Wednesday, September 23, 2020

ホタル族の絶滅

【9月23日 記】 僕が住んでいるマンションの掲示板に、最近誰かがバルコニーで煙草を吸っていたようだが、規約違反なのでやめるように、との通告が貼り紙になっていた。

僕自身はもう10年以上前に煙草をやめているし、一方で他人の煙草がそれほど気になるタチでもないのでそんなに神経を尖らせてはいないのだが、やはり気になる人は気になるのだろう。換気口や窓から臭いが入ってきて耐えられないと言う。

思えばホタル族という言葉があった。調べてみると30年ぐらい前に流行した言葉だ。

それは、室内での喫煙を疎まれた(主に)男たちが、仕方なくバルコニーに出て喫煙するようになり、夜間にそれを遠く外から眺めていると、あちらのバルコニーにもちらり、こちらのバルコニーにもちらりと火が灯り、それが夏の蛍のようであったことからついた名前だ。

つまり、30年前にはバルコニーは喫煙禁止地帯ではなかったのだ。

家族の意向を尊重するため、家族の健康を守るため、(主に)男たちは自らバルコニーに出て紫煙をくゆらせていたのだ。

それが今では、バルコニーに出ることによって同居家族は守られたとしても、それは即、近隣の部屋への迷惑行為となって糾弾されるハメになる。しかし、糾弾されても仕方がない。入居の際にそういうルールになっていることはちゃんと聞いているのだから。

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Sunday, September 06, 2020

トイレの秘密兵器

【9月6日 記】 家のトイレが少し臭い。定期的に掃除はしているし、便器にスタンプも貼っているのになんでだろう?と思って、便器の取扱説明書を読んでみて驚いた。

このウォシュレット、脱臭フィルタやら給水フィルターやら掃除用リフトレバーやら、僕が気がついていなかったいろんなパーツが仕込んである。

便器の奥のところにマジックテープで留めた蓋がついているのは知っていたが、その蓋の裏側にナットを外すためのスパナがマジックテープで留めてあるとは知らなかった。それ以外にも、えっ、こんなところが引き出しになっていたのか、みたいな構造が2箇所。

まるでジェームズ・ボンドが使ってる道具みたいだ(喩えが古いかw)。

何よりも驚いたのは掃除用リフトレバーを引き出して 90度回すと、便座と蓋が一緒に上に 5cm くらいシフトして、便座の根元と便器の隙間に手を突っ込んで掃除できるということ。これは知らなかったし、開けてみると結構汚れている(と言うか、便器用の洗剤がこびりついていた)。

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Monday, June 01, 2020

FAX よ さらば

【6月1日 記】 FAX とおさらばした。

現象としては FAX のついていない電話機に買い替えたということだが、機器を選ぶ課程で FAX機能を捨てたのではなく、最初に「もうさすがに FAX は要らない」と意を決した上で、多少の不具合はあってもまだ辛抱して使おうと思えば使えた電話機を、意図して FAX なしのものに買い替えたのである。

皆そうだと思うが、僕は仕事の関係で外部の人とメールや電話でいろいろなやり取りをしている。当然口約束やメールでは済まなくてしかつめらしい「文書」を要求されることもあるし、また中にはその文書をメール添付ではなく、プリントアウトして郵送してくれと言う相手もいる。

だが、さすがにそれを FAX で送れと言う人はほとんどいなくなった。ほとんどいない、ということは少しはいるということだが、ここ数年の僕の仕事関係では、京都の有名なお寺と、8年前に亡くなった文化人の奥さん(80代)の2件だけである。

自宅に関しては、もはや家の固定電話にかけてくるのは、怪しい売り込み以外にはほとんどいなくなったし、FAX が送られてくることはそれ以上になくなった。

とは言え何年か前までは、妻の仕事の関係でどうしても(それが何か物理的な制約によるのか、誰かの趣味なのかは知らないが)FAX でやりとりしなければならない相手がいたみたいで、それで買い換えるのを何度か逡巡したのだ。

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Thursday, January 16, 2020

賢そうな馬鹿

【1月16日 記】 最近のガスのシステムは賢くなっていて、我が家の場合はお風呂のモニターに表示が出て、今日までのところガス代は目標値に対してどれくらいになっているかを教えてくれる。

これが月が変わるごとにチャラになって、月末が来るまで毎日毎日注意喚起してくるのである。

目標値というのが何なのか、入居1年目は分からなかったのだが、2年目からは明確に前年同月比が目標値になっている(ま、自分で数値を触って、目標値を例えば前年同月比95%とかに変更することもできるようだが、デフォルトは前年同月のガス代が目標値だ)。

数字が出るとやっぱり見てしまうし、見てしまうとやっぱり「あれっ、なんでこんな超えちゃったのかな?」などと気になる。

でも、考えてみたら余計なお世話である。勝手に前年同月の値を僕の目標値にしないでほしい。

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Thursday, August 22, 2019

予断

【8月22日 記】 ウチのマンションのエレベータのカゴの中にはカメラがついていて、各階の乗り場のスイッチの並びにある小さなモニタで中の様子を見ることができる。

先ほどゴミを出そうと思ってエレベータ前に行くと、乗っていた男性が 13階で降りたのだが、降り際に1階のボタンを押して行くのが映っていた。

前にもこういうことを書いたと思うが、僕にはどうしてそんなことをするのか全く理解できない。

そのボタンを押したがために、12階のエレベータホールで重症を負って血がボタボタ滴っている人がボタンを押す前にエレベータが1階に降りてしまい、上がってくるのを待っている間に死んでしまった──なんてことがないだろうかと、どうして想像しないのだろう?

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Sunday, April 21, 2019

空気清浄機

【4月21日 記】 空気清浄機を買った。僕は鼻があまりよくないのでそれほど気にならずに生きてきたのだが、嗅覚が非常に鋭い(ゆえにつらい思いをしている)妻がほしいと言うので、これが僕にとっては人生初の空気清浄機でとなった。

最初に驚いたのは、てっきり十何万円するのかと思ったら、そんなにするものではなかったということ。もちろん機能的に最高級のものだとそのくらいするのもあるのかもしれないが、家庭で使うレベルのものであれば、2桁万円ということはないみたいだ。

それから驚いたのは、PM2.5。今回買った機種は PM2.5 も取り除いてくれるのだが、僕は PM2.5 というのはてっきり昔で言うスモッグみたいなものかと思っていた。

ところが定義としては「粒径2.5μm以下の粒子状物質」ということでしかないらしく、もちろん工場の煤煙や排気ガスの中にも含まれているが、料理で出る煙や煙草の煙などにも含まれているとのことだ。

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Sunday, January 27, 2019

ルール

【1月27日 記】 ルールがなくても巧く治まっているのが一番良い状態であり環境である、と僕は思っている。

参加メンバー各自の意見や感覚に隔たりがあって、放っておいたら巧く治まらないから、ルールを作って、「みんなで決めたことだから守りましょうね」という合意を取って治めているのである。

それは自治体のような大きな集団であろうと家族のような小さなグループであろうと、基本的には同じであるように思う。

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Tuesday, November 06, 2018

ハイヒール

【11月6日 記】 この歳になって突然気づくことがある。一昨日会社のビルの入り口の階段を上っていて気がついた。

前を歩いている女性のハイヒールのヒール部分が宙に浮いているのである。階段の段に足の前半分しか載っていないから、必然的にかかとの下には段がない。

他の靴と違ってハイヒールの場合はそもそも真ん中が浮いていてつま先とかかとしか地についていないので、それでこういう歩き方をすると、つまりはつま先だけで全体重を支えることになる。

しかも、たまたま一歩だけそうなったのではなく、どの歩みのときにもそうなのだ。

それは危ないぞ、と思う。もしも前からドンと押されたら、かかとで踏ん張れないわけだから、もんどり打って転げ落ち、大怪我をするだろう。

ところが、昨日同じ階段を上っていてまた気づいた。昨日見た女性だけではない。全員とまでは言わないが、大多数の女性が同じ上り方をしているのだ。

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Wednesday, October 31, 2018

エレベータをめぐる作為

【10月31日 記】 僕はエレベータに乗っても自分が降りる階数のボタン以外はあまり触らない。

以前も書いたことだが、誰かが降りたらいちいち「閉」ボタンを押すのは日本人だけだという話を聞いて、たまたまラスベガスに出張で行った折に観察してみると、確かにいろんな人種が乗り降りする中で「閉」ボタンを押しているのは日本人だけである。

ご丁寧にも、自分が降りる時に乗っている人のために「閉」ボタンを押す人もいる。

たまに日本人みたいな顔をしているのに押さない人もいるのだが、引き続き観察していると、その人の口から出てくるのは中国語とか朝鮮語とかだった。

それで、なるほど、そんなに急いでも仕方がないか、と思うようになって、自分でもあまり「閉」ボタンを押さなくなった(ただし、日本で満員のエレベータの、たまたまボタンの前に立ってしまった時は、押さないでいると「ボーッとしてんじゃねえよ」と言われそうなので押すようにはしているが)。

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Wednesday, August 29, 2018

鳩よ!

【8月29日 記】 マンションのベランダに鳩の忌避剤を塗布している。2回に分けて、我が家の2つのバルコニーの、手すりと、バルコニーの床とフェンスの隙間にも塗ってもらった。

鳩が来て何が困るの?と言う人もいるかも知れないが、まずは糞害である。見た目の汚らしさ、不衛生、そして糞をされた場所の材質にもよるのだが、腐食したり変色したり、ということがある。

おまけに鳩は油断しているとバルコニーの隅に巣を作り、それに気づかずに放置していると卵を産み付ける。ウチのマンションでは2世帯がその憂き目にあったらしい。

なんとかマンション全体として対策を、と訴えたのだが、鳩がほとんど飛んでこない階に住んでいる人もいるわけで、全戸に同じ対策を施すのは難しいし無駄でもある。それで理事会の出した結論が、被害に遭っている居室(もちろん希望者だけだが)のベランダに鳩が嫌がる薬を塗ってみようということだった。

ここまでの作業の流れを作ってくれたのはマンションの管理人さんだ。彼が日夜鳩の動きを観察し、棟全体の被害をまとめ、そして僕に理事会に対して手紙を書いてくれと言ったのである。

その甲斐があって鳩の害は理事会と総会の議題となり、今回の忌避剤塗布へと繋がった。管理人さんにはとても感謝している。

忌避剤の購入代金はマンションの管理費からの支出。塗りに来たのはマンション管理会社の若い担当である。そして、忌避剤の主成分は唐辛子の辛さの正体であるカプサイシンだ。あと、ネトネトしているのも鳩が嫌がるらしい。

最初は忌避剤1本で希望する世帯全部を賄おうと考えていたようだが、最初に来た我が家で、圧倒的に狭いほうのサービス・バルコニーだけで1本を使い切ってしまい、仕切り直しとなった。

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