Tuesday, January 31, 2023

さん付け記事の定着

【1月31日 記】 雑誌やウェブサイトが映画や番組の紹介記事を書くときに出演者をさん付けにするのが一般的になって来ました。僕はこれが気持ち悪くて仕方がないのです。

あちこちに何度かそんなことを書いていたら、昨日 twitter にこんなリプをしてくれた人がいます:

昔呼び捨てが基本だったのは、出演者側が視聴者に対してへりくだるという意味合いがあってのことでした。

ゆえにこの現象、謙譲の意味がわからない(どの立ち位置であろうが敬称を付ける=立ち位置の関係性すらわからない)人が増えた、そういう世の中になってきているのかなと感じます。

まさにそういうことだと思います。

先日も note に「翻訳というものは時々間違っていることがある」と書いたら、「翻訳家が間違っていると非難するのではなく、相手の立場になって考えたほうがいい」というリプがつきました。これも根っこは同じような気がします。

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Monday, December 19, 2022

トーキングマラソンの広告コピーに思う。

【12月19日 記】 僕はアルクという会社の本やアプリはこれまでにも結構使ってきていて、中でも辞書アプリの英辞郎は有料のやつをもう何年間使っているか分からないぐらい使っているのですが、最近アルクが twitter や facebook に出している「トーキングマラソン」の広告表現にちょっと引っかかりを覚えました。

曰く、

英会話スクールでの1か月あたりの発話量は 3,600語。トークキングマラソンの1か月あたりの発話量は 75,000語。あなたならどちらを選びますか?

うむ、こういう風に何でも数量データに落とし込んで客を説得しようという風潮にはちょっと抵抗を感じます。

確かに 75,000 は 3,600 より遥かに多いです。比較にならないくらい多いです。でも多けりゃ良いってものか? いっぺんに 75,000語は頭に入らんぞ、多分。

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Thursday, December 08, 2022

get to と have to

【12月8日 記】 中学一年から僕らは英語を学び始めます。日本人の先生だから当然日本人の観点で整理し、まとめた分類や対比で学んで行くことになるのですが、英語を話す外国人が彼らの観点からまとめ、分類/対比した理屈のほうが分かり易い場合があることに気がつきました。

アメリカ人女性が YouTube で運営しているとある英会話動画を観ていたら、get to と have to を対比して教えていたのです。

get to にはいろいろな意味がありますが、ここでは「~する機会を得る」、「~する恩恵に浴する」、「(許可・機会を得て)~できるようになる」みたいな訳語が当てられるケースを取り上げています。

あまり日本人には馴染みのない用法かと思いますが、例えば

When he was staying with his host family in the US, he got to try a delicious dish.

であれば、「アメリカでホスト・ファミリーの家にいたときに、彼は美味しい料理を食べる機会があった」みたいな訳になります。もっとこなれた訳にするなら「美味しい料理を食べさせてもらった(ことがある)」みたいな感じですかね。

逆に「美味しい料理を食べさせてもらった」という日本語から got to try a delicious dish という英語が出てくるかと言えば、多くの日本人にはとても無理なような気もしますが…。

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Saturday, November 19, 2022

【note】 コミュニケーションが面白くなってきた

【11月19日 埋】 ここんとこ全く貼っていませんでしたが、久しぶりに note に書いた記事をエンベッドしておきます。

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Monday, November 14, 2022

続・最近の英語

【11月14日 記】 会社をやめてから久々に英語を学び直していることもあって、少し前に「最近の英語」というタイトルで記事を書いてみました。今回はその続編みたいなものです。

僕が最近気になっていることのひとつに each other と one another の使い分けという問題がありました。

僕らの世代の人たちは多分みんな学校でそう習ったと思うのですが、当時の教師曰く、「お互いに」何かをするのが2人の場合は each other、それが3人以上になったら one another を使うべし、と。

でも、実際 one another という表記はあまり目にしないと思いませんか? そして、ちょうどそう感じているところにたまたま、「今の英語では全て each other で良い」と誰かが書いているの読んだのです。

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Saturday, October 15, 2022

Grammarly

【10月15日 記】 今日から Grammarly を使っている。Grammarly は宣伝も含めて Web上でよく見かける無料アプリなので知ってはいたが、実のところあまり興味はなかった。

それが今日ふと使ってみようかなと思って PC にインストールしてみて驚いた。いやはや、これはすごいアプリである。

僕がネット上で公開している英文の記事は一応ネイティブ・チェックは終えているのだが、そのうちのひとつ記事の一部分だけを Grammarly にコピペしてみたときには、ふーん、なるほどね、という程度だった。

で、その7つの英文原稿は実は1つの Microsoft Word ファイルに保存されているのだが、新しく記事を書き足そうとしてそのファイルを開いたら、Grammarly  のマークが出てきて、65箇所も訂正すべきところががあると言う。

皆さんご存知の通り、Word にも訂正機能はあって、英単語の綴りの間違いを指摘してくれたり、ここにはカンマを打ったほうが良いと提案してくれたりはする。

だが、Grammarly はそれに留まらない。

単語の綴りのミスは当然訂正してくれる。コピペした時に選択しそこねて、例えば冒頭の Have が ave になったりしていてもちゃんとそれは Have だろう?と教えてくれる。

それから Word と同じように Punctuation の指導もしてくれる。ここにはカンマが要るのか、ないほうが良いのか?──日本人には却々難しいポイントである。ピリオド、カンマだけならいざ知らず、コロンやセミコロンとなると実はほとんど分かっていない。そういう日本人にとっては非常に心強いツールである。

それから冠詞。これも日本人の悩みの種。a なのか the なのか、それとも何も付けなくて良いのか…。僕はどうも the を使いたがる傾向があるみたいで、結構訂正されてしまった。

上にも書いたように、これらの文章は一応はネイティブに見てもらっているのだが、やっぱり人間がやると見落としはあるもので、そこを Grammarly は厳しく問い質して来る(笑)

で、そう言われるとそこは確かに複数形にすべきだったよな、とか、あ、それは過去形でないとおかしかったよな、とかいろんなことが発覚する。

つまり、ある程度意味的なところまで見ているということだ。単数形でも文法的にはおかしくなくても、たとえ2つの節の時制が一致していても、そこは違うでしょ?と言ってくれるわけだ。

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Sunday, October 09, 2022

Stool

【10月9日 記】 僕は2、3年前から会社の同僚(今では元同僚)たちと不定期で国内旅行をしている。つい先日も京都に行ってきたばかりだ。

そのグループには「丸イス倶楽部」という名前がついている。何故こういうネーミングになったかを語りだすとかなり長い話になるし、あまり大っぴらに語る話でもないので(と書くと余計に聞きたくなるかもしれないが)ここには書かないでおく。

このグループで旅行に行ったことをある外国人に説明しようとして、丸イス倶楽部を英訳するとしたら何になるだろうとふと考えた。

The Round Stool Club か? いや、Round なしで The Stool Club でも良いか、と思って念のために辞書を引いてみると、いやはや、これはどうしたものかと思った。

stool にはもちろんスツール、つまり「背もたれや肘掛けがついていない椅子」という意味があるが、それ以外に「便座」とか「トイレ」とかいう意味もあるのである。自動詞では「排便する」という意味もある。

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Wednesday, September 21, 2022

最近の英語

【9月21日 記】 会社を辞める3ヶ月ぐらい前から、中学時代からずっと好きだった英語をもう一度学び直し始めているのですが、僕が中学生だった頃から考えてみると約半世紀も過ぎているわけで、その当時教科書に載っていた英語は今ではちょっと古臭いものになっていても仕方がありません。

逆に、今の英語では、昔の(日本の)英語の授業だったら間違いなく誤りだとされたものが、ごく当たり前の表現になっていたりします。

例えば、kind of の使い方。

昔の a kind of ~ は、「~の一種」「ある種の~」という意味にしか使われなくて、~の部分には当然名詞[句]が来て、その名詞[句]を修飾する形容詞的な使い方でした。それが今では a を伴わない形で副詞的に形容詞や動詞を修飾して、

You look kind of tired. ちょっと疲れてるみたいだね。
I kind of like that idea. その考え方、好きかも。

みたいな使い方をします。「少し」「幾分」「ある程度」「ある意味」みたいな意味ですよね。外国人、とりわけ米国人と英語で話していると、この kind of がめったやたらと出てきます。書いた文章にも出てきますし、ちゃんと辞書にも載っています。

sort of も同じような使い方をしますよね。単独で使うことも可能で、何か訊かれた時に、

Sort of. まあね。

なんて答え方もあります。縮まって kinda や sorta になっていることもあります。

でも、こういった表現、今は中学校で教えてるんですかね?

of の後に形容詞や動詞が続くのはどう見ても文法的には誤りですから、わりと理屈で教えている中学英語の現場にこういうのが入ってくると、教えるほうも教わるほうも混乱するかもしれません。

でも、これだけ使われているフレーズを教えないのもどうかという気がします。

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Monday, August 29, 2022

ちょっと待ってください

【8月29日 記】 先日、つきあいのあった(と言っても男女の交際ではないので、念のため)アメリカ人女性との別れがあり、急にある歌を思い出した。

それは『ちょっと待ってください』である。カタカナで『チョット・マッテ・クダサイ』と書かれることもある。原題は Chotto Matte Kudasai であり、1970年代初頭に Sam Kapu が大ヒットさせたハワイアン・ミュージックである。

日本ではゴールデン・ハーフがカバーしてスマッシュヒットしたが、僕が一番好きなのは Petty Booka のバージョンである(彼女たちの音源は今ではほとんど手に入らないと思うが)。

で、久しぶりに聞いて、この歌が見事に脚韻を踏んでいるということに今ごろになって気づいたのである。

日本語には漢詩のような厳密な押韻のルールがあるわけではないし、いや、そもそも漢詩や英詩のような韻を踏む習慣さえもなかったのだが、近年の日本語のラップの浸透によって、日本語でもかなり韻を踏むということが広まり、認められるようになったと思う。

しかし、僕が若かったころ、小さかったころには韻というものを教えてくれる人もいなかったので、知らないまま通り過ぎて来てしまった。

だから、The Beatles の Abbey Road の You Never Give Me Your Money の最後の部分で

1, 2, 3, 4, 5, 6, 7
All good children go to heaven

と歌っているのを聴いても、「日本だったら『一から十まで数えたら』と言うようなところで、1から7までで止まってるな」と思っただけで、seven と heaven が韻を踏んでいることに長らく気づかなかった。

同じく seven の例で言うと、セブンイレブンと聞いても「ああ、7時から11時まで開いてるからセブンイレブンか」と思っただけで、seven と eleven が完全な脚韻を踏んでいることに長らく気づかなかった。

脚韻はまだましで、頭韻となると、例えばミッキーマウスもミニーマウスも、ドナルドダックもデイジーダックも、キングコングもマイティマウスも、ハンサム・ハリー・レイスもキラー・カール・コックスも(以上2人はプロレスラー)、みんな頭韻になっているということに全く気づかないまま長い時間を過ごしてしまった。

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Sunday, August 21, 2022

足と尻の話

【8月21日 記】 ここ数年、家でヨガをやっている。最初は YouTube の動画を見ながらやっていたのだが、今はアプリを入れている。で、このアプリの日本語が微妙に気持ち悪いのである。

元々は英語で作られたアプリを日本語化したものらしいのだが、時々翻訳のミスがあって「足」と言うべきところを「手」と言っていたりするので、画面を見ずに音声だけ聞いてやっているとワケが分からなくなったりもする。

でも、気持ち悪いのはそこではない。もっと微妙なところである。

足を前後に開くポーズで、例えば右足を前に出して左足を後ろに引いているような場合に、右足のことを「前足」と言っているのである。

しかし、犬でも馬でも何でも良いからこれを動物に当てはめてみると分かるように、「前足」とは四肢のうちの前の2本であり、二足歩行をする人間の場合は手に当たる部分だ。だから、右足を前足と言われると微妙に気持ち悪いのである。

じゃあ、どう言えば良いかと言うと、「前の足」である。「前の足に重心をかけて」とか「後ろの足を伸ばして」とかであれば何の問題もない。ただ「の」の1字/1音を節約するためだけにこんな変な日本語になっているのを大変残念に思うのである。

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