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Wednesday, September 21, 2022

最近の英語

【9月21日 記】 会社を辞める3ヶ月ぐらい前から、中学時代からずっと好きだった英語をもう一度学び直し始めているのですが、僕が中学生だった頃から考えてみると約半世紀も過ぎているわけで、その当時教科書に載っていた英語は今ではちょっと古臭いものになっていても仕方がありません。

逆に、今の英語では、昔の(日本の)英語の授業だったら間違いなく誤りだとされたものが、ごく当たり前の表現になっていたりします。

例えば、kind of の使い方。

昔の a kind of ~ は、「~の一種」「ある種の~」という意味にしか使われなくて、~の部分には当然名詞[句]が来て、その名詞[句]を修飾する形容詞的な使い方でした。それが今では a を伴わない形で副詞的に形容詞や動詞を修飾して、

You look kind of tired. ちょっと疲れてるみたいだね。
I kind of like that idea. その考え方、好きかも。

みたいな使い方をします。「少し」「幾分」「ある程度」「ある意味」みたいな意味ですよね。外国人、とりわけ米国人と英語で話していると、この kind of がめったやたらと出てきます。書いた文章にも出てきますし、ちゃんと辞書にも載っています。

sort of も同じような使い方をしますよね。単独で使うことも可能で、何か訊かれた時に、

Sort of. まあね。

なんて答え方もあります。縮まって kinda や sorta になっていることもあります。

でも、こういった表現、今は中学校で教えてるんですかね?

of の後に形容詞や動詞が続くのはどう見ても文法的には誤りですから、わりと理屈で教えている中学英語の現場にこういうのが入ってくると、教えるほうも教わるほうも混乱するかもしれません。

でも、これだけ使われているフレーズを教えないのもどうかという気がします。

あと、go + 原形不定詞。

今映画館でかかっている『ジュラシック・パーク』最新作の予告編の最後で、

Go see the movie!

と言っていますが、僕が中学で習っていた頃だったら、こんなこと書いたら間違いなく ❌ がついたと思います。だって、「原形不定詞を取るのは使役動詞と知覚動詞だけ。それ以外は to不定詞」って習いましたもんね。Go to see the movie. あるいは Go and see the movie. と書かないと ○ にはなりませんでしたよね。

あと、ひょっとしたら、「映画を観る」は see ではなくて watch でないとダメだという先生もいたかもしれませんが…。

まあ、それは置いといて、現代の英語では go の後に原型が来るのは珍しいことではない、と言うか米国ではそのほうが普通です。help なんかも使役動詞的に原型接続(help someone +原形)してますよね。

これも今の中学英語の教科書にはちゃんと載っているんでしょうか?あるいはいまだに Go to see the movie. でないとダメって教えてるんでしょうか?

言葉って変わって行くもんだから、当然教科書も変わって行かなければなりません。

日本の教科書はちゃんと変わって行っているんでしょうか? ちょっと心配になってきた今日この頃です。

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