痛み2題
【12月17日 記】 1年半ぶりに心臓に違和感を覚えた。
すわ狭心症再発か、薬を飲み始めてから完全に治まっていたのになんで?
と思いながら、自分でくよくよ考えている間はドキドキ、ズキンズキンとしていたのが、妻に「最近また時々心臓が痛いので病院に行ってくるわ」と話した辺りから落ち着いてきて、前に診てもらった先生の予約を取った辺りからほとんど下火になってきて、心臓CT検査を受けて心臓には異常なしの診断をもらって以降は症状が雲散霧消した。
心臓や血管に異常はなくても何らかの原因で心臓が痙攣を起こすというようなことはあるのだそうで、例えばその原因がストレスであるとか、不安などの精神的な影響であることもあるのだそうだ。
もうひとつ言えるのは、果たしてそれは本当に心臓の痛みなのか?ということ。例えば肋間神経痛であるとか逆流性食道炎とかによる痛みなのか心臓の痛みなのかということは、却々医者にも見抜けないとのことであった。
それで今回はニトログリセリンを処方してもらって、心臓が痛くなったらそれを舐める。それで症状が改善すれば心臓や血管によるもの。そうでなければ他の原因か、あるいは他の部位の痛みということになる――それを見極めることになった。
そうこうしているうちに今度は背中から腰にかけての痛みが来た。
ああ、この痛みは知っている。これは尿路結石の痛みだ。一度やっているだけに馴染みのある痛みだ。
随分昔に腎臓のエコーをやったときに腎臓に複数の石があると言われた。そのうちのひとつが今年の8月にやっとこさ排出したやつだ。で、今回は別のやつが出てきたんだ!
と思って、医者に行ってきた。ところが、CT検査までやって診察室に入ったら、先生が「石はありません」と言う。「尿管も細くて問題ない」とのこと(石があると尿管が膨らんで太くなるのだそうだ)。
前の時の写真まで引っ張り出してきて「前から石は1個しかなかった」と言う。「エコーだと石じゃないのに石に見えることがあるんですよ」とも言う。
良かったような悪かったよいうな。絶対に骨や筋肉の痛みではない、内臓だ、と思っていただけに、石でないとすれば次は何科の医者に行けば良いのかも見当がつかない。
とは言え、とりあえずお風呂で充分温まって湿布薬を貼ったら少し改善してきたような気もしないではない。
人間の痛みはいい加減なのかもしれない。
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