« 回顧:2022年鑑賞邦画 | Main | マイナンバーカードとお薬手帳 »

Tuesday, December 27, 2022

掘り出しモノ賞

【12月27日 記】 ひとつ前の記事に書いてしまったが、2022年の掘り出しモノ賞は『大河への道』にしたい。

全然知らない監督だったし、予告編を見てもとりたてて劇場で観たいとは思わなかった。ま、自分が所属している会社の出資作品でもあるしということで、言わばお義理で見に行ったようなものだったが、これが面白かった。

とにかく脚本が良く書けている──と思ったら、森下佳子だった。なるほど、そりゃ面白いはずだ。時代劇的なカタルシスもほどよくあって、現代劇的なギャグやオチもちゃんとある。

そして、最後の完成した大地図の俯瞰を筆頭として、随所に良い画がたくさんあった。カメラマンは柴主高秀だ。

こういう具合に期待せずに観た映画が面白いと満足感が倍増する。こういう作品こそ掘り出しモノ賞に選んでおくべきだと思った。

掘り出しモノ賞は twitter ベースの映画賞である coco賞の投票部門のひとつだった。今はもうこの賞自体が存在しないようだが、僕はこの部門が大変気に入っており、賞がなくなった後も自分で選び続けている。

大抵は年が明けてから選出していたのだが、今年は年内にこれに決めた。

これまでに選んだ作品は下記のとおりである。

|

« 回顧:2022年鑑賞邦画 | Main | マイナンバーカードとお薬手帳 »

Comments

Post a comment



(Not displayed with comment.)


Comments are moderated, and will not appear on this weblog until the author has approved them.



« 回顧:2022年鑑賞邦画 | Main | マイナンバーカードとお薬手帳 »