Monday, October 30, 2023

何だか分からなかったハロウィンの思い出

【10月30日 記】 毎年ハロウィンが近づくと必ず思い出すことがある。Photo_20231030214101

僕が勤めていた MBS は 2001年3月31日にオープンしたユニバーサル・スタジオ・ジャパンと提携していた。USJ の中に MBS のテレビスタジオがあったことを憶えている人もいるだろう。

そういうわけで僕らの局は彼らのグランド・オープンの PR に一役買っていたわけだが、その時に秋にはハロウィン・イベントをやると聞かされていたのである。

で、その時僕らはハロウィンとは一体何なのかちゃんと知らなかったのである。

僕らだけではない。日本人の多くがハロウィンという名前はもちろん聞いたことがあるし、なんかカボチャをくり抜いて作ったランタンの絵や写真も見たことはあっただろうけれど、それ以外のことはあまり知らなかったのである。もちろん Trick or treat というフレーズも。

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Monday, October 02, 2023

記憶力

【10月2日 記】  最近テレビなどを観ていて思うのは、ミュージシャンにしても舞台俳優にしても、よくそれだけたくさんのものを憶えられるものだ、ということ。

ミュージシャンはライブをやるとなると 10曲も 20曲も歌うわけである。中には譜面台に歌詞を書いたものを置いている人もいるが、全く見ずに歌う人もいる。少なくとも最初から最後まで譜面台から目をそらさない人はいないとだろう。よくそれだけたくさんの歌詞が頭に入るものだと思う。

僕はフォークやニュー・ミュージックが台頭してきた時にその洗礼を受けて育った世代で、一時はシンガー・ソングライターになりたくて、曲もたくさん作った。だが、その中から 10曲選んで空で歌えと言われてもとても無理である。

人によってはそれだけではない。ギターを弾きながら歌ったりもしているのではないか。もちろんこれも、譜面台に楽譜を置いている人もいるが、何もなしで弾いている人もたくさんいる。

歌詞に加えてコード進行までよく憶えられるものだと思う。いや、コードをかき鳴らしているとは限らない。リフやフレーズを弾いていることもある。すごいと思う。

ま、それは「手が憶えている」という状態なのだろうということは、多少楽器をやってきた僕にも分かる。だが、僕の手はそんなに憶えていない。出だしは憶えていてしばらく快調に弾き続けたとしても、どっかで引っかかるともうダメである。何小節か戻って頭から弾き直さないと元のレールには乗れない気がする。

そういうことをさーっと造作もなく、いや、ひょっとするとものすごく練習したのかもしれないけれど、あんな風に歌い、あんな風に弾くのは、僕はとても真似できない。

僕の場合はシンガーやプレイヤー志望ではなくソングライター志望だったので、その道を極めようとはしなかったけれど、本気でシンガーになろうとしたらすぐに挫折していただろうと思う。

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Sunday, August 20, 2023

半券

【8月20日 記】 僕にはデータを紙で保存したいという思いはない。ただ、単なる記録ではなくコレクションとして有形保存したいと思うものはある。

なんのことを言っているかと言うと、たとえば昨日行った Billboard Live 東京でのライブ。

最近のイベントは専らネットで予約することになる。そうすると返信メールが来て、そこに載っているリンクをクリック/タップして専用ページに進み、予約番号やパスワードを入れて QRコードを表示するとそれが入場券代わりになるようなケースが増えてきた。

その結果何が起きるかと言うと、ライブが終わったときに手許に何も残らないのである。ネットで予約しても、例えばコンビニなどで紙の発券をするようなケースはそのチケットが残る。しかし、紙の発券ではなく QRコード表示となると何も残らないのである。

僕は演劇や音楽ライブ、美術館や博物館、展示会などのイベントに行ったら、その「半券」をスクラップブックに貼っているのだが、貼るものがないのだ。

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Saturday, July 22, 2023

嫌いな◯◯

【7月22日 記】 世間では絶大な人気があるのだけれど、自分にはどこがいいのかよく分からないバンドってありますよね(具体名を書いて物議を醸すのは嫌なので書きませんが)。

単に良さが分かる/分からないじゃなくて、結構人気のある歌手やグループでも、自分は嫌いだから聴かないっていうのもあります。

ねえ、皆さんにもありますよね? 最近ちょっと気になるんですよね。え?あんまりない?

そう、どうも僕は嫌いなものが多いみたいなんです。と言うか、他の人はあまりこの人が嫌いとか言っていない気がするんです。

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Friday, March 31, 2023

江口寿史『東京彼女』

【3月30日 記】 江口寿史イラストレーション展『東京彼女』を観に行ってきた。於:東京ミッドタウン日比谷 BASE Q HALL。

写真撮影OK だったので結構撮りまくって、facebook には 8枚も上げてしまったので、こちらは 1枚にしておく。Photo_20230331130501

僕は江口寿史の漫画はほとんど読んだことがないのだが、イラストのほうは昔からかなり好きだ。とにかく女の子が可愛いのだ。

顔も可愛いし、髪型も可愛いし、表情もいいし、体の線もきれいで、お洋服も靴もアクセサリも、バッグやその他手に持っているものすべてが可愛い。特にポーズにキュンと来る。

場所の選択(今回は当然東京のどこかであるケースが多い)も背景の描き方も素敵で、かつて 10年以上暮らした西荻窪駅前を描いた作品を見つけたときにはなんだか嬉しかった。

そしてあの彩色である。陰影の付け方、色の配し方、果てはスクリーントーンの貼り方に至るまで、顔を近づけて至近距離で見るとなおさら感慨深い。

どうしてこんなものが描けるのだろう?と思う。

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Wednesday, February 22, 2023

浪曲事始め

【2月22日 記】 twitter で相互フォロワー関係にある毎日新聞の文化芸能担当記者の方のツイートで知って録画した『NHK浪曲特選』を観た。

実は僕は小学生時代に浪曲にかなり興味を持っていた。そう、「熱心に聴き始めた」というレベルには達しなかったが、かなり興味を持っていた。

小学生がなんでそんなじじむさいものを?と思われるかもしれないが、僕らが子供のころには日本の文化はいろいろなところで浪曲との接点があった。

例えば歌謡曲では三波春夫や村田英雄と言った浪曲師出身の歌手が数多く活躍していた。浪曲師出身でなくても、例えば畠山みどりなど「浪曲歌謡」というジャンル名で括られた歌手も大勢いた。

もう少し時代が下って、たとえば初期の水前寺清子なども完全にその路線で、市川昭介が作った『涙を抱いた渡り鳥』の冒頭の4小節

〽 ひと声ないては旅から旅へ
(『涙を抱いた渡り鳥』、星野哲郎作詞、市川昭介作曲)

なんかは完全に浪曲の節回しだ(5小節目から徐々にフツーの演歌になる)。

そんな歌手たちが好きだったかと言うと全然そんなことはなかった。特に水前寺清子は大嫌いで、あのころは大晦日には 19時から『日本レコード大賞』、21時から『紅白歌合戦』と、全くテレビの前から離れる暇がなかったのであるが、僕はいつも水前寺清子の出演する時間帯を狙ってササッと入浴していた記憶がある。

でも、なんか浪曲には興味があったのである。

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Thursday, January 05, 2023

人生初歌舞伎-追記

【1月5日 追記】 昨日生まれて初めて歌舞伎を見に歌舞伎座に行って、気づいたことをいくつか。

ひとつめは、初めて観る人に対して親切だな、ということ。

ホームページの記事でも歌舞伎座内のアナウンスや掲示でもいろいろなことを教えてくれています。

普段の服装で見に来て構わないとか、座席で食事をしても良いが黙って食べろとか(笑)

確かに僕も最初は、せめてブレザーぐらいは着て行かなければならないかな、と考えたくらいです(結局はセーター着て行きましたが)。冷静に考えたら、晴れ着や正装でないと見せてくれないなんてはずはないのですが、歌舞伎というと何となくそんなイメージがありました。

それから席で食事して良いのかどうか、持ち込みはアリなのかどうか、今回の公演がちょうどお昼時にかかる時間帯だったので、これはかなり心配しました。でも、ちゃんと事前に教えてくれました。

みんなフツーに食べてますね。ま、どうやら幕間に食べるのが礼儀で、公演の最中に弁当食ってる人はいませんでしたが(そこまでは教えてくれませんでしたw)。

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Wednesday, January 04, 2023

人生初歌舞伎

【1月4日 記】 歌舞伎座で『壽新春大歌舞伎』第一部を観てきました。人生初歌舞伎鑑賞です。Photo_20230104170501

僕は父親が貿易関係の零細企業を経営していて、2度も倒産して自分の学習机にも差し押さえの紙を貼られるなど、そこそこ貧しい環境で育ってきたので、ゴルフとオペラと歌舞伎は自分には一生縁がないだろうと思っていました。少年時代の僕にはそういうものは大金持ちの象徴に見えたのです。

ところがゴルフは会社に入って営業セクションに配属されたら無理やり始めさせられました(日本人が猫も杓子もゴルフをやり出した時代でしたね)。ちっとも楽しくなかったけど。

あとはオペラと歌舞伎ですが、ま、日本人に生まれたら一度歌舞伎に親しんでみたいという気持ちは中年に差し掛かったころからずっとありました。妻に訊いてみたら彼女もほとんど観たことがないと言うので、僕が会社を辞めて暇になったこともあり、それじゃ行こうということになった次第です。

で、歌舞伎に詳しい元部下の女性に懇切丁寧な教えを請うた上でこの公演を選びました。演目は「卯春歌舞伎草紙」と「弁天娘女男白浪」。

前者は歌舞伎らしい華やかなステージが見られそうだし、後者については、白浪五人男であれば 1980年代半ばに下北沢のスズナリに足繁く通った劇団鳥獣戯画の“歌舞伎ミュージカル”で何度か見ていて、ある程度の設定は知っているのでいいかなと思って。

一応ホームページに載っていたあらすじを読んで軽く予習をした上で、イヤホンガイドも予約しました。

さらにたまたま前々日にテレビをつけたら NHK Eテレで、この歌舞伎座公演を含む新春歌舞伎の紹介番組が放送されていて、しばし見入ってしまいました。

当然上記2つの演目もダイジェスト的に紹介されたのですが、それよりも同じ公演の第三部の『十六夜清心』が生中継されて、貞女から悪女に豹変する七之助の見事な演技に完全に魅了され、なるほど歌舞伎の“芸”とはこういうものか!と、ほんの一部ではありますが少しその魅力が解ったような気になりました。

事前にこの番組を見られたのは大変良かったと思います。見終わって暫くは夫婦揃って七五調で喋っていましたが(笑)

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Saturday, May 28, 2022

童謡

【5月28日 記】 童謡・唱歌の歌詞について時々考える。何故こんなに怖い歌詞なんだろう、と。

最初に思ったのは、もう何十年も前。ヒカシューのボーカリスト・巻上公一が、ソロで出したカバー・アルバムで『赤い靴』(野口雨情・詞、本居長世・曲)を歌っているのを聴いたときだ。

そう、この野口雨情のように、明治~大正に作られた童謡・唱歌の類には錚々たる詩人が歌詞を提供しているのだ(ちなみにその時期に書かれた詞は全てパブリック・ドメインになっている)。

この歌の恐ろしいのは3番である。1番と2番で、赤い靴を履いていた女の子が「異人さん」に連れられて横浜港から外国に渡るところが描かれるのだが、3番はこうだ:

今では青い目になっちゃって
異人さんのお国にいるんだろう

これ、ほとんどホラーではないか! そして、4番では:

赤い靴見るたび考える
異人さんに逢うたび考える

と言う。考えるたびに恐ろしくなる。

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Wednesday, March 23, 2022

楳図かずお大美術展

【3月23日 記】 会社を休んで夫婦で楳図かずお大美術展(於:東京シティビュー、3/25まで)を観に行ってきた。2_20220323213501

前半はほとんど写真撮影OKだったので、珍しくいくつか写真もアップしてみる。

楳図かずおという漫画家は、人間や化け物の表情がとても怖くて、そこに焦点が当たることが多い恐怖漫画家だが、それ以外にも風の描写がとても独創的で怖い。

そして、今回この大美術展を観て改めて痛感したのは構図の凄さである。

圧倒的な構図。そう、圧倒的に怖い構図。

たくさんの絵を見て回ると、何故この範囲を、この角度で、この距離から描いているのかが如実に解る。それが怖い構図だからなのだ。3

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