WOWOW『ジョン・レノン&ポール・マッカートニー ソングブック』(視聴完了)
【12月29日 記】 『ジョン・レノン&ポール・マッカートニー ソングブック』を見終わった。
いやはや、合計で8時間半もかけたわけだが、さすがにこれだけのボリュームを割いただけの意味はあると思わせる力作だった。
それぞれの曲が書かれた時代背景や環境、そしてその時のメンバー同士、とりわけジョンとポールの関係を描くというだけではなく、曲を一つひとつ解説し、しかもその解説は決して印象的な評価に留まらず、その曲が作られる上で影響を与えたと思われる要素を列挙し、それぞれの曲についてしっかりと音楽的な構成や理論を明らかにしてくれている。
曲の評価については売上枚数やランキングだけで語るのではなく、評論家やメディアがどのように受け止めてどのように評論したかも紹介されており、しかも、複数の関係者や評論家にインタビューすることによって、同じ曲に対して賛否両方の感じ方や解釈が紹介されており、とてもフェアである。
音楽ドキュメンタリたるもの、こうでなければならないと思った。
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