Wednesday, May 27, 2020

在宅勤務の“読書”事情

【5月27日 記】 普段より本が読めているのかどうか分からない。テレワークになってモノを読む時間が格段に増えているのは間違いないのだが、どうも“読書”はままならない状況にある気がする。

近年、僕にとって読書というのは鞄からよっこらしょと Kindle を取り出してスイッチを入れ、そして読み始める行為である。このところいろんな文章を読んではいるのだが、どうもその「よっこらしょ」と読む読み方が実現していないのである。

在宅勤務になって何よりも大きいのは通退勤の移動時間が節約できたことなのだが、僕にとってはその通退勤の(もっと厳密に言えば主に退勤時の)電車の中が唯一よっこらしょと Kindle を取り出す時間、つまりは読書の時間だったのである。

家にいると平日でも休日でも、仕事中であってもなくても、PC は常についているので、PC でいろんなものは読む。多くは記事だが、先日書いた文藝春秋の「本の話」の note 企画みたいに、物語を読んだりもしている。

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Sunday, May 24, 2020

無題

【5月24日 記】 時々世の中はいつのまに、どうしてこんなに変わってしまったのか?と思うことがあります。

僕らが大学生になったころ、政治について語れないことはある種の恥でした。最高学府で学ぶ知識人の端くれとして、僕らは政治からエンタテインメントまで、すべてについてなにがしかを語れることが求められました。

教養課程の授業に赤いヘルメットの上級生たちが乱入してきて、「クラス討論会」と称して政治論議をふっかけてきたときに、僕らは一人ひとりがそれにどう答えるかによって、ひとりの人間としての価値を試されている気がしました。

高校時代には政治のことなんて考えたこともなかった僕らは、必死で情報を収集して、必死で考え、必死で議論に参加し、必死で自分の考えをまとめたものです。

それが今ではタレントが「#検察庁法改正案に抗議します」というハッシュタグでツイートすると、「今までファンだったのに、急に政治のことなんかツイートして失望した」などというリプがつきます。「今まで政治的な発言なんかしたことがなかったのに、違和感がある」などと言われます。

今まで政治的発言をしたことがなかったタレントが初めて政治的発言をしたことは本来祝福すべきことである、と僕は思います。

中には、一旦ツイートしながら削除してしまったタレントもいました。それは炎上したからではなく、自分のタイムラインで賛成派のファンと反対派のファンが言い合いになっているのを見ているのが哀しいから、というまことに情緒的な反応でした。こういうのはとても残念です。

小泉今日子は、今まで選挙には行くけど政治的発言はしないという主義で生きてきたけれど、そんな自分が今の政治を作ってしまった、と毅然と抗議を続けました。井浦新もその先陣を切りました。

結果、法案の国会提出は延期されました。これは8年前の「アラブの春」をめぐって津田大介が名付けた「動員の革命」ではないでしょうか。

一方で、あのときの「動員の革命」に対する絶望感が考察の出発点となっていると受け取れるのが宇野常寛の『遅いインターネット』です。宇野は今回の事態をどう見ているのでしょう? 今回の国会提出延期は、宇野が唱える遅いインターネットでは多分実現しなかった姿だと思います。

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Saturday, May 23, 2020

会社に行きたくない

【5月23日 記】 たとえコロナ騒動が終結しても、もう会社に行きたくありません。

いや、正確に言うと会社に行くのが嫌なわけではなくて、会社に行って人と会って話すメリットがあるのは確かだし、会社に行かないとできない仕事があるのも確かです。

ただ、会社に行かなくても充分にできる仕事があることが分かっちゃったんですよね。だから、毎日毎日判で押したように会社に行きたくはない、必要なときだけ出社するんでいいんじゃないか、という気持ちです。

以前、社報に連載ページを持っていたときに BYOD(Bring Your Own Device、つまり、会社が社員に PC をあてがうのではなく、個人所有のパソコンを会社に持ち込んで、それで仕事をすること)について書いたら、当時のセキュリティの担当者が、カチンと来たのか、怒りのメールを送りつけてきたことがありました。

僕のほうは虚心坦懐に読んでみて、「なるほど」と思った点がないでもなかったので、「よし、じゃあ、来月の社報の僕の担当ページを譲るから、そこで反論を展開してくれ」と返したら、「いや、自分は裏方なので」などというワケの分からん理屈でシュルシュルシュルっと引いてしまいました。

そこ、一番悪いところですよね。五箇条の御誓文に曰く「万機公論に決すべし」。

かつて、facebook に僕が何かを書いたとき(何書いたかは忘れましたが)、僕よりずっと若くて僕とはほとんど話したこともない某くんが、facebook上で(つまり公衆の面前で)正面切って喧嘩を売ってきたことがありました。

僕はそういう人のほうが好きですね。もちろん正面から受けて立ちました。嬉しい体験です。

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Thursday, May 21, 2020

MOONRIDERS

【5月21日 記】 僕は MOONRIDERS の長年のファンだが、それでも発売されている全ての音源を持っているわけではない。とは言え、CDラックを調べたら彼らのアルバムが36枚もあった(ちなみにここでは2枚組も「1枚」とカウントしている)。

その他にも各メンバーが個人名義で出したアルバムなども含めると優に50枚を超えている。

オリジナル・スタジオ・アルバムとしては22枚発売されていて、もちろんそれは全部持っているが、ミニアルバム、ライブ盤、ベスト盤については持っていないものもあるということだ。

ちなみに初めて買ったのは『火の玉ボーイ』(1976年)ではなく、翌年発売の『MOONRIDERS』である。ファンなら知っていることだが、『火の玉ボーイ』は「鈴木慶一とムーンライダース」名義だったから、MOONRIDERS になってからは、ほぼ発売と同時に全部買っていることになる。

最初の10枚ぐらいまではアナログレコードだったが、後に全て CD 盤に買い替えている。

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Wednesday, May 13, 2020

スマホと狭心症

【5月13日 記】 非科学的だとか根拠に乏しいだとか、あるいはありえないなどと言われるかもしれないが、ちょっと書いてみる。

4月16日の記事に書いたのだが、狭心症になった。

検査の結果分かったのだが、僕の狭心症は血管が詰まるタイプではなく、心臓に血液を送る血管が痙攣するタイプだった。

なんでそんなことになるのか分からない、と言うか、そもそも何か明らかな原因や引き金があってなるものなのかどうかも分からないのだが、ちょっと思い当たるフシがあるのである。

僕は左胸のポケットに iPhone を入れていた。会社に行く日もオフの日も、朝起きてから寝るまで、もう10年以上ずっとだ。

ガラケーの時代はズボンのポケットに入れていた。胸ポケットだとポケットの中で斜めになって位置が定まらないからである。それが iPhone になると胸ポケットにピッタリのサイズになった。

胸ポケットに入れておくと、俯いた際に落とす危険性があるが、ズボンのポケットだと取り出しにくいという致命的な欠点があり、ジーンズのようなぴったりしたズボンは別として、そうではなくて少しゆとりがある場合はマナーモードの振動を感じそこねることがある。

その点胸ポケットだと振動に気づかないことはまずない(ちなみに僕の iPhone は24時間常にマナーモードになっている。音が鳴るのが嫌いなのだ)。

そういうわけで、ガラケーを iPhone に買い替えて以来ずっと、ウィークデーも週末も、朝も昼も夜も、起きている間は常に左の胸ポケットに iPhone を入れてきた。iPhone を入れるために、胸ポケットのない衣服はめったなことで着なかった。

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Wednesday, May 06, 2020

書評を数える

【5月6日 記】 基本的にデータが好きなので暇があるといろんなものを数えたり分類したりしている。

このブログに書いている書評の数を数えてみた。このブログに置いているのは 2002年以降に読んだ本について書いたものである。

  • 2020年:10本(5/6現在)
  • 2019年:23本
  • 2018年:22本
  • 2017年:12本
  • 2016年:17本
  • 2015年:18本
  • 2014年:17本
  • 2013年:21本
  • 2012年:18本
  • 2011年:22本
  • 2010年:26本
  • 2009年:28本
  • 2008年:28本
  • 2007年:31本
  • 2006年:35本
  • 2005年:33本
  • 2004年:42本
  • 2003年:43本
  • 2002年:44本

それが紙の本であれ電子書籍であれ、1冊の本という単位で読んだものは大体書評を書いているので、書評の数≒読んだ本の数となる。合計490本≒合計490冊。

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Monday, May 04, 2020

無映画月間

【5月3日 記】 こういう状況でもあるので──いや、そんな曖昧な書き方をしておくと後から読み返したときに意味が分からないので、ちゃんと書いておこう。新型コロナウィルス感染拡大に伴う緊急事態宣言を受けて、先月は1回も映画館に行かず1本も映画を見なかった。

調べてみたら、丸々1ヶ月映画を見なかったのは 2004年の6月以来ということになる。

2004/5/23 に大阪・梅田の阪急ナビオTOHOプレックスで『世界の中心で、愛をさけぶ』を観てから、7/31 に東京の新宿トーアで『69 sixty nine』を観るまで、このときは1ヶ月と1週間空いてる。

考えてみたらこの間に2度目の東京転勤をしたのだった。引っ越しやら何やらで、映画を見る余裕がなくなってもそれは仕方がない。

ただ、この後僕は2度目の大阪転勤と3度目の東京転勤を経験しているのだが、その際には丸々1ヶ月にわたって映画を観ないという事態には陥っていない。今が如何に異常事態なのかということが分かる。

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Saturday, May 02, 2020

鼻テープから清浄機

【5月2日 記】 2月28日の記事にナイトミン鼻呼吸テープのことを書いた。これを使って僕のいびきは見事に止まったのである。

だが、妻によると時々呼吸が止まっているように思えることがあって心配になると言う。で、そうこうしていると狭心症になった。

因果関係があるのかないのか、多分ないと思う、と言うか、因果関係を科学的に証明することは不可能だと思うのだが、ま、不吉な感じはする。

それで、2つのことをやめた。ひとつは起きて服を着ている間中ずっと左の胸ポケットに iPhone を入れていること。そして、もうひとつはナイトミン鼻呼吸テープ。どちらもなんか嫌な感じがしたから。

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Sunday, April 26, 2020

『翔んで埼玉』を家でもう一度観てみて

【4月25日 記】 『翔んで埼玉』を妻に見せた。『カメラを止めるな!』に続いて、これも僕は映画館で観たのだが、面白かったので WOWOW で放送したときに録画しておいたのだ。

で、これも『カメラを止めるな!』同様、家で観るとそれほど面白くない。2度目ということもあるが、それにしても面白くない(笑)

妻は時々笑い転げてみていたけれど、見終わってから笑顔で「なにこれ、つまんないじゃない」と言った。笑顔で言うくらいだから、面白くなかったと怒っているわけではないのだが、ま、その程度だということだ。

やっぱり映画館で観ることによる効果というものはあるようだ。あるいは、家で観るときには面白さを減少させる何かがあるのだ。

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Saturday, April 25, 2020

コロナ紀

【4月25日 記】 コロナ禍が始まってから2ヶ月、緊急事態宣言が出てから2週間半。

その間に僕がやったこと:

1)何人かの知人に感染予防の LINEスタンプをプレゼントした。

僕にできることは所詮その程度だ。

2)全国のミニシアターを応援する基金をクラウドファンディングで支援した。

ミニシアターには結構お世話になってきたし、映画界をなんとか助けてあげないとという思いもある。

クラウドファンディングについては、僕は結構古くからいろいろやってきた。写真集、アプリ、ハーブ栽培、漫画、映画、オーディオ機器、バックパック用ストラップ、シャンプー…。成立しなかったものも含めていろいろやってきた。今回はちょっと色合いが違う気がしている。

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