Netflix『ちひろさん』
【3月27日 記】 映画館と Netflix が同時公開だったのでまず映画館で観てきた『ちひろさん』をもう一度 Netflix で観た。
映画館で観たのと一番印象が違うのは、家で観ていると BGM がやけに際立つなあということ。これは多分映画館と Netflix の差というよりも、テレビ受像機の特性もあるのだろう。他の受像機で見たらそんな印象も受けないのかも知れない。
そして、やはり2回目となると、1回目のときは見逃していたいろんなことに気づく。ここにはいちいち書かないけれど、あ、背景にそんなものが映り込んでいたのか、とか、画面の端にそんなものがあったのか、とか、ここではそんな表情してたっけ、とか…。
改めて思ったのは、とても良い画作りをしていたのだなあということ。海辺とか夜の街灯とかばかりではなく、人物を捉えるアングルであったりサイズであったりもする。
大した事件も起きず、悪く言えばだらだらと日常を描いているだけの映画がどうしてこんなに澄んだ感動を生むんだろう。ちひろさんが愛おしい。そして、今泉力哉ってやっぱりすごい。
結論として2回目のほうがじわじわ来る。じんわりと胸に染みてきた。多分見れば見るほどこの映画は胸にずしんと響いてくるんだろうな。
映画館で流れていたエピローグは Netflix にはなかったけれど。
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