翻訳されない米文学
【1月12日 記】 僕は米文学が好きなのである。と言うか、好きな作家がアメリカ合衆国に多いのである。
J.D.サリンジャー、クレイグ・ライス、W.P.キンセラ、ハーラン・コーベン、ジョン・アーヴィング、ポール・オースター、ドン・デリーロ、リチャード・パワーズ、スティーヴ・エリクソン…。
まだ存命中の作家も多いのだが、ところがそういう人たちの新刊があまり出ないのである。売れないんだろうな、と思う。
大きな書店に行っても、文学の棚はどんどん面積が狭くなっている。その中でも米文学の棚は、とうとう一段の半分ぐらいしかなくなっていたりする。
紙の本がなくなっても、Kindle で読めればそれで良い(というか、近年はできるだけ紙の本を持たないようにしているのでそっちのほうが都合が良い)のだが、そもそも翻訳があまりなされていないのである。
翻訳されても紙の本だけで、一向に電子化されない。電子化にそんなに経費がかかるはずもないんだけどな、と思う。
なんであれ、出版されない。やっぱり需要がないんだろうな、と思う。
読めば面白いのに、非常に残念。ま、近年若い人たちは「読めば面白い」なんて理由では決して読まないのかもしれないけれど。
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