Tuesday, April 23, 2024

英会話学校でのアニメ談義

【4月23日 記】 英会話学校の今日の担当だったカナダ人の先生は日本のアニメにとても詳しい人で、今日の授業時間のほとんどをアニメ談義に費やしてしまいました。

授業の冒頭は「最近どんなことがあった?」と聞かれることから始まるのですが、その中で僕が

「WOWOW の視聴者プレゼントで Disney+ の3か月無料視聴権が当たったので『将軍 SHOGUN』を見始めました」

と言ったところ、彼は

「ああ、Disney+ には良いアニメが結構たくさんあるんだよ。前回の授業で君は僕に『デッドデッドデーモンズデデデデデストラクション』を教えてくれたけど、あの作品が好きならきっと気に入ると思う作品があるよ」

と言って推薦してくれたのが、なんと『天国大魔境』だったので、びっくり。僕が

「あ、それはもうテレビで全話観ました。しかも、それは僕が元いた会社が製作に参加した作品です」

と言ったら大変喜んでくれました。

そこから、彼が今配信で見始めている『超時空要塞マクロス』から、ガンダム・シリーズ、富野由悠季、『鬼滅の刃』、『呪術廻戦』、『交響詩篇エウレカセブン』、『AKIRA』、手塚治虫、Production I.G、『怪獣8号』、『葬送のフリーレン』等々、話は延々と続いたのですが、彼が単にたくさんのアニメ作品を知っているだけではなく、彼独自の視点と尺度を持っていて、大ヒットしていない作品でもしっかりと評価していることに驚きました。

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Monday, March 04, 2024

ポケモンの名前で盛り上がった

【3月3日 記】 ポケモンの日本語名と英語名の話題で英語の先生と盛り上がった。その先生はユダヤ系アメリカ人で、来日して日本語の翻訳者になるべく勉強をしている人だ。

彼は小学校時代ポケモンカードの収集に熱中したのだそうで、僕は年が年だけにポケモンのことは近年までほとんど何も知らなかったが、今では Pokémon GO をやっていると言ったら、そこからポケモンの名前の話になった。

僕の一番のお気に入りのポケモンは何か、と彼に訊かれて、咄嗟に思いつかなかったので、「妻はルージュラが好きだ」と答えたら、彼がルージュラの英語名は何か知っているか?と言い出して、そこから日米のポケモン名の話になった。

で、ルージュラの英語名は何かと言うと、なんと Jynx なのだそうだ。

jynx は何種類かの鳥の学名(ラテン語なのかな?)の一部として使われる単語ではあるが、英語の辞書では出てこない。しかし、ここでは jinx をもじっているのは明らかだ。

jinx は、日本人は「縁起担ぎ」みたいな意味に解してしまいがちだが、英語本来の意味は「悪運」や「呪い」であって、これはルージュラの見事な「意訳」だと思う。

でも、彼によると、こういう風に意訳されているポケモンはそれほど多くはないらしい。

特に初期に登場したポケモンは、その当時はこれが英語に訳されることがあるとは誰も思っていなくて、音の響きや雰囲気だけでつけられた名前がかったため、そういう場合はあまり何も考えずに音をそのまま移していることが多いのだそうだ。

例えばラプラスは Lapras で、ギャラドスは Gyarados なのだそうだ(ちなみに、ギャラドスに進化する前のコイキングは Magikarp で、これは多分 Magic Carp なのだろう)。

ギャラドスの語源についての彼の解釈がまた面白く、ギャアギャア言いながらドスンドスンと動くからではないか、と彼は言うのである。ただ、ギャラドスには足がないから、ドスンドスンというのはちょっと違う気もするけど(笑)

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Friday, March 31, 2023

江口寿史『東京彼女』

【3月30日 記】 江口寿史イラストレーション展『東京彼女』を観に行ってきた。於:東京ミッドタウン日比谷 BASE Q HALL。

写真撮影OK だったので結構撮りまくって、facebook には 8枚も上げてしまったので、こちらは 1枚にしておく。Photo_20230331130501

僕は江口寿史の漫画はほとんど読んだことがないのだが、イラストのほうは昔からかなり好きだ。とにかく女の子が可愛いのだ。

顔も可愛いし、髪型も可愛いし、表情もいいし、体の線もきれいで、お洋服も靴もアクセサリも、バッグやその他手に持っているものすべてが可愛い。特にポーズにキュンと来る。

場所の選択(今回は当然東京のどこかであるケースが多い)も背景の描き方も素敵で、かつて 10年以上暮らした西荻窪駅前を描いた作品を見つけたときにはなんだか嬉しかった。

そしてあの彩色である。陰影の付け方、色の配し方、果てはスクリーントーンの貼り方に至るまで、顔を近づけて至近距離で見るとなおさら感慨深い。

どうしてこんなものが描けるのだろう?と思う。

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Sunday, November 08, 2020

鬼滅の刃に思う──漢文事始

【11月8日 記】 これだけ話題になっても私が映画『鬼滅の刃』を見ないのは、何も『鬼滅の刃』に反感を抱いているからではありません。

ただ単に他に見たい映画が山ほどあって追いつかないということ(これはコロナの影響でいろんな作品の公開スケジュールが変わってしまい、その結果10月、11月に集中してしまった結果です)。

それと、どうせ見るのであればコミックスの第1巻かTVアニメの第1話から見たいという、言わばある種の贅沢心が邪魔をしているだけです。

だから、『鬼滅の刃』を貶すことなんて何もありません。そもそも見てもいない映画を貶すようなことは今までもやっていませんし。

ただ、ひとつだけ、どうも気に入らない、と言うか、引っかかっていることがあるにはあります。

それは、「鬼を滅ぼす刃」なのだから、『鬼滅の刃』ではなく『滅鬼の刃』ではないのかな、ということ。同じように、作中に出てくる「鬼殺隊」も「殺鬼隊」であるべきではないのかな、ということです。

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Thursday, October 15, 2015

漫画家志望

【10月15日特記】 映画『バクマン。』の鑑賞記事にも少しだけ書いたが、僕は子供のころ漫画家志望だった。

いや、小学校1、2年のころだから「漫画家志望」と言うほど確たるものではなく、「坊や、大きくなったら何になりたいの?」と訊かれたら「漫画家」と答えていた、という程度なのだが。

では、そんなに絵が巧かったのかと言うと、自分で言うのも何だが、これは巧かった。少なくともクラスで一二を争うほどには巧かった。

ただし、巧かったと言っても、テレビアニメの模写である(まあ、オリジナルのものを全く描かなかったわけでもないが)。一番得意だったのは『スーパージェッター』と『オバケのQ太郎』で、大勢のクラスメートが自分のノートに描いてほしいと言って僕のところに持ってきた。

僕はと言えば、「『スーパージェッター』はともかくとして、『オバケのQ太郎』くらいなら誰でも描けるだろうが」と不思議に思った。でも、ほとんどのクラスメートは僕ほど正確には描けなかった。オバQとドロンパの違いを把握できていなかったし、それを正確に筆に落とすこともできなかった。

そういうことが難なくできるということがある種の才能なんだろうか、と子供心にぼんやりと考えた記憶がある。

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Monday, March 24, 2014

ナタリア・ポクロンスカヤ検事総長

【3月24日更新】 ハフィントン・ポストの記事を見るまでクリミアの女性検事総長が日本で未少女キャラクターになっているとは知らなかった(記事はここ)。

この制服とこの顔、『鋼の錬金術師』のホークアイ中尉を思い出すのは僕だけではあるまい(そして、リザ・ホークアイより可愛いw)。

クリミアがえらいことになっている時にこういうのって、まあ、一刀両断にしてしまうなら平和ボケの脳天気、ということになるのだろう。同じ日本人として恥ずかしい、なんて言う人もきっといるのだろう。

描かれた本人にしても、多分こんな風に「私には関係ありません」と、とりあえず言うしかないだろう。

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Sunday, October 14, 2012

フィルム(5コマ)

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【10月14日特記】 そうそう、映画『劇場版 TIGER & BUNNY -The Beginning-』を観てきた時も来場者特典について書いたので、映画『劇場版 魔法少女まどか☆マギカ』についても書いておこう。

まず『[前編]始まりの物語』を観たらくれたのがこの(→)蒼樹うめさん筆による色紙(一応著作権に気を使ってわざと照明を反射させた写真を撮りました)。先着何名か限定であったはず。僕は初日に行ったのでもらえた。

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Monday, October 01, 2012

HERO CARDS

Tandbcard

【10月1日更新】 ところで、映画『劇場版 TIGER & BUNNY -The Beginning-』を観たら、「来場者特典」と称してこんなもの(→)がついてきた。

なんだ、これはまさに「べったん」ではないか、と思う。「べったん」だと関西圏でしか通じないのかもしれない。ならば「めんこ」である。

いや、僕みたいなおじさんには、このカードが一体何で、どうやって遊ぶのかはちゃんと知らない。

しかし、見たところ、厚手の DRAGON KID のカードのほうは単純に収集するためのもののようだが、薄い Barnaby Brooks Jr. のカードには何やらいろいろ書き込んであって、どうやらこれを使って特定のルールに沿って遊ぶためのもののようなのだ。

Crusade System Card Series と書いてあるのだが、Crusade というのは実際 Barnaby Brooks Jr. の腕に入っているロゴである。

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Thursday, August 23, 2012

タツノコプロテン

【8月23日特記】 昨日、昼休みに阪神百貨店でやっている「50周年記念タツノコプロテン」を観てきた。

初日でよく混んでいた。子供たちも多かったが、古い作品になると知らないどころか、多分生まれてもいない(どころか両親もまだ出会ってさえいない)のではないかと思うのだが、それでも楽しそうに観ていた。そして、何よりも母親たちである。

セル画やビデオの前に立ち止まって、食い入るように観ている。そして、「ああ、懐かしいわあ」と溜息をついている。

タツノコプロと言えばやはり『科学忍者隊ガッチャマン』と、『ヤッターマン』を始めとするタイムボカンシリーズということになるのだろうが、僕はその頃にはアニメを見るには少し大きくなりすぎていたために、実はあまり見ていない(しかし、高校の同級生でカラオケではガッチャマンを十八番にしてる奴がいるのはなんでだろ?)

僕にとってはやはり『宇宙エース』から始まるのだが、それが実はタツノコプロにとって、見よう見まねで作ったテレビ・アニメ第1作であったということを、この展示会で初めて知った。しかし、それにしても、こんなに丸っこいヒーローだったのか、と絵を見て改めて驚いた。全体的に丸っこい絵柄の時代だったのである。

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Sunday, August 07, 2011

巨人の星

【8月7日特記】  今の若い子たちは、思い込むということはあってもそれは大体が「多分簡単にできるだろう」という思い込みであって、従って試練の道などは選ぼうとはしないし、ど根性なんて言葉も聞きたくないと思っている。

真っ赤に燃えるなんてことは滅多にないし、王者などというものに対する憧れもない。血の汗も流さない代わりに涙も流さない。行け行けと言われてどんと行くタイプでもない。

いや、それは今の若い子たちだけの話ではない。僕らも概ねそうだった。こんな親父にはついて行けんと思ったし、大リーグボール養成ギプスなんて勘弁してくれーと思った。飛雄馬が「重いコンダラ」を引いてグラウンドを走る絵を見て、げーっ、こんなしんどいことは嫌だと思った。

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