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Thursday, December 22, 2022

もしも吉田拓郎が亡くなったら

【12月22日 記】 吉田拓郎が、ライブツアーから足を洗い、最後の CD を発売して、そして最後のラジオ出演を終えてとうとう完全引退するらしい。

このブログにも何度か書いたと思うが、僕は吉田拓郎の熱心なファン、と言うか、彼がいてくれたおかげでつらい時期を乗り越えられた、と言うか、拓郎の歌に勇気づけられてなんとか自殺もせずに生き延びてこられたのだ、と自分では思っている。

そんなわけで僕は、もしも吉田拓郎が死んだらその日は一日喪に服そうと思ってきた。

拓郎は僕よりかなり年長であるし、お酒も飲みまくってきた人なので、多分僕より早く死ぬだろうと僕は思ってきた。

それで、もしも本当に彼が僕より早く亡くなったとしたら、僕は何がなんでもその日は会社を休むと固く心に誓ってきたのである。

その日にどんなに重要なアポイントメントがあっても、どんなに外せない会議があっても、全てをうっちゃって会社を休むぞ、と僕は決めていた。

そんなことで約束をすっぽかしたりする人ではない、と多分僕は思われているだろうから、なおさら、何が何でも休むぞ、休んで一日中彼の曲を聴き続けるぞ、と固く心に誓っていたのである。

しかし、それよりも前に自分の定年退職が来るとは予想もしていなかった。もう彼が僕より先に死んでも僕は会社を休めないのである。

彼がまだ生きていることはもちろん喜ばしいが、少々がっくりの気分でもある。解ってもらえるかな、この感じ?

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