吉柳咲良と趣里
【3月24日 記】 それまで1回も観たことがなかったのに、ただただ吉柳咲良見たさに『ブギウギ』を第24週から、と言うか、とりあえず第24週のみを観た。
僕が彼女を見初めたのは、前に書いた通り、同じ NHK の単発ドラマ『アイドル誕生 輝け昭和歌謡』の山口百恵役である。この娘は来るぞ!と思った。
そして、今回は趣里が演じる主人公・福来スズ子のスターの地位を脅かす若手天才歌手・水城アユミの役である。やっぱり華がある。輝いている。そして、『ピーターパン』以来主にミュージカル畑を歩いてきただけに歌も巧い。
そんなことを twitter に書いたら、古くからのツイ友が教えてくれたので、NHKプラスで『ブギウギ 時を越える服部良一メロディ ~スペシャル・コンサート~』も観てみたら、さかいゆうとデュエットしたオープニングもさることながら、ソロで歌った『ジャングル・ブギー』がこれまた逸品である。
張りと伸びのある強い中高音域にしびれてしまった。
ところで、この1週間『ブギウギ』を観てみて、再認識したのは趣里の魅力である。暫く見ないうちに、なんと可愛くなったことか! あの眼は紛れもなくお母さんの、蘭ちゃんの眼ではないか!
彼女がデビューした時、僕は変な顔だなと思った。あの両親にして、なんでこんな顔になってしまったのだろうとまで思った。しかし、今はめちゃくちゃ愛らしい。役柄のせいではない。彼女自身が超可愛いのである。魅力に溢れているのである。
加えて、昭和のあの髪型があそこまで似合う女優は他にはいないのではないか!
彼女の映画初主演作は関根光才監督の『生きてるだけで、愛。』だった。あの映画で趣里は全裸になった。別に女優がヌードになるのがどうということではないが、両親がスターなだけにいろいろあったんじゃないかと想像してしまった。
それで思い出したのが寺島しのぶだ。彼女も両親揃ってスターで、かつ廣木隆一監督の『ヴァイブレータ』で裸になった。
その後、寺島しのぶは大女優になった。
直接の因果関係は何もないが、趣里もまた大女優になるのかな、という気がしている。
Comments