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Monday, March 24, 2025

Play Log File on my Walkman #157

【3月24日 記】めちゃくちゃ久しぶりに僕が Walkman でランダムに聴いている楽曲を披露します。なんと半年近く書いていませんでした。全然聴いていないわけではなくて、ここに書いていなかっただけですが。

このシリーズ、当初は毎回 10曲ずつ披露していたのですが、文章を書くのが面倒くさくなって最近では 5曲ずつ選んでいます。

  1. 渚のうわさ(弘田三枝子)
  2. 雨が空から降れば(吉田拓郎)
  3. Cool Dynamo, Right on(MOONRIDERS)
  4. ドンファン(神田広美)
  5. ノーサイド(麗美)

1)は橋本淳=筒美京平の黄金コンビによる珠玉の名曲ですね。そして、弘田三枝子の絶唱。1967年。

洋楽カバーが多かった弘田三枝子が、この辺りからオリジナル路線に転じてきます。そして、この曲から作詞:橋本淳、作曲:筒美京平によるシングルが 3曲、その後も京平さんの曲が 2曲続きます。

素晴らしいメロディラインに加えて、サビでは他の女性歌手には決して真似のできない弘田三枝子の力強い唱法が炸裂します。稀代の名曲だと思います。

2)は小室等と六文銭によるオリジナルではなく、吉田拓郎のバージョンです。僕も拓郎についてはかなり聴いてきましたが、こんな曲をやっていたことはすっかり忘れていました。

調べてみて驚いたのですが、『LIVE '73』に収められていたんですね。何十枚もある彼のアルバムの中でも一二を争うほど好きなアルバムです。

この時期は岡本おさみ=吉田拓郎コンビの全盛期で、当然その2人による作品が多いのですが、『春だったね』と『むなしさだけがあった』は作詞:田口叔子、そして、六文銭最大の名曲と言っても良いこの曲は、言うまでもなく詞は劇作家の別役実、曲は小室等です。マンドリンが入ったアレンジがきれいですね。

3)僕は MOONRIDERS の CD は少なくともスタジオ収録のオリジナル・アルバムは全部持っていて、一体全部で何十枚あるのか数えてみたこともありませんが、この時期のアルバムは総じて聴き込んでいなくて、久しぶりに聴きました。

2006年に出た『MOON OVER the BUD』の 1曲目で、なんとシングルカットもされていたみたいですね。

中期以降のライダーズはわりと複雑な構成で憶えにくい歌が増えてきた時期だと思うのですが、この曲はポップで分かりやすく、容易に覚えられるメロディ・ラインです。詞は鈴木慶一、曲は故・岡田徹。

♪ 僕らには虹が見えた 燃え尽きそうな虹が見えた という慶一さんの歌詞がやけに切実でせつないです。このアレンジで非常に特徴的な役割を果たしているリコーダーを吹いているのは岡田徹です。

4)もう1曲吉田拓郎の作品が出てきました。神田広美、憶えてます? NTV『スター誕生』から出てきたのですが、あまり売れず、5曲目で吉田拓郎に頼んだんですね。1978年。

如何にも吉田拓郎っぽい曲ですが、出だしの惹きは強いのですが、その後がそれほど印象には残らないのがちょいと残念。詞は松本隆。

この時期は拓郎がたくさんの曲を歌謡曲の歌手たちに提供していた時期で、曲想としては例えば 1976年の『メランコリー』(梓みちよ)なんかに通じるものを感じます。バンジョーの入ったアレンジが特徴的です。

5)は松任谷由実の作品。これは麗美のシングルが先だったか、ユーミン自身のレコーディングが先だったか、記憶がはっきりしません。

調べてみたら、シングルカットはされておらず 1984年の彼女のデビュー・アルバムに収録されていたんですね。

それで思い出しました。ファースト・シングルもユーミンによる『愛は DESPARATE』でした。シンガー・ソングライターなのに、暫く自分の作品は出させてもらえなかったんですね。よくある話です。

で、ユーミンによるセルフ・カバーは同年ですが麗美バージョンより少し後でした。

僕はこの麗美の何とも言えない独特な声質が好きで、この曲に関しても全体的な印象に差はありませんが、声が好きな分だけこのバージョンのほうが好きです。

以上、今回はそんなとこかな。

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