facebook に何を書くか
【3月21日 記】 facebook に何を書いているかは人によってかなり違う。
もっぱらどこへ行ったとか、何を食ったとか、あるいは子供が卒業したみたいなことを書いている人もいる。
僕はそういうことは書かない(もっとも子供はいないのでそういうことは書けないのだが)と決めているわけでは決してないのだが、ま、結果として滅多に書いていない。
僕は自分が感じたこと、思ったこと、考えたことを書いているケースが多い。
そうするとありがたいのは「思い出」の機能である。
何年前のこの日にあなたはこんな記事を書いていますよ、というのが出てくる。何年も facebook をやっていると、X年前、Y年前と複数の記事が出てくることも少なくない。
それを読み返すと、「ああ、この当時からそんなことを考えていたのか」とか、「このときにはまだそんな風に考えていたのか」とか、「今自分はこういう風に考えているが、この理論構築の萌芽はこの辺りにあったのか」とかいろんなことに気づく。
時代の流れと思考の流れが並行して見えてくるのである。
僕にとって facebook というのは、そんな風に思考を反芻して熟成する場でもある。いや、思考は facebook の中で熟成するのではなく、僕の中で熟成するのだが、僕の中では保存状態がそれほど良くない。
それを完璧な形で保存しておいて、ほどよきタイミングで解凍してくれるのが facebook なのである。このおかげで自分の思考が進む。やっていて良かったと思うことが多い。
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