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Sunday, December 22, 2024

WOWOW『ジョン・レノン&ポール・マッカートニー ソングブック』(1本目のみ)

【12月22日 記】 WOWOW で録画しておいた『ジョン・レノン&ポール・マッカートニー ソングブック』を見始めた。

1.5~2.5h 規模 ×4本という長いシリーズで、まだ最初の『1957-1965』を見終わったばかりである。

時系列に並んでいるとは言え、2本目は『1966-1970』、3本目は『1967-1972』と変な被り方をしている。この辺はどういうまとめ方になっているのか、見てみないことには分からない。

ちなみに最後の4本目は『1973-1980』と、ビートルズ解散後についても長い期間を設けている。

僕は遅れてきたビートルズ世代で、社会現象としてのビートルズは見聞きしていたものの、実際に彼らの音楽を聴くようになったのは、ビートルズ解散の年からであり、そこから遡って聴き始めたのである。

初めて買ったアルバムは『アビイ・ロード』、2枚目は確か『ラバー・ソウル』だったと思う。

だから、この番組で扱われたさまざまな事象は僕にとっては全くリアルタイム体験ではなく、その分知らない話が多く、結構驚いた。

とりわけ、ビートルズの初期において、ボブ・ディランの影響がそんなに大きかったとは知らなかった。

あと、もうひとつ、とても驚いたのは『ミッシェル』が当時一部のファンの間では「軽すぎる」などと批判を浴びたということだ。そんなことがあったとは全く知らなかった。

この番組でインタビューを受けた人物は「ビートルズの曲で初めて嫌いになった」などと言っていて、僕は「あんなきれいな曲をどうして?」と仰天した。「好きじゃない」ではなく「嫌いだ」と言うんだから尋常ではない。彼らはもっとロックっぽいものしか受け入れなかったのだろうか?

僕にとっては、あの曲は生まれて初めてラインクリシェというものを意識させてくれた曲である。

インタビューを受けた別の人物は、「あの曲を軽すぎると非難するのは間違いです。あれはもうスタンダードなのであって、バカラックの境地なのです」みたいなことを言っていたが、そちらのほうが明らかに説得力がある。

なんであれ、残り3本を観るのがとても愉しみである。

僕としては、どうして2人別々に作曲するようになった後も「レノン = マッカートニー」という共同著作権表示にしたのかをずっと不思議に思ってきたので、その辺についても取り上げてほしかったのだが、最初の回で触れていないということは2本目以降にもそういう説明はないんだろうなとは思う。

ただ、ま、そんなことに触れていようがいまいが、よく掘り下げた企画だと思う。

ただし、ビートルズは決してジョンとポールの2人が牛耳ったバンドではない。ジョージとリンゴも類まれなる才能の持ち主であることを、僕より若い人たちには知っておいてほしいとも思った。

なお、調べてみたら DVD化されて発売されているので、Amazon へのリンクを貼っておく。

見終わってからの記事はここ

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