note 感
【1月28日 記】 note で映画感想文のお題募集があったので、このブログに載せた映画評から4つほど選んで上げてみた。ほんの少しだけ手を入れた部分もあるが、ほとんどここに書いた文章と同じなので URL もここには書かないけれど。
あちこちに文章を書いていると、どう差別化するかという問題がある。もっとも、世の中にはそういうことを全く考えずに、あっちにもこっちにも同じ文章を、しかもシステムを用いて自動的に投稿している人もいるにはいるが。
僕は一応差別化したいほうだ。でも、それほどこだわってもいない。あっちとこっちとを全く同じにする気はないが、あっちとこっちと同じ記事があっても良いと思っている。
note という場は、よく言われるように「書きたい人ばかりが集まっていて、読みたい人がいない」ところである。だから、広く読んでほしいと思って書いても、何か外的な要因が突然ラッキーに働いて爆発しない限りは、そんなには広がらないようだ。
それは自分で書き始めて初めて分かった。
僕が note を始めたのは、ホームページを閉じてしまって、消えてしまった文章も多かったので、まあ、過去に書いたものはともかくとして、今後の文章のストックの場と考えたのである。そう、note はスクロールされて次々に記事が消えて行くブログよりもストック的だろうと思ったのである。
だから、最初は以前ホームページに書いた文章を掘り出してきて、少し手を入れて note に転載するというようなことをしょっちゅうやってきた。
しかし、実際やってみると、note もかなりフロー的な場であった。自分で工夫して作ってきたホームページに比べると一覧性はかなり低いし、やっぱり一部の人気コンテンツだけが雪だるま式に閲覧数を増やし、それ以外は消えて行く場なのだと知った。
決して系統立てて読んでくれたりはしないのである。
事実 note の閲覧傾向を分析して記事を書いている人によると、記事が読まれるのはそれが公開されて1週間ぐらいの間だけなのだそうだ。それは僕の実感と一致する。
ただ、僕は note の悪口を書こうとしているのではない。やり始めて2年で漸くぼんやりとその特性が分かってきたということだ。
まだ何がどうだと整理した形では述べられないのだが、やっぱり note には note にしかない部分があるのであり、一例を挙げるなら、こういうお題募集があったときに、このブログや、昔のホームページに書いた文章を材料にして応募するという形もアリだということだ。
ま、あんまり考えすぎずにいろいろやっていきたいと思う。
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