2021

証券会社の不思議

【9月1日 記】 私が生まれてはじめて株式を購入したのは 2000年2月14日でした。Businesswomen6494072_640

小さい頃から堅実な性格と言われた私は、銀行に預金はしても、株式のような元本保証のない危ないものにはそれまで手を出したことがありませんでした。

しかし、1990年代の金融危機を通じて、銀行に預けておけば安泰ということは決してない(つまり、銀行だって倒産するし、そうなると預金がパーになることだってある)ということを学びましたし、何よりも当時の低金利に嫌気がさして、いっちょうやってみるか、みたいな気持ちで株の売り買いを始めた記憶があります。

それで思い出すのは、当時は売ったときの譲渡益税は別として、売ったときも買ったときも手数料を取られました。私が使っていた証券会社は売り買いともに 5% の消費税込みで 3150円を徴収されました。

それがふと気づくと1日の約定代金が 50万円までは無料になっています。他には IPO や立会外分売も手数料ゼロです。これは私が使っている証券会社の例ですが、他社も似たようなものでしょう。

私は取引の回数も少ないですが、とりわけ高額の取引が少ないので、この5年間で言えば手数料を取られたのは8回しかなく、あとはすべて無料です。

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Wednesday, January 13, 2021

従わない場合は公表というやり口

【1月13日 記】 「要請に従わない場合は店名/社名を公表する」という政府のやり口が気に食わない。

それって「政府としては言うだけは言ったので、それに従わないやつについては、どうぞ世間の皆さんで私刑(リンチ)に処してください」と言っているに等しいではないか。政府はやるべきことはやったというアピールのつもりなんだろうか。

そもそも波風が立っても要請に従わないというのはある種の確信犯に近い(犯罪ではないが)のだから、もしもその人たちが強い意志を持って「店名公表されるのは逆に宣伝になって都合が良いくらいだ」と開き直ることが出来たら、政府の狙いは完全に瓦解する。

すぐに法律で取り締まる形には持って行けない、というのは分かる。だからといって、どうしてそれが「店名公表」という安易な策に繋がるのか。まずは「要請に従っていただけない場合は何度でもお願いに行く」ぐらいのことを言ってみろ、そして、やってみろよ。

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