Thursday, September 07, 2023

coco サービス終了

【9月7日 記】 coco というページがある。twitter でつぶやいた映画のレビューや感想を拾ってまとめてくれるサイトだ。

一応まだ見られるので、僕がやっていたマイページの URL を書いておく(そのうちに見られなくなると思うが):

https://coco.to/author/honane

多分イーロン・マスクが twitter の API の無料提供を突然やめてしまったことが原因なのだろうが、このサイトは4月以降全く更新しなくなった。で、その後はほとんどこのサイトを見ていなかったのだが、今日【cocoをご利用のみなさまへ】という告知が掲載されていることに初めて気づいた。

2023年6月30日(金)をもちまして「coco」のレビュー投稿サービスを終了いたしました。サービス終了に伴い、お客様が投稿されたレビューデータを一括でダウンロードできる機能を提供させていただきます。ダウンロード可能項目は作品名、レビューデータとなります。

ああ、正式に終わってたのね。淋しい限りである。

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Sunday, July 30, 2023

シミルボン サービス終了

【7月30日 記】 シミルボンが 10月1日(日)24:00 を以て閉鎖し、サービスを終了するとの発表があった。

今この文章を読んでくれている人もシミルボンについては多分ほとんどご存知ないだろうが、僕はこのサイトに 2016年以来ずっと書評を投稿してきた。いずれも自分のブログに書いた書評をほとんど丸ごとコピーしたものである。

シミルボンを運営しているのはブックリスタで、これはソニー、凸版印刷、KDDI、朝日新聞社が共同で設立した電子書籍事業会社である。

僕は自分のホームページ(現在は閉鎖)のために書いた書評を、当初はオンライン書店 bk1 にもダブルで投稿して掲載してもらっていたのだが、このサイトが大日本印刷の資本によるマルチプラットフォーム型電子書籍配信・販売サイト honto に再編され、僕の投稿した記事のリンクがぐちゃぐちゃにされてしまった(そのことはここに書いた)。

それ以来、全ての書評を新しく自分のブログに移し、リンクは Amazon に張ることにしたのだが、2016年の1月にオープン前のシミルボンの担当者から突然メールをいただき、サイト・オープン時に載せる書評を書いてくれないかとの依頼を受けた。

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Monday, July 10, 2023

三宅香帆に嵌っている

【7月10日 記】 最近三宅香帆に嵌っている。プロの書評家に対してこういう言い方をするのは大変失敬だが、なんか、良い読み方をしていると思うのである。

最初は note で見つけたんだったか? とにかく感じ方、読み取り方がフラットだな、と思った。

それで『女の子の謎を解く』を買って読んでみた。その時の記事がこれだ(このブログにも同じ記事を書いたけれど、note のほうがいろいろ書き足した拡張版なので、こちらを載せておきます)。

その後も note での記事はいくつか読んでいるのだが、問題なのは彼女の記事はほとんどが有料だということ。

無職になって定期収入がなくなるとどうしても定期的な支出が怖いので、月額490円でマガジンを購入するという決断ができない。その結果記事単品を 500円で買うということになって、結局高くついていたりもする。

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Friday, March 11, 2022

note: エンタメ小説家の失敗学

【3月11日 記】 前に書いた「ロマンポルノ無能助監督日記」(金子修介監督)以来久しぶりに note の連載記事をフォローして読んでいる。

それは「エンタメ小説家の失敗学 by平山瑞穂」である。

僕がこの作家を初めて読んだのは『有村ちさとによると世界は』だった(と言うか、全部で3冊しか読んでいないのだが)。

このタイトルを見て、ピンと来る人は来ると思うのだが、これはジョン・アーヴィングの『ガープの世界』を踏まえたタイトルである。ご存じない方のために書いておくと、『ガープの世界』の原題は The World According to Garp なのである。

そして、作中には In the world according to Garp, というフレーズが何度か出てくる。

そこまで知っていると、この平山瑞穂という作家が、少なくとも『ガープの世界』が好きなんだろうなということは容易に想像がつく。

それで僕はこの『有村ちさと』に飛びついて読んだ。とても面白かった。それで、てっきりこの人は純文学系の作家だと思っていたのだが、その後2冊を読んでみたら、どうもそうではない。

あれっ?と思って調べると、この人のデビューは2004年に第16回日本ファンタジーノベル大賞を受賞した『ラス・マンチャス通信』という小説だったのだ。僕はその辺のことを全く知らずに、その系譜からはちょっと外れた『有村ちさとによると世界は』を読んで、大いなる感銘を受けたというわけだ。

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Friday, April 02, 2021

天気

【4月2日 記】  所謂「10年日記」の類(僕が今使っているのは「100年日記」だが)をつけるようになって、毎日の天気を記録するようになった。

人生で最初に天気を記録したのは、多分小学生時代の夏休みの宿題の絵日記か何かだったと思う。当時は天気予報の表記に倣って「晴れのち曇り」とか「曇り時々雨」とか書いていたように思うが、大人になっていざ天気を記録しようとすると、それほど生易しいものではないことに気づいた。

何しろ一日24時間もあるのだ。その間中天気は決して一定ではないのだ。もちろん一日中快晴とか朝から晩までずっと雨の日もあるにはあるが、そんな日は明らかに少数派である。

「晴れのち曇りのち晴れのち曇りのち晴れ」であれば「晴れ時々曇り」と言い換えることもできるかもしれないが、実際には「曇りのち晴れのち曇り一時雨で夜には少し晴れ間も出てきた」だったりするわけで、天気予報のように2要素以内で述べ切ることは至難の業だ。

そう考えると、天気を予報している人たちは何といい加減な仕事をしてるんだろう、という気にもなってくる(まあ、もちろん、そんなに細かく天気を言い当てることは無理なのではあるが)。

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Sunday, March 28, 2021

note:「ロマンポルノ無能助監督日記」

【3月28日 記】 ずっと読んでいる金子修介監督の note「ロマンポルノ無能助監督日記」が、ここに来ていよいよ面白くなってきた。

今、第30回まで来て、森田芳光監督と金子修介助監督の仕事の話になってきたからだ。

毎回最後に 100円の有料コンテンツがついているが、それを読まなくても何の問題もないので、興味のある方はお読みになると良いと思う。

金子修介監督の note のページ

僕はこの連載を読むまで、金子修介が森田芳光の助監督をしていたことを長らく忘れていた。初めて金子修介監督の一般作品『1999年の夏休み』を観た時に、①日活ロマンポルノ出身の人なのか、②森田芳光の助監督をやっていたのか、と思ったのだが、そのまま②を忘れていた。

もうひとつ言うと、『1999年の夏休み』の前にロマンポルノの『OL百合族19歳』を観ていたのだが、これが金子修介監督だということも忘れていた。

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Wednesday, December 09, 2020

バットで奏でるジングルベル

【12月9日 記】 昨日に続いての YouTube動画エンべディングだが、50年を超えるファイターズ・ファンとしては、なんとしてもこれを紹介しておきたい。

中田、西川、太田は当然として、野村がいたり、近藤だけ顔のアップがあったり、意味もなく清宮のバンザイが入ったり、そして、何と言っても杉谷がおかしい。

楽しいクリスマスを!

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Saturday, May 16, 2020

本で元気に! 文春文庫人気シリーズ 期間限定1話無料公開中

【5月16日 記】 note に文藝春秋の「本の話」というアカウントがあります。多分、これ書いているのは僕の知人(twitter で知り合って、何回か会ったこともある)の女性ではないかと思うのですが、twitter にも同じアカウントがあって、そのツイートで「本で元気に! 文春文庫人気シリーズ 期間限定1話無料公開中」という企画があるのを知りました。

リンクを辿って見に行くと、そこにあったのは三浦しをんの『まほろ駅前多田便利軒』の「多田便利軒、繁盛中」でした。てっきり冒頭だけ公開して本の購入ページに飛ばされでもするのかと思っていたら、なんと第1話がまるまる読めるじゃないですか。

あっという間に読んでしまいました。で、気がついたらこれは第2弾で、第1弾では伊坂幸太郎の『死神の精度』から同名の第1話が公開されていて、こちらも一気に読んでしまいました。

コロナで引きこもっている人たちへのサービスなのでしょうが、これはなんとありがたい企画でしょう。

僕にとっては人選がとても良かったです。2人とも全く読んだことのない作家ではなく、かと言って大好きで追っかけている作家でもなく、決して嫌いではないけれど、でも、のめり込んではおらず、まあ、今回のようなチャンスがあると読んでしまうし、読んで面白いと思える作家と作品だったからです。

『まほろ駅前多田便利軒』のほうは大森立嗣監督が撮った映画2本を観ていたこともあって、多田が出てくると瑛太の、行天が話し出すと松田龍平の顔が浮かんできます。で、あの映画を見たときの映画評に、僕は随分不思議なトーンだということを書いたのですが、原作を読んでみて、ああ、あれは原作から映画まで地続きのトーンだったんだと気づきました。

小説の冒頭も、便利屋の多田が預かった子犬の姿を見失って探し回っていると、バス停で他ならぬそのチワワを抱いて座っている、高校の同級生・行天を見つける──という映画と同じシーンだったので、何を読んでも何を観てもすぐに忘れてしまうこの僕にしては珍しく、記憶が甦ってきました。

そうか、大森監督の映画は三浦しをんの小説そのままだったんだ、と何だか妙に嬉しくなってしまいました。

改めて思ったのは、三浦しをんって、巧い書き手ですね。凝った表現ができるかどうかということではなく、読み手に書き手の存在を全く意識させることなく、読み手を物語の世界に導き出してくれます。これでこそ作家だなあという感じ。

このシリーズを一から読んでみるのも良いかもしれません。

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Saturday, March 14, 2020

遅咲きの国の ALiS

【3月14日 記】 ALiS で稼いだ ALIS が漸く 1000ALIS を突破した。1000.018ALIS。最初の記事書いてから1年2ヶ月。記事数74。

少し前に書いた通り、そもそも僕の書いたものには「いいね!」の類(ALiS で言うなら「♡」だ)があまりつかない。おまけにここは ALiS の会員でないと「♡」は押せないし、そもそも ALiS の会員数は少ない。

投げ銭ができる構造にはなっているが、今日までもらった投げ銭の回数より自分が誰かに投げ銭した回数のほうが多分多いと思う。

ただ、僕はいつも 1.1ALIS (僕は他の人に倣っただけなのだが、これはどうやら「いい」を表す ALiS の文化らしい)しか投げ銭しないが、ここには時々大盤振る舞いしてくれる人もいて、おかげで漸く 1000ALIS を獲得できたわけである。

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Wednesday, January 01, 2020

note

【1月1日 記】 note を始めた。正確に言うと、再開した。

2001年からやっていた自分のホームページ "Wise Word Web" を 2018年に閉めるに際して、そこに書いていた膨大な文章の一部でもどこかに残しておきたいと考えて、一度は note にそれを移し始めた。

でも、note だとやはり完全に埋もれてしまって、却々読んでもらえない。まだ自分のブログのほうが目に留まるような気がする。そう思って一度はやめてしまったのである。

それで始めたのが ALiS だ。

note よりもむしろこっちのほうが大勢の人に読んでもらえる可能性が低いが、こちらはブロックチェーンを使ったブログという面白さがある。そこに惹かれて、ホームページに連載していたことばのエッセイ「ことばのギア、発想のシフト」から何編か選んで、それに加筆修正しながら ALiS に投稿している。

案の定、ほとんど読んでもらえていない気はするが(笑)

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