Wednesday, August 28, 2024

Engrish in Japan

【8月28日 記】  僕は facebook の Engrish in Japan という公開グループをフォローしてよく読んでいる。

English の綴りをわざと間違えているところがミソで、そう、ここは日本人が看板や注意書き、チラシなどに書いたおかしな英語を収集したページなのである。

大変面白いのだが、しかし、その一方で、なんでこんなにろくでもない(大阪弁で言うスカタンな)間違いを書くかなあと不思議になる。

いや、普段英語を使う機会なんかない日本人が何かの必要に迫られて突然英文を書くわけだから、ちょっとやそっと間違っていてもそこには大して不思議はない。

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Wednesday, January 31, 2024

三宅香帆の記憶力

【1月31日 記】 最近僕は三宅香帆のことばかり書いているが、また彼女の記事を読んで感心してしまった。

先日読んだのは note で『ゴールデンカムイ』(原作漫画と実写映画)を夏目漱石の『こころ』と対比して、いずれも「生き残った者の罪悪感を描いた物語」であると総括した記事(有料)である。

この読解力、分析力はすごいと思う。

その読み込む力をすごいと思うのも確かだが、しかし、僕にはできないなと思う一番の理由は、度々書いているように、僕は読んだもの、観たものをいつまでもはっきりと憶えていないということだ。

『ゴールデンカムイ』はさすがに映画を見た直後だからまだいろんなことを思い出せるが、例えば『こころ』となると(僕は少なくとも2回読んでいるはずだが)非常に心許ない。

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Monday, December 18, 2023

批評の時代から、考察の時代へ

【12月18日 記】  最近、三宅香帆の書いたものをよく読んでいて、それで僕のブログや note にもよく彼女の名前が出てくるのだが、さっき読んだ彼女の note (有料)は「批評の時代から、考察の時代へ」という内容だった。

どういう違いかと言うと、

考察 → 作者が提示する謎を解くこと

批評 → 作者も把握していない謎を解くこと

で、最近は考察的な文章のほうが人気があると言うのだ。

彼女は書いている:

なぜなら正解かどうかわからない解釈なんて、知っても面白くないからだ。製作者(※ママ)が忍ばせた、ひそかな真実を知ることが、考察の楽しみ方なのだろう。

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Thursday, November 30, 2023

Amazon の画像リンク廃止という悲報

【11月30日 記】  Amazon に切り捨てられてしまいました。

突然メールが来て、アソシエイトツールバーの「画像リンク」及び「テキストと画像」リンクを廃止すると言うのです。

やっていない方はそんなものの存在をご存じないかもしれませんが、Amazonアソシエイトに登録するとサイトの全てのページの左上部にアソシエイトツールバーというのが表示されるようになり、そこからテキスト、画像、テキスト+画像の3種類のページリンクが設定できるようになります。

例えば、僕は画像リンクを使っている(当初はテキスト+画像でした)ので、このブログで僕が書評を書いた場合、Amazon にその本が置いてある限りは右上に書籍の写真があって、それをクリックすると Amazon の商品ページに飛ぶようになっています。

それができなくなると言うのです。11/30 を以てサービスは廃止、12/31以降はリンクが表示されなくなるとのこと。

これは大変困ったことです。

もらったメールには「画像リンクを掲載されている場合は、お早めに別のリンクへの差し替えのご対応をお願いいたします」と書いてあるのですが、僕のブログには一体何百(何千?)のリンクが張ってあるのか想像もつきません。

リンクは書籍だけではないということもありますし、とてもじゃないけど全部の差し替えは無理です。従って 2024年1月以降は、僕のブログは不体裁だらけになってしまいます。

世の中には僕と同じような人がいっぱいいるはずで、今回の変更によって Amazon へのリンクが切れてしまう記事の数は何万、何十万どころではないはずです。

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Thursday, September 07, 2023

coco サービス終了

【9月7日 記】 coco というページがある。twitter でつぶやいた映画のレビューや感想を拾ってまとめてくれるサイトだ。

一応まだ見られるので、僕がやっていたマイページの URL を書いておく(そのうちに見られなくなると思うが):

https://coco.to/author/honane

多分イーロン・マスクが twitter の API の無料提供を突然やめてしまったことが原因なのだろうが、このサイトは4月以降全く更新しなくなった。で、その後はほとんどこのサイトを見ていなかったのだが、今日【cocoをご利用のみなさまへ】という告知が掲載されていることに初めて気づいた。

2023年6月30日(金)をもちまして「coco」のレビュー投稿サービスを終了いたしました。サービス終了に伴い、お客様が投稿されたレビューデータを一括でダウンロードできる機能を提供させていただきます。ダウンロード可能項目は作品名、レビューデータとなります。

ああ、正式に終わってたのね。淋しい限りである。

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Sunday, July 30, 2023

シミルボン サービス終了

【7月30日 記】 シミルボンが 10月1日(日)24:00 を以て閉鎖し、サービスを終了するとの発表があった。

今この文章を読んでくれている人もシミルボンについては多分ほとんどご存知ないだろうが、僕はこのサイトに 2016年以来ずっと書評を投稿してきた。いずれも自分のブログに書いた書評をほとんど丸ごとコピーしたものである。

シミルボンを運営しているのはブックリスタで、これはソニー、凸版印刷、KDDI、朝日新聞社が共同で設立した電子書籍事業会社である。

僕は自分のホームページ(現在は閉鎖)のために書いた書評を、当初はオンライン書店 bk1 にもダブルで投稿して掲載してもらっていたのだが、このサイトが大日本印刷の資本によるマルチプラットフォーム型電子書籍配信・販売サイト honto に再編され、僕の投稿した記事のリンクがぐちゃぐちゃにされてしまった(そのことはここに書いた)。

それ以来、全ての書評を新しく自分のブログに移し、リンクは Amazon に張ることにしたのだが、2016年の1月にオープン前のシミルボンの担当者から突然メールをいただき、サイト・オープン時に載せる書評を書いてくれないかとの依頼を受けた。

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Monday, July 10, 2023

三宅香帆に嵌っている

【7月10日 記】 最近三宅香帆に嵌っている。プロの書評家に対してこういう言い方をするのは大変失敬だが、なんか、良い読み方をしていると思うのである。

最初は note で見つけたんだったか? とにかく感じ方、読み取り方がフラットだな、と思った。

それで『女の子の謎を解く』を買って読んでみた。その時の記事がこれだ(このブログにも同じ記事を書いたけれど、note のほうがいろいろ書き足した拡張版なので、こちらを載せておきます)。

その後も note での記事はいくつか読んでいるのだが、問題なのは彼女の記事はほとんどが有料だということ。

無職になって定期収入がなくなるとどうしても定期的な支出が怖いので、月額490円でマガジンを購入するという決断ができない。その結果記事単品を 500円で買うということになって、結局高くついていたりもする。

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Friday, March 11, 2022

note: エンタメ小説家の失敗学

【3月11日 記】 前に書いた「ロマンポルノ無能助監督日記」(金子修介監督)以来久しぶりに note の連載記事をフォローして読んでいる。

それは「エンタメ小説家の失敗学 by平山瑞穂」である。

僕がこの作家を初めて読んだのは『有村ちさとによると世界は』だった(と言うか、全部で3冊しか読んでいないのだが)。

このタイトルを見て、ピンと来る人は来ると思うのだが、これはジョン・アーヴィングの『ガープの世界』を踏まえたタイトルである。ご存じない方のために書いておくと、『ガープの世界』の原題は The World According to Garp なのである。

そして、作中には In the world according to Garp, というフレーズが何度か出てくる。

そこまで知っていると、この平山瑞穂という作家が、少なくとも『ガープの世界』が好きなんだろうなということは容易に想像がつく。

それで僕はこの『有村ちさと』に飛びついて読んだ。とても面白かった。それで、てっきりこの人は純文学系の作家だと思っていたのだが、その後2冊を読んでみたら、どうもそうではない。

あれっ?と思って調べると、この人のデビューは2004年に第16回日本ファンタジーノベル大賞を受賞した『ラス・マンチャス通信』という小説だったのだ。僕はその辺のことを全く知らずに、その系譜からはちょっと外れた『有村ちさとによると世界は』を読んで、大いなる感銘を受けたというわけだ。

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Friday, April 02, 2021

天気

【4月2日 記】  所謂「10年日記」の類(僕が今使っているのは「100年日記」だが)をつけるようになって、毎日の天気を記録するようになった。

人生で最初に天気を記録したのは、多分小学生時代の夏休みの宿題の絵日記か何かだったと思う。当時は天気予報の表記に倣って「晴れのち曇り」とか「曇り時々雨」とか書いていたように思うが、大人になっていざ天気を記録しようとすると、それほど生易しいものではないことに気づいた。

何しろ一日24時間もあるのだ。その間中天気は決して一定ではないのだ。もちろん一日中快晴とか朝から晩までずっと雨の日もあるにはあるが、そんな日は明らかに少数派である。

「晴れのち曇りのち晴れのち曇りのち晴れ」であれば「晴れ時々曇り」と言い換えることもできるかもしれないが、実際には「曇りのち晴れのち曇り一時雨で夜には少し晴れ間も出てきた」だったりするわけで、天気予報のように2要素以内で述べ切ることは至難の業だ。

そう考えると、天気を予報している人たちは何といい加減な仕事をしてるんだろう、という気にもなってくる(まあ、もちろん、そんなに細かく天気を言い当てることは無理なのではあるが)。

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Sunday, March 28, 2021

note:「ロマンポルノ無能助監督日記」

【3月28日 記】 ずっと読んでいる金子修介監督の note「ロマンポルノ無能助監督日記」が、ここに来ていよいよ面白くなってきた。

今、第30回まで来て、森田芳光監督と金子修介助監督の仕事の話になってきたからだ。

毎回最後に 100円の有料コンテンツがついているが、それを読まなくても何の問題もないので、興味のある方はお読みになると良いと思う。

金子修介監督の note のページ

僕はこの連載を読むまで、金子修介が森田芳光の助監督をしていたことを長らく忘れていた。初めて金子修介監督の一般作品『1999年の夏休み』を観た時に、①日活ロマンポルノ出身の人なのか、②森田芳光の助監督をやっていたのか、と思ったのだが、そのまま②を忘れていた。

もうひとつ言うと、『1999年の夏休み』の前にロマンポルノの『OL百合族19歳』を観ていたのだが、これが金子修介監督だということも忘れていた。

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