デイヴィッド・ベニオフについて
【7月7日 記】 Netflix で『三体』を見始めたのだけれど、プロデューサーのデイヴィッド・ベニオフという名前に記憶がある。
調べてみたら、やっぱり僕が 2002年に読んだ小説『25時』の作者だった。その小説家がいつの間にかドラマのプロデューサーになっていたわけだ。
いや、アメリカのテレビ界では珍しいことではない。脚本家が自らプロデューサーを務めること(あるいはプロデューサーが自ら脚本を書くことと言うべきか)はごく普通にある。ひょっとしたらむしろそのほうが一般的かもしれない。
しかし、Wikipedia等でもうちょっと調べてみると、決していつの間にかプロデューサーになったわけではなかった。
まず『25時』がスパイク・リー監督によって映画化される。その際に脚本を担当したのが他ならぬベニオフ自身だったのだ。いや、よく読むと、映画化に際してベニオフがスパイク・リーを指名したとある。
これが 2002年である。そこからもう彼のプロデューサー人生は始まっていたのである。
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