ジェットタオル/ハンドドライヤーの復活
【9月9日 記】 街に少しずつジェットタオルが戻ってきました。僕はとても嬉しいです。ジェットタオルって、あの、トイレなんかにある風で手を乾かすやつね。ハンドドライヤーという言い方もあります。
右の写真は都内のある映画館のトイレにあったものですが、わざわざ「ハンドドライヤーによる感染リスクは極めて小さいことが専門家からも認められております」との註釈をつけてあります。
いるんでしょうね、「これで飛沫が飛んだらどうするんだ!」みたいに大騒ぎする人。でも、リスクは極めて小さいと専門家が言ってるんですって。
そうでしょ。そうだと思ってたんですよ。
皆さんもうお忘れかもしれませんけれど、新型コロナウィルスが出てきて間もない頃に「マスクには予防の効果はない」って言ってる人結構いたじゃないですか。根拠はマスクの繊維と繊維の隙間よりもウィルスのほうが小さいから。
僕はほんとにそうか?と随分疑いました。いや、たしかにウィルスのほうが小さいかもしれないけれど、だからと言って予防の効果はないのか?と。それでこんな文章を書いたりしました。2020年2月のことでした。
そしたら6月になって漸く世界保健機構(WHO)もマスクの効果を認めて、方針を大転換しました。
思った通りでした。それで、ジェットタオルもそうじゃないかと思っていたらやっぱりそうでした。
だって、あれはまず水で洗い流してから、その後で使うものだから、その時点で、完全にかどうかは分かりませんが、かなりのウィルスは死んだか流れたかしたはずです。
しかも、別に開けた場所で大きな扇風機に向かって手をかざして、あちこちにしぶきを飛ばしまくってるわけではありません。言わば半閉鎖的なスペースで乾燥させているわけじゃないですか。
それを考えて僕は本当にあれに感染のリスクがあるのかなあとずっと思っていました。でも、これも専門家がやっと証明してくれたようです。
あれがあると助かるんです。僕はあまり顔に汗をかいたりしないので、ハンカチを使うのはトイレぐらいです。そこでハンカチを使わない、あるいは概ね乾いた状態でハンカチを使うだけであれば、ハンカチはほとんど濡れずに済みます。
ジェットタオルなしで、きれいに洗い流した手をいきなりハンカチで拭くと、ハンカチは結構湿ってしまって、次に使うときにはあまり良い状態ではなくなっていたりします。あれが嫌だったんですよね。
だから、これは本当に朗報でした。でも、未だに使用禁止の貼り紙をして使わせていないところもまだまだ数多くあります。早く全解禁になってほしいと祈るばかりです。
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