Thursday, December 05, 2024

鈴本演芸場

【12月5日 記】  昨日妻と2人で上野の鈴本演芸場に行ってきた。一度行ってみたいと思っていたのだが、妻のほうから突然「ねえ、寄席に行ってみない?」と誘われて、妻も同じ気持ちでいたことを初めて知った。

テレビ以外で寄席を見たことがないわけではない。うめだ花月やなんばグランド花月には行ったことがある。とは言え、その多くが「番組収録立合い」という仕事上の用件で行ったものだ。

吉本興業の舞台では、まあ、落語は全くやらないというわけではないが、ほとんどが漫才の類で、プラス、何と言ってもメインは「よしもと新喜劇」である。

桂三枝(当時、現在は文枝)の新作落語独演会を聞きに行ったことはあるが、これも仕事で、席が空いていなかったので立ち見かなと思ったのだが、カメラマンが所謂「カメラ席」に少し余裕があると言ってくれて、カメラマンとセンターカメラの直前、すぐ下で見たのだが、カメラマンから「あまり動かないように」と言われて窮屈だったのを憶えている。

Continue reading "鈴本演芸場"

| | Comments (0)

Wednesday, November 06, 2024

歌舞伎の道

【11月5日 記】  会社を辞めてから時々夫婦で歌舞伎を観に行っている。

初めて観に行ったときにもここに記事を書いたが、その一回では終わらなかった。

もっと難しいものではないかと思っていたのだが、決してそんなことはなく、いつ何を観に行っても気軽に楽しめる。

作品ができた時代によって、台詞が完全に分かるものもあればほとんど分からないものもある。でも、全体としての面白さはそういうことには左右されないのである。

ま、もっとも、初心者なのでずっと耳寄屋のイヤホンガイドに頼っての鑑賞ではあるが。

Continue reading "歌舞伎の道"

| | Comments (0)

Wednesday, July 31, 2024

イマーシヴ・オーディオ視聴会

【7月31日 記】  辰巳の WOWOW放送センターで<ミスター・ビッグ『ザ・ビッグ・フィニッシュ・ライブ』>イマーシヴ・オーディオ(3Dオーディオ)・ビデオ視聴会に行ってきた。

これは去年来日した Mr. BIG の日本武道館での公演をイマーシヴ・オーディオで録音・編集したもので、手掛けたのは会社員時代の僕の同期の入交英雄くんである。

ステレオ録音したものをイマーシヴ風に編集したのではなく、レコーディングの際にイマーシヴ用のプランでマイクを立てたのだそうだ。ちなみに今日聴いたのは 13.1ch とのこと

入交くんは今 WOWOW で働いているのだが、入社時以来一貫して音の専門家で、会社員の仕事とは別に冨田勲やらフジコ・ヘミングやらボブ・ジェームスの作品を手掛けるなど、今や世界的な有名人である。

Continue reading "イマーシヴ・オーディオ視聴会"

| | Comments (0)

Tuesday, April 23, 2024

英会話学校でのアニメ談義

【4月23日 記】 英会話学校の今日の担当だったカナダ人の先生は日本のアニメにとても詳しい人で、今日の授業時間のほとんどをアニメ談義に費やしてしまいました。

授業の冒頭は「最近どんなことがあった?」と聞かれることから始まるのですが、その中で僕が

「WOWOW の視聴者プレゼントで Disney+ の3か月無料視聴権が当たったので『将軍 SHOGUN』を見始めました」

と言ったところ、彼は

「ああ、Disney+ には良いアニメが結構たくさんあるんだよ。前回の授業で君は僕に『デッドデッドデーモンズデデデデデストラクション』を教えてくれたけど、あの作品が好きならきっと気に入ると思う作品があるよ」

と言って推薦してくれたのが、なんと『天国大魔境』だったので、びっくり。僕が

「あ、それはもうテレビで全話観ました。しかも、それは僕が元いた会社が製作に参加した作品です」

と言ったら大変喜んでくれました。

そこから、彼が今配信で見始めている『超時空要塞マクロス』から、ガンダム・シリーズ、富野由悠季、『鬼滅の刃』、『呪術廻戦』、『交響詩篇エウレカセブン』、『AKIRA』、手塚治虫、Production I.G、『怪獣8号』、『葬送のフリーレン』等々、話は延々と続いたのですが、彼が単にたくさんのアニメ作品を知っているだけではなく、彼独自の視点と尺度を持っていて、大ヒットしていない作品でもしっかりと評価していることに驚きました。

Continue reading "英会話学校でのアニメ談義"

| | Comments (0)

Saturday, March 09, 2024

『<きゅんメロ>の法則』出版記念トークショー”<きゅんメロ>フェス”

【3月9日 記】 スージー鈴木・著『<きゅんメロ>の法則』出版記念トークショー”<きゅんメロ>フェス”に行ってきた。めっちゃ楽しかった。内容の興味深さもさることながら、めちゃくちゃ笑わせてくれたしね。

会場は神保町の、ヲタク系の聖地とも言われる書泉グランデだ。Photo_20240309175801

本の予約が入場券代わりだったので、先に注文して、現地で受け取って、終了後に並んでサインもしてもらった。

スージー鈴木を知ったのは BSトゥエルビの『ザ・カセットテープ・ミュージック』で、マキタスポーツがやっているなんか面白そうな番組だと思って観てみたら、そこでマキタスポーツと一緒になって JPOP を縦横無尽に語り尽くしてていたのが彼だった。

書評については読み終えてから改めて書くつもりだが、この著書で彼が書いているのは、日本人が大好きな F → G → Em → Am  というコード進行についてである。

彼は分かりやすいようにキーを C に移して書いている(今回のイベントでの解説も全てそうだった)が、もっと一般的に記せば IV → V → IIIm → VIm  ということになる。

多少とも楽器をやっている人なら分かると思うのだが、日本のヒットソングにはこの進行を使った曲が山ほどあるのである。

この本の裏表紙にその例がずらずらと記されている。それをそのまま写すと長くなるので、いくつか僕が特に好きな曲だけ抜き出すと、

  • 『卒業写真』荒井由実
  • 『群青』YOASOBI
  • 『あの時君は若かった』ザ・スパイダース
  • 『青春の影』チューリップ
  • 『いとしのエリー』サザンオールスターズ
  • 『Woman “Wの悲劇”より』薬師丸ひろ子
  • 『悲しみがとまらない』杏里
  • 『My Revolution』渡辺美里
  • 『想い出がいっぱい』H2O
  • 『そして僕は途方に暮れる』大沢誉志幸
  • 『LOVEマシーン』モーニング娘。

等々、もう名曲てんこ盛りである。

Continue reading "『<きゅんメロ>の法則』出版記念トークショー”<きゅんメロ>フェス”"

| | Comments (0)

Monday, October 30, 2023

何だか分からなかったハロウィンの思い出

【10月30日 記】 毎年ハロウィンが近づくと必ず思い出すことがある。Photo_20231030214101

僕が勤めていた MBS は 2001年3月31日にオープンしたユニバーサル・スタジオ・ジャパンと提携していた。USJ の中に MBS のテレビスタジオがあったことを憶えている人もいるだろう。

そういうわけで僕らの局は彼らのグランド・オープンの PR に一役買っていたわけだが、その時に秋にはハロウィン・イベントをやると聞かされていたのである。

で、その時僕らはハロウィンとは一体何なのかちゃんと知らなかったのである。

僕らだけではない。日本人の多くがハロウィンという名前はもちろん聞いたことがあるし、なんかカボチャをくり抜いて作ったランタンの絵や写真も見たことはあっただろうけれど、それ以外のことはあまり知らなかったのである。もちろん Trick or treat というフレーズも。

Continue reading "何だか分からなかったハロウィンの思い出"

| | Comments (0)

Monday, October 02, 2023

記憶力

【10月2日 記】  最近テレビなどを観ていて思うのは、ミュージシャンにしても舞台俳優にしても、よくそれだけたくさんのものを憶えられるものだ、ということ。

ミュージシャンはライブをやるとなると 10曲も 20曲も歌うわけである。中には譜面台に歌詞を書いたものを置いている人もいるが、全く見ずに歌う人もいる。少なくとも最初から最後まで譜面台から目をそらさない人はいないとだろう。よくそれだけたくさんの歌詞が頭に入るものだと思う。

僕はフォークやニュー・ミュージックが台頭してきた時にその洗礼を受けて育った世代で、一時はシンガー・ソングライターになりたくて、曲もたくさん作った。だが、その中から 10曲選んで空で歌えと言われてもとても無理である。

人によってはそれだけではない。ギターを弾きながら歌ったりもしているのではないか。もちろんこれも、譜面台に楽譜を置いている人もいるが、何もなしで弾いている人もたくさんいる。

歌詞に加えてコード進行までよく憶えられるものだと思う。いや、コードをかき鳴らしているとは限らない。リフやフレーズを弾いていることもある。すごいと思う。

ま、それは「手が憶えている」という状態なのだろうということは、多少楽器をやってきた僕にも分かる。だが、僕の手はそんなに憶えていない。出だしは憶えていてしばらく快調に弾き続けたとしても、どっかで引っかかるともうダメである。何小節か戻って頭から弾き直さないと元のレールには乗れない気がする。

そういうことをさーっと造作もなく、いや、ひょっとするとものすごく練習したのかもしれないけれど、あんな風に歌い、あんな風に弾くのは、僕はとても真似できない。

僕の場合はシンガーやプレイヤー志望ではなくソングライター志望だったので、その道を極めようとはしなかったけれど、本気でシンガーになろうとしたらすぐに挫折していただろうと思う。

Continue reading "記憶力"

| | Comments (0)

Sunday, August 20, 2023

半券

【8月20日 記】 僕にはデータを紙で保存したいという思いはない。ただ、単なる記録ではなくコレクションとして有形保存したいと思うものはある。

なんのことを言っているかと言うと、たとえば昨日行った Billboard Live 東京でのライブ。

最近のイベントは専らネットで予約することになる。そうすると返信メールが来て、そこに載っているリンクをクリック/タップして専用ページに進み、予約番号やパスワードを入れて QRコードを表示するとそれが入場券代わりになるようなケースが増えてきた。

その結果何が起きるかと言うと、ライブが終わったときに手許に何も残らないのである。ネットで予約しても、例えばコンビニなどで紙の発券をするようなケースはそのチケットが残る。しかし、紙の発券ではなく QRコード表示となると何も残らないのである。

僕は演劇や音楽ライブ、美術館や博物館、展示会などのイベントに行ったら、その「半券」をスクラップブックに貼っているのだが、貼るものがないのだ。

Continue reading "半券"

| | Comments (0)

Saturday, July 22, 2023

嫌いな◯◯

【7月22日 記】 世間では絶大な人気があるのだけれど、自分にはどこがいいのかよく分からないバンドってありますよね(具体名を書いて物議を醸すのは嫌なので書きませんが)。

単に良さが分かる/分からないじゃなくて、結構人気のある歌手やグループでも、自分は嫌いだから聴かないっていうのもあります。

ねえ、皆さんにもありますよね? 最近ちょっと気になるんですよね。え?あんまりない?

そう、どうも僕は嫌いなものが多いみたいなんです。と言うか、他の人はあまりこの人が嫌いとか言っていない気がするんです。

Continue reading "嫌いな◯◯"

| | Comments (0)

Friday, March 31, 2023

江口寿史『東京彼女』

【3月30日 記】 江口寿史イラストレーション展『東京彼女』を観に行ってきた。於:東京ミッドタウン日比谷 BASE Q HALL。

写真撮影OK だったので結構撮りまくって、facebook には 8枚も上げてしまったので、こちらは 1枚にしておく。Photo_20230331130501

僕は江口寿史の漫画はほとんど読んだことがないのだが、イラストのほうは昔からかなり好きだ。とにかく女の子が可愛いのだ。

顔も可愛いし、髪型も可愛いし、表情もいいし、体の線もきれいで、お洋服も靴もアクセサリも、バッグやその他手に持っているものすべてが可愛い。特にポーズにキュンと来る。

場所の選択(今回は当然東京のどこかであるケースが多い)も背景の描き方も素敵で、かつて 10年以上暮らした西荻窪駅前を描いた作品を見つけたときにはなんだか嬉しかった。

そしてあの彩色である。陰影の付け方、色の配し方、果てはスクリーントーンの貼り方に至るまで、顔を近づけて至近距離で見るとなおさら感慨深い。

どうしてこんなものが描けるのだろう?と思う。

Continue reading "江口寿史『東京彼女』"

| | Comments (0)

より以前の記事一覧

その他のカテゴリー

iPhone おすすめサイト ことば アニメ・コミック ウェブログ・ココログ関連 ギャンブル グルメ・クッキング ゲーム サイト更新情報 スポーツ ニュース パソコン・インターネット ファッション・アクセサリ プレイログ ペット 今日のBGM 仕事 住まい・インテリア 学問・資格 心と体 心に移りゆくよしなし事 恋愛 携帯・デジカメ 文化・芸術 文学・歴史 旅行・地域 日記・コラム・つぶやき 映画・テレビ考 映画・テレビ評(05) 映画・テレビ評(06) 映画・テレビ評(07) 映画・テレビ評(08) 映画・テレビ評(09) 映画・テレビ評(10) 映画・テレビ評(11) 映画・テレビ評(12) 映画・テレビ評(13) 映画・テレビ評(14) 映画・テレビ評(15) 映画・テレビ評(16) 映画・テレビ評(17) 映画・テレビ評(18) 映画・テレビ評(19) 映画・テレビ評(20) 映画・テレビ評(21) 映画・テレビ評(22) 映画・テレビ評(23) 映画・テレビ評(24) 映画・テレビ評(25) 書籍・雑誌 書評 書評(02) 書評(03) 書評(04) 書評(05) 書評(06) 書評(07) 書評(08) 書評(09) 書評(10) 書評(11) 書評(12) 書評(13) 書評(14) 書評(15) 書評(16) 書評(17) 書評(18) 書評(19) 書評(20) 書評(21) 書評(22) 書評(23) 書評(24) 書評(25) 経済・政治・国際 美容・コスメ 育児 舞台 芸能・アイドル 趣味 関西・関西人 音楽 音楽追悼文