Netflix『ONE PIECE』
【9月14日 記】 原作漫画もアニメもほとんど読んだことも観たこともないというのに、Netflix で『ONE PIECE』を見始めている。
原作は僕が中年の域に達してから連載が始まったのだから仕方がないと言えば仕方がない。初めてタイトルを耳にしたときは、きっと主人公の少女がファッション・デザイナーか何かになる少女漫画だろうと思ったのだが、しかし、『週刊少年ジャンプ』連載だと言うからおかしいなと訝った記憶がある。
もちろん今となっては海賊の話だという程度のことは知っていたが、しかし、そんな風に出遅れて、すでにどんどん話が進んでコミックスも何十巻と発売された後からは却々追いつこうという気にはならないものである。
そういう状況で、今回の実写化である。ま、出遅れた流行を後から追いかけて、ダイジェスト版を見るようなつもりで見始めた。
さて、見始めてびっくり。主人公のルフィは悪魔の果実を食べたおかげでゴムゴム人間になり、手や足がビヨ~ンと伸びるではないか! 同じようなことに驚いている夫を見て「今どきそんなことに驚く人がいるのか!」とネット上に書いている女性がいたが、まさにいるのである。
何と言うか、そんな『宇宙忍者ゴームズ』みたいな子供だましの設定があることには少しがっかりしたのも事実だが、まあまあ面白い。
原作やアニメのファンは「あそこが違う」「ここがおかしい」「でも、あの配役はぴったり」「ははあ、あの部分を端折ってそんな風に変えたのか」というような見方、楽しみ方をしているんだろうけれど、僕は初見である。何の先入観もなく、なるほど少年ジャンプのキーワード「友情・努力・勝利」というのはこういうことか!とそこそこ楽しんで観ている次第。
ま、とりあえずこのシリーズは全部観るかな。
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