成熟を考える
【3月7日 記】 子供の頃は、大人になったら「自分は一人前だ」みたいな感覚を持って、何に対しても自信を持って事に当たることができるんじゃないか、みたいなイメージでいた。
マディ・ウォーターズが言うところの
Man!
I'm a grown-up man.
No B O, child, Y!
みたいな感じね(笑)
でも、大学に入っても、成人になっても、会社に入った後でも、一向に自分が大人になったとか成熟したという感じは持てなかった。
中年になったら、あるいは世にいうところの管理職になったらそういう感覚が出てくるのかなとも思ったが、いくつになっても自分は未熟で未成熟だという思いしかなく、ついにそのまま老境に達してしまった。
自分だけがそうなのか、それとも誰でもみんなそうなのかを知りたくて書いているわけではない。むしろ逆で、じゃあ大人になるとか成熟するって一体どういうことなんだろう? 何を以てそういう風に言い切れるんだろう?──などと最近は根本に立ち返ってそんなことを考えている。
いずれにしても自分はいつも、これまでもこれからも、ずっと未熟であるような気がする。
未熟な老人とは一体何じゃそりゃ?と我ながら思うが(笑)
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