5回目のワクチンと嫌な国
【12月13日 記】 昨日かかりつけの医院に行ったときに、「5回目のワクチンは打ちましたか?」と訊かれた。
「いえ、まだです」と答えて、「あれ、前は5か月空けろって言ってたのに、いつの間にかそんなに空けなくてよくなったんですね」と言ったら、医者は「そうなんですよ。なんでそうなったかと言うと…」と語り始めた。
曰く、
オミクロン株対応のワクチンが出てきたときには4回目の接種を終えたばかりの人たちが多く、従来の基準を適用すると、この人たちはまだ何か月か待たないと接種を受けられないことになる。そうなると、国が接種をしろと再三言っているのに打っていなかった人たちが先にオミクロン株対応のワクチンを受けられるわけで、まじめに4回目まで打ち続けてきた人たちから不満や抗議が来る可能性がある。それを惧れてインターバルを縮めたのだ
とか。
僕のかかりつけ医はそのあと、「もう医学も何もあったもんじゃありません。本当に嫌な国ですね」とつけ加えた。
これがどこまで真実なのかは分からない。僕はただ彼の言ったことをここに書き留めたまでのことで、ことさらこの説を喧伝しようという気はない。
ただ、この国に限って言えばそんな日和見的な発想で物事が決まってしまうこともあるんだろうなと思ってしまう。日本は今そういう嫌な国なんだなあと思えてしまう。そこが辛いところなのだ。
必ずしも彼の説を鵜呑みにするのではないが、とりあえず僕は5か月空けてから5回目を打とうと思っている。
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