今あらためてキャンディーズ
【12月13日 記】 伊藤蘭がデビュー50周年なのだそうで、最近よくテレビで昔のキャンディーズの映像を見る。
先日も WOWOW だったか NHK-BS だったかでコンサートの映像を放送していて、それを見て改めて、「ああ、彼女たちはこんなにも激しく動きながら歌っていたのか!」と思った。
あの頃はピンク・レディーとキャンディーズが人気を二分していて、ピンク・レディー派とキャンディーズ派の議論がかまびすしかった記憶がある。
また、同じキャンディーズのファンの間でもそれぞれに(今で言う)推しが異なっていて、僕の友だちの中にもランちゃんとスーちゃんのどっちが可愛いかを言い争っている奴がいたが、僕はその当時はちょうどアイドル離れしていた時期で、それほどの思い入れはなかった。
だからかもしれないが、当時の彼女たちのライブを今見て、改めて「こんなに激しく踊っていたのか!」と驚くのである。
ピンク・レディーのボディ・アクションは企画モノ的な、やや奇を衒った「フリ」だったが、キャンディーズのは純粋な「ノリ」を表すダンスだったと思う。
つまり、3人(伊藤蘭がソロでリードを取っているときは両側の2人)の動きは見事にシンクロしていたが、それぞれの動きは単純な繰り返しで、それほど複雑な難しいことはやっていない。
とは言え、あれだけ動くと結構大変だと思うのである。
そして、観ているとなんだかありがたく思えてくるのだ。
やっぱりアイドル、それもスーパーアイドルだったんだなと、なんかそんな風に思ってしまった。
良い曲いっぱいだしね。こちらについても、ピンク・レディーのほうは企画モノ的な、やや奇を衒った作品が多かったが、キャンディーズの一連のヒット曲はいずれも良質のポップスだったと思うし。
今さらながらではあるが、僕はキャンディーズのほうが好きかも(笑) ちなみに僕はスーちゃんよりランちゃん派である。
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