人生初歌舞伎-追記
【1月5日 追記】 昨日生まれて初めて歌舞伎を見に歌舞伎座に行って、気づいたことをいくつか。
ひとつめは、初めて観る人に対して親切だな、ということ。
ホームページの記事でも歌舞伎座内のアナウンスや掲示でもいろいろなことを教えてくれています。
普段の服装で見に来て構わないとか、座席で食事をしても良いが黙って食べろとか(笑)
確かに僕も最初は、せめてブレザーぐらいは着て行かなければならないかな、と考えたくらいです(結局はセーター着て行きましたが)。冷静に考えたら、晴れ着や正装でないと見せてくれないなんてはずはないのですが、歌舞伎というと何となくそんなイメージがありました。
それから席で食事して良いのかどうか、持ち込みはアリなのかどうか、今回の公演がちょうどお昼時にかかる時間帯だったので、これはかなり心配しました。でも、ちゃんと事前に教えてくれました。
みんなフツーに食べてますね。ま、どうやら幕間に食べるのが礼儀で、公演の最中に弁当食ってる人はいませんでしたが(そこまでは教えてくれませんでしたw)。
あと、もうひとつ思ったのは、イヤホンガイドを予約して借りたのですが、これはハードウェアを借りるのではなく、自分のスマホで聞けるようにならんものか、ということ。
これだけスマホが普及してきたのだから、そろそろそういうことを考えたほうが良いのではないでしょうか?
ひょっとしたら主催者側が携帯の電源をオンにして観劇されるのを嫌がっているのかもしれません。でも、みんな歌舞伎を楽しみに観に来ているわけですから音を鳴らして妨害する人がいるとは僕には思えません。
あるいはそんなことをするとイヤホンガイドをレンタルしている耳寄屋が、設備投資に耐えきれず倒産するのかもしれません。あるいは耳寄屋には ITエンジニアがほとんどいなくて、そういうアプリを開発できないのかもしれません。
でも、現にイヤホンの予約と予約確認にはネット上の技術を利用しているのだから、そんなにハードルが高いとも思えません。
もちろん、日本にはスマホを持っていない人もいます。そういう人には今のハードを残しておけば良いと思うのです(片耳だけのイヤホンというのも今の世の中では貴重ですしねw)。
そもそもガイドを使うのはもう何十年も歌舞伎を観てきたお年寄りではなく、歌舞伎初心者の若い人たちが多いはずだから、そういう人たちのことを考えると、劇場側と協力して是が非でも BYOD(Bring Your Own Device)化を進めるべきだと考えます。
エンタテインメント産業は常に若者のことを考えるべきです。何故ならば老人は死ぬから。もちろん若者も死にますが、老人は若者よりもたくさん死ぬし、早く死にます。
だから歌舞伎においても IT化は必須の要件ではないかと思うのです。歌舞伎のお芝居自体はいろんな側面で現代的な要素を取り入れていると思います。その環境整備においても同じように現代化が必要なのではないでしょうか?
まあ、自分のスマホが使えないのであればイヤホンガイドなんか借りないぞ、とまでは言いませんが(笑)
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