Pokémon GO 考
【1月29日 記】 Pokémon GO というゲームをプレイしている人がどれくらいいるのかは知らない。一時期のブームに始めて今はもうやめてしまった人もたくさんいるだろう。それでも今なおアクティブなユーザが大勢いるのも確かで、ネット上には結構記事が出ている。
その中には百戦錬磨を誇るような人もいて、「これはこうするのが王道、あれはああやるのが常識」みたいに独善的に指南してくる人もいて、僕はちょっと嫌悪感を覚えていた。遠道であれ邪道であれ、好きなようにやりたいのである。
しかし、あまり人と交わらず我流でやっていると、どうしてもうまく進まないポイントがある。例えば、「フレンドとポケモンを交換する」というフィールド・リサーチ(=ミッション)を達成するのに四苦八苦するのである。
それで去年の11月、ロケットニュースによく Pokémon GO の記事を書いている P.K.サンジュンさんが主催した「フレンドを作る会」に意を決して参加してきたのである。
意を決した割には短時間で帰ってきてしまって3人しかフレンドを作れなかったけれど(笑)
で、こういうところに集まる人たちはガチでやっている人たちである。つまり、僕とは基本的にスタンスが違う。それだけにこういう人たちと交流すると、知らなかったことをたくさん教えてもらえる。
これをやると高いポイントが得られるとか、こういう場合はこういうメリットがあるとか、僕がそういうぼんやりとした形で理解していることを、彼らは①何をどうすればそれが起きるか、②それはいつ起きるか、③それによって何ポイント得られるか、④それにはどんな制約や例外があるか、みたいなことを正確に憶えているのである。
「フレンドを作る会」では最初に「LINE などの連絡手段を交換しましょう」と言われたのだが、僕はなんでそんなものが必要なのか、よく理解できないままだった。
ガチな人たちと一緒にプレイしてみて初めてその意味合いが分かった。お互いにタイミングを合せて何かをやることによってお互いに高いポイントが得られるのである。
僕はそれまでフレンドに対して、「今プレイしてるかな?」と思いながら対戦や交換を呼びかけて、反応がないので「ああ、今はプレイしていないのか」と諦めていたのだが、そんなものは事前に LINE で連絡を取って、何月何日の何時と決めておけば良いのである。
そうか、そんな風にプレイしているのか!と目から鱗が落ちた。
おかげで、このところ、僕の進み具合は速くなった。やっぱり他人のアドバイスなんぞに目もくれず自分の好きなようにプレイするというのも楽しむための極意であるが、それなりに道を極めた人と交わるのも同じく楽しむための極意である。
これって人生と同じではないかな? だから Pokémon GO はやめられない。
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