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Monday, June 26, 2023

a couple of はどれくらいの幅の数値を表す表現なのか?

【6月26日 記】 久しぶりに英語を学び直しているといろいろな事例にぶつかる。

例えば a couple of という表現。日本人は大体 couple という単語を一組の恋人たち、つまり2人を表す言葉だと思っているから、a couple of を 厳密に 「2つの」という意味だと思ってしまう。

ところが実際に米国人と話していると、a couple of months ago が3~4ヶ月も前のことだったというようなことがよくある。

要するにいつの間にかこの表現がいい加減になっちゃっているんだな、ということは分かるのだが、一体どのくらいまでいい加減に言って良いのか自信が持てない。

そんなときにたまたま手にした Practice Makes Perfect English Conversation という本(と言うか実体は PDF である)に詳しく書いてあるのを見つけて非常にすっきりした。

曰く、

A couple really means two; however, informally it can mean more than that­--but it does indicate a small number.

これだけだとどれくらいまでサバを読んで良いのかが分からないが、それに続いて書いてあった例文と解説がかなり明確にその含意するところを示してくれた:

I'll see you in a couple of hours.
=> I'll see you sometime today.

It only costs a couple of dollars.
=> It costs less than five dollars

He'll be home in a couple of months.
=> He'll be home before the end of the year.

却々ここまで書いてくれている本はない。これは Jean Yates というアメリカ人の PhD が書いた本で、僕はあるところから無償で手に入れたのだが、検索してみたら Amazon でも売っていた。ペーパーバッグで 2,426円、Kindle版だと 1,525円。

他にも、to drop in や to drop by だとひょっこりやって来てもわりと短時間で帰って行くと思われるが、to show up on someone's doorstep の場合は泊まって行くケースもある、などと面白いことがいっぱい書いてある。

しばらく熱中してこの本を読んでいる。

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