Wednesday, October 23, 2024

クライマックス・シリーズを考える2

【10月23日 追記】 昨日書いた記事の続き。

クライマックス・シリーズのどこに違和感があるかと言えば、それは6球団のうちの第3位のチームが最後まで勝ち進んでしまう可能性があるからだ。

これが8球団でリーグ戦を争ってきたというのであればこの違和感はかなり払拭されると思う。何故なら8球団で3位になるためにはそこそこの勝率が必要だからである。

ところが6球団の3位となると、下手すると勝率が5割未満のケースがあるのだ。調べれば過去何度か実例が出てくるだろう。

それってまるで、相撲で言うなら7勝8敗の力士が優勝決定戦に出るようなものではないか?

勝率4割台ではないにしても、今年のセ・リーグの DeNA みたいに2つしか勝ち越していないようなケースもある。それってあんまりじゃないだろうか?

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Tuesday, October 22, 2024

クライマックス・シリーズを考える1

【10月22日 記】 プロ野球の話。

パ・リーグのソフトバンクは良いのだけれど、今年のセ・リーグみたいにリーグ戦3位だった(しかも2つしか勝ち越していない) DeNA が日本シリーズ進出を決めたりすると、やっぱりクライマックス・シリーズって一体何なんだ、と言うか、逆か、リーグ戦って一体何だったんだ、という気になる。

「だって、公式戦で一番勝ったのは俺らなんだぜ」と巨人の選手は思ってるだろうし、DeNA だってまともな選手・コーチ・監督なら「来年こそはリーグ戦を制覇した上で日本シリーズに行きたい」と願っているはずだ。

そういうのをチャラ、と言うか、なんかなしくずしにしてしまうのがクライマックス・シリーズなのだ。

それだったら、昔パ・リーグで何年か実施した前後期制のほうがまだ納得感がある。

だって、日本シリーズに行く球団は少なくとも前期か後期かどちらかのリーグ戦で優勝しているのだから。

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Monday, October 30, 2023

何だか分からなかったハロウィンの思い出

【10月30日 記】 毎年ハロウィンが近づくと必ず思い出すことがある。Photo_20231030214101

僕が勤めていた MBS は 2001年3月31日にオープンしたユニバーサル・スタジオ・ジャパンと提携していた。USJ の中に MBS のテレビスタジオがあったことを憶えている人もいるだろう。

そういうわけで僕らの局は彼らのグランド・オープンの PR に一役買っていたわけだが、その時に秋にはハロウィン・イベントをやると聞かされていたのである。

で、その時僕らはハロウィンとは一体何なのかちゃんと知らなかったのである。

僕らだけではない。日本人の多くがハロウィンという名前はもちろん聞いたことがあるし、なんかカボチャをくり抜いて作ったランタンの絵や写真も見たことはあっただろうけれど、それ以外のことはあまり知らなかったのである。もちろん Trick or treat というフレーズも。

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Friday, April 21, 2023

ノーベル賞についてふと思う

【4月21日 記】 昨日、とある大学病院に行ったら、「ノーベル賞受賞、本学名誉教授」と書き添えられた学者の写真が飾ってあった。

本来であれば「あ、この人、この大学の卒業生だったのかな」などと思うところだが、僕が思ったのは「ノーベル賞受賞者にこんな人いたっけ?」ということだった。

僕の少年期にはノーベル賞を受賞した日本人は数人しかいなくて、全員の名前を憶えていたものだ。

僕が高校生のときに佐藤栄作がノーベル平和賞を受賞したのだが、受賞決定が報ぜられた翌日の漢文の授業で教師が憮然として、

湯川博士がノーベル賞を受賞したときには小学校の校長先生が朝礼で誇らしげにそのことについて児童たちに語ったものです。果たして佐藤栄作の受賞はそんな風にみんなが祝うことができるものでしょうか?

と言ったのをよく憶えている。ま、そういうことを言い出すと、果たして川端康成は当時の日本を代表する作家だったのだろうか?とかいろいろなことを思う。

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Thursday, December 22, 2022

もしも吉田拓郎が亡くなったら

【12月22日 記】 吉田拓郎が、ライブツアーから足を洗い、最後の CD を発売して、そして最後のラジオ出演を終えてとうとう完全引退するらしい。

このブログにも何度か書いたと思うが、僕は吉田拓郎の熱心なファン、と言うか、彼がいてくれたおかげでつらい時期を乗り越えられた、と言うか、拓郎の歌に勇気づけられてなんとか自殺もせずに生き延びてこられたのだ、と自分では思っている。

そんなわけで僕は、もしも吉田拓郎が死んだらその日は一日喪に服そうと思ってきた。

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Friday, September 23, 2022

Her Majesty

【9月23日 記】 エリザベス女王が亡くなって不意に記憶に甦ってきたのはビートルズの Her Majesty でした。

1969年発売のアルバム『アビイ・ロード』の最後の曲で、The End が終わった後しばらく無音が続くので、これで終わりかな?と思った頃にこの歌が始まります。当時は曲名が表記されていなかったので、世界初の「隠しトラック」という指摘を受けました。

ポール・マッカートニーがギター1本で歌っている、わずか 20秒ほどの楽曲です。

僕はこの歌で初めて、国王のことは His Majesty、女王のことは Her Majesty と呼ぶのだということを知りました。

この歌はまさにエリザベス女王のことを歌っています。彼らは 1965年に勲章をもらった際に女王に謁見してますからね。

本当は歌詞全文をここに引用したいのですが、全文を引用すると著作権法上の“引用”と認められない可能性があるのと、そんなものはググればすぐに見つかるので一応やめておきます。知らない人は歌詞を検索してみてください。

歌詞は表示されませんが、YouTube の動画(実は静止画ですがw)をエンベッドしておきます。

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Sunday, February 21, 2021

朝の通勤時間に新聞を読まなくなった理由

【2月21日 記】 最近、朝の通勤時間に新聞を読まなくなった。Photo_20210221151301

いや、最近コロナで会社にはあんまり行ってないじゃないかと言われればそのとおりなのだが、だから読まなくなったわけではない。

もう何年も前に紙の新聞は取るのをやめたではないかと言われれればそれもそのとおりなのだが、だから読まなくなったわけでもない。ずっと電車の中で iPhone で新聞を読んでいたのだから。

では何故か?

最近気がついたのだが、それは新聞を読まなくても四六時中ニュースが入ってくるようになったからだと思う。

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Wednesday, January 13, 2021

従わない場合は公表というやり口

【1月13日 記】 「要請に従わない場合は店名/社名を公表する」という政府のやり口が気に食わない。

それって「政府としては言うだけは言ったので、それに従わないやつについては、どうぞ世間の皆さんで私刑(リンチ)に処してください」と言っているに等しいではないか。政府はやるべきことはやったというアピールのつもりなんだろうか。

そもそも波風が立っても要請に従わないというのはある種の確信犯に近い(犯罪ではないが)のだから、もしもその人たちが強い意志を持って「店名公表されるのは逆に宣伝になって都合が良いくらいだ」と開き直ることが出来たら、政府の狙いは完全に瓦解する。

すぐに法律で取り締まる形には持って行けない、というのは分かる。だからといって、どうしてそれが「店名公表」という安易な策に繋がるのか。まずは「要請に従っていただけない場合は何度でもお願いに行く」ぐらいのことを言ってみろ、そして、やってみろよ。

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Monday, November 30, 2020

映画、本、テレビ

【11月30日 記】 今年はコロナのせいで映画館で映画を見る回数が減った。仕方がない。一時期はほとんどの映画館が閉まっていたのだから。

しかし、今年は読んだ本の冊数が増えている。これは不思議。

僕は従来、仕事で読む本を除いては、会社の行き帰りの電車の中でしか読書をしなかった。いや、行きは新聞の電子版を読んでいることが多いから、ほとんど帰りだけだ。

コロナ禍によって、出勤は週に1回、多いときでも2回になり、つまり、電車に乗る回数と時間が圧倒的に減った。なのに読んだ本が増えているのである。

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Friday, October 09, 2020

降水確率100%

【10月9日 記】 台風が接近しているためか、「降水確率100%」という天気予報を久しぶりに見た。

よく言われることだが、降水確率10%なら小雨で、降水確率90% だったら大雨というわけではない。でも、なんとなくそういうイメージで捉えてしまっている人もまだいるようだ。

改めておさらいすると、「降水確率10%」というのは、この予報が 100回出たらそのうち 10回は雨が降るという確率予報である。雨が降る量や時間や勢いとは関係がない。

しかし、面白いなと思うのは、これは予報であって結果を集計したものではないということ。つまり、「降水確率10%」の予報を出した日を 100日集めてそのうち本当に雨が降った日が何日合ったか数えてみたら10回だった、ということではないということである。

では、「降水確率10%」が当たった実績はこの10年間で何%なのか? 「降水確率10%」という予報が当たる確率はどれくらいなのか? ──などと考えていると、途端に頭がこんがらがってくる。

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