甘いもの
【4月3日 記】 成人男性、とりわけ酒飲みに多いのですが、甘いものが苦手って人いるじゃないですか(もちろん、女性やそれほど酒飲みでない人にもいますが)。僕はあれが不思議で不思議で仕方がありません。
だって、子どもは大抵甘いものが大好きじゃないですか。
僕には子どものころから大好きでいまだに好きなものもありますし、子どものころは苦手だったけど今では美味しく食べているものもありますし、子どものころからずっと嫌いな食べ物もありますが、子どものころは好きだったのに大人になったら嫌いになったものなんてひとつもありません。
もちろん、例えばチープなジャンクフード的な食べ物の中には、「子どものころはどうしてあんなものを旨い旨いと言って食べていたのだろう?」と思わないでもないものもあるにはあります。でも、そういうものが今は嫌いかと言えばそんなことは全然なくて、むしろ時々無性に食べたくなったりもします。
つまり、子どものころ好きだったものはそう簡単に嫌いにはならないと思うんですよね。
それが、大人になったら甘いものが苦手だという人は、どうしてそんなことになったのか、そこが全く想像がつかないのです。
あるいはそんな人たちは子どものころから甘いものが嫌いで、おやつにはわさび漬けとかイカの塩辛とかを食べていたのでしょうか?
それとも何かトラウマになるような事件があって、ある日を境に甘いものが苦手になったのでしょうか?
もちろん僕も甘いものなら何でもかんでも好きかと言うとそうではないし、「さすがにこれは甘すぎるな」と思うものもあります。でも、「甘いものはちょっと…」などと言って味見もしないで全く手を付けないなんてことはあり得ません。
そういう人たちはなんでそんなことになってしまったのでしょう?
ひょっとすると酒飲みになるということは、悪魔か何かと取引をして、甘いものを味わう愉悦を売り渡して、その代償として酒に酔う歓びを得るということなのでしょうか?
酒飲みでない僕には、酒を飲んだ時の気持ち悪さしか知らない僕には、さっぱり分かりません。
甘いもの、美味しいですよ。
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