Play Log File on my Walkman #153
【5月21日 記】 ときどきやっている僕の Walkman でのプレイログ披露。ランダム再生した中から今回も5曲。
- ハートブレイク(松任谷由実)
- スカンピン(MOONRIDERS)
- 純愛(片平なぎさ)
- 私は忘れない(岡崎友紀)
- ジャンクビート東京(リアル・フィッシュ)
1)1983年の松任谷由実15枚目のアルバム『VOYAGER』から。この曲はシングルカットされたんでしたっけ? いずれにしてもユーミンの絶頂期でアルバムも当然1位を獲得しているので、とても有名な曲です。言うまでもないですが、詞曲とも松任谷由実。プロデュースと編曲は夫君・松任谷正隆。
ベースが思いっきりチョッパーしていて時代だなあと思います。いや、最近ではスラップ奏法って言うんですってね。チョッパーは和製英語で海外では通じないとか。しかし、僕はこのころのサウンド好きですね。めっちゃカッコいいです。ちなみに僕が最初にこのアルバムを買ったのはカセットテープでしたよ(笑)
2)1976年、「鈴木慶一とムーンライダース」名義でのデビューアルバムのA面2曲目。詞曲とも鈴木慶一。
鈴木慶一の声が高いです。そして、澄んで、ハリがあります。やっぱりボーカリストとしてだけ見れば、彼はこのころがピークですね。この曲は転調が素晴らしく、詞の内容も切なくて、初期ライダーズの名曲だと思いますね。もうイントロから痺れてしまいます(笑)
3)これまた古いのが出てきた! 1975年。若い人たちはこのベテラン女優が昔歌手でデビューしたなんて知らないでしょう(笑) 『スター誕生』を経てのデビュー曲。詞は山上路夫、曲は三木たかし。
もうほんとに三木たかしという感じの曲で、今聞くと技巧がはっきり見えすぎてむしろダサい感じの歌謡曲です。ロッカバラードですが 16ビートが跳ねまわります(笑)
4)どんどん古いのが出てくる! 1972年。岡崎友紀 10枚目のシングル。これまた典型的な歌謡曲で、同じように 16ビートが跳ね回っていますが、これは橋本淳・筒美京平のゴールデンコンビによる作品で、このメロディ・ラインはペンタトニック・スケールを使った名曲中の名曲だと僕は思っています。
岡崎友紀も本職はアイドル女優で、歌も歌ったという感じの存在ですが、この歌声は悪くないです。
5)1986年にリリースされた日本におけるラップ創世期の幻の名曲。戸田誠司がプロデューサーを務めておりリアル・フィッシュ名義ですが、ラップを担当しているのはなんと桑田佳祐といとうせいこう! 今の若い人たちはこの時代のラップをいとうせいこうがある意味リードしていたなんて信じられないでしょうね。高木完と、ヤン富田、藤原ヒロシも参加しています。
止めどないリズムとそれを乱すスクラッチ。桑田は相変わらず何言ってるか分からないですが、ラップのリズムのバリエーションが秀逸。そして、数々の引用の妙。いとうせいこうは日本語を研究し尽くしてラップにぶち込んでいる感じ。6分00秒の大作。ビートがこだまする ジャンクビート! ヒートでむせ返る ジャンクヒート!
いやあ、今回は全部かなり古かったですね。最近の歌もそれなりに聴いてはいるんですけどね(笑)
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